ユーティリティ ネットワークを作成すると、事前定義済みのフィーチャクラスおよびテーブルで、構造物ネットワークが、自動的に作成されます。 ユーティリティ ネットワークの構成で次に行う手順は、提供するリソースの各タイプをモデル化するために、1 つ以上のドメイン ネットワークを追加することです。 ドメイン ネットワークには、分配されたリソースが利用者に流れるネットワーク フィーチャが含まれており、システム内で論理的に分離された大きなセクションをモデル化できます。 これらは、管理者がユーティリティ ネットワークを構成したときに定義されます。
ユーティリティ ネットワークでは、2 つのタイプのドメイン ネットワークを作成できます。
- 従来のドメイン ネットワーク - サブネットワーク管理によって、ユーティリティ リソースをモデル化します。 このドメイン ネットワーク タイプは、ソースベースのシステム (回路ブレーカーや変圧器がフローのソースをモデル化する配電システムなど) や、シンクベースのシステム (ポンプ場や水処理プラントをコントローラーとしてモデル化する雨水または下水システムなど) のモデリングに最適です。
- 通信ドメイン ネットワーク - グループ化、配色、高度な回路モデリングのサポートなど、通常、通信業務に関連するフィーチャの高カーディナリティに伴う複雑な処理を行います。
ユーティリティ ネットワークは 1 つ以上のドメイン ネットワークを含むことができ、従来のドメイン ネットワークと通信ドメイン ネットワークの組み合わせにも対応できます。 使用するドメイン ネットワークの数とタイプは、構築するモデルのタイプおよび管理する業種によって異なります。 従来のドメイン ネットワークと通信ドメイン ネットワークにはスキーマに違いがありますが、いずれもネットワークをモデル化するための標準的なクラスで作成されています。
同じユーティリティ リソースの異なるレベルに対して、またはユーティリティが管理する異なるサービスに対して、複数のドメイン ネットワークを作成できます。 たとえば、配水と送水を管理する 2 つの従来のドメイン ネットワークを作成することも、送電を管理する従来のドメイン ネットワークを作成し、通信ネットワークの回路モデリングを行うために別の通信ドメイン ネットワークを使用することもできます。
注意:
すべてのドメイン ネットワークは共通の構造物ネットワークを共有しているので、共通の構造物でサポートされるデバイスやラインが識別しやすくなっています。