ArcGIS 接続を受け入れるための PostgreSQL データベース クラスターの設定

デフォルトでは、PostgreSQL データベース クラスターには、同じコンピューター上で実行されているクライアントのみが接続できます。 リモート クライアントがデータベース クラスターに接続し、アクセス可能なデータベースを制御できるようにするには、PostgreSQLpg_hba.conf 構成ファイルを変更します。 pg_hba.conf ファイルに配置するエントリは、サイトでのセキュリティ ポリシーおよび構成に応じて変わります。

また、必要なログインまたはグループ ロールがデータベースに対する CONNECT 権限を持っていることを確認します。

PostgreSQL サーバーからリモートにあるコンピューター上のクライアントから接続できるようにするには、次の手順を実行します。

  1. pg_hba.conf ファイルを変更する前に、このファイルのバックアップ コピーを作成します。
  2. テキスト エディターで pg_hba.conf ファイルを開きます。
  3. 接続するクライアント コンピューターの IP アドレスを追加し、各 IP アドレスが接続できる 1 つまたは複数のデータベースを指定し、接続に使用されるクライアント認証方法を指定します。

    詳細については、PostgreSQL のドキュメントをご参照ください。

  4. pg_hba.conf ファイルを保存して閉じます。
  5. PostgreSQLLinux サーバーにインストールされている場合、pg_ctl reloadpg_reload_conf() などの PostgreSQL 関数を使用して、サーバー構成設定を再読み込みします。
  6. データベースへの接続権限がユーザーに付与されていることを確認します。

    デフォルトでは、Public グループ ロールには PostgreSQL データベース クラスター内のすべてのデータベースに対する CONNECT 権限があります。このため、各ログインまたはグループのロールに特定のデータベースの CONNECT 権限を割り当てる必要があるのは、Public ロールから CONNECT 権限を削除した場合だけです。