システム管理者は、多くの ArcGIS Pro ユーザーのアプリケーション設定を管理できます。
下記の設定は、Pro.settingsConfig ファイルの MapAndScene エレメントに追加する必要があります。
DefaultBasemapJson
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [ベースマップ] > [マップ] をクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- FromPortal (組織のデフォルトのベースマップが追加されます。 これがデフォルト設定です)
- カスタム ベースマップに対応する JSON オブジェクトまたは CIM パス
- 設定なし (空の文字列になります。 ベースマップが追加されません)
次にこの設定の例を示します。
<DefaultBasemapJson isLocked="true">FromPortal</DefaultBasemapJson>
DefaultSceneBasemapJson
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [ベースマップ] > [シーン] をクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- FromPortal (組織のデフォルトのベースマップが追加されます。 これがデフォルト設定です)
- カスタム ベースマップに対応する JSON オブジェクトまたは CIM パス
- 設定なし (空の文字列になります。 ベースマップが追加されません)
次にこの設定の例を示します。
<DefaultSceneBasemapJson isLocked="true">FromPortal</DefaultSceneBasemapJson>
LayerVisibleByDefault
ユーザー インターフェイスで、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [レイヤーおよびテーブルの追加] > [レイヤーの表示設定] > [新しく追加したレイヤーを自動的に表示可能にする] の順にクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- true (デフォルト)
- false
次にこの設定の例を示します。
<LayerVisibleByDefault isLocked="true">true</LayerVisibleByDefault>
DefaultSpatialReference
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [空間参照] をクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- 設定なし (空の文字列になります。 最初の操作レイヤーの空間参照が使用されます。 これがデフォルト設定です)
- 空間参照 .xml ファイル
注意:
アプリケーション経由でデフォルトの空間参照を設定し、レジストリ キー HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\ESRI\ArcGISPro\Settings\UserConfigLocalRoaming からユーザー構成ファイルの場所にアクセスします。 ユーザー構成ファイル内で、DefaultSpatialReference 設定を検索します。 この XML を Pro.settingsConfig ファイルの管理者設定定義内に貼り付けます。
次にこの設定の例を示します。
<DefaultSpatialReference isLocked="true">
				<ProjectedCoordinateSystem 
				xsi:type='typens:ProjectedCoordinateSystem' 
				xmlns:xs='http://www.w3.org/2001/XMLSchema' 
				xmlns:xsi='http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance' 
				xmlns:typens='http://www.esri.com/schemas/ArcGIS/3.1.0'><
				WKT>PROJCS["North_Pole_Lambert_Azimuthal_Equal_Area",
				GEOGCS["GCS_WGS_1984",DATUM["D_WGS_1984",
				SPHEROID["WGS_1984",6378137.0,298.257223563]],
				PRIMEM["Greenwich",0.0],UNIT["Degree",0.0174532925199433]],
				PROJECTION["Lambert_Azimuthal_Equal_Area"],
				PARAMETER["False_Easting",0.0],
				PARAMETER["False_Northing",0.0],
				PARAMETER["Central_Meridian",0.0],
				PARAMETER["Latitude_Of_Origin",90.0],
				UNIT["Meter",1.0],
				AUTHORITY["Esri",102017]]</WKT><
				XOrigin>-12742200</
				XOrigin><YOrigin>-12742200</
				YOrigin><XYScale>10000</
				XYScale><ZOrigin>-100000</
				ZOrigin><ZScale>10000</
				ZScale><MOrigin>-100000</
				MOrigin><MScale>10000</
				MScale><XYTolerance>0.001</
				XYTolerance><ZTolerance>0.001</
				ZTolerance><MTolerance>0.001</
				MTolerance><HighPrecision>true</
				HighPrecision><WKID>102017</
				WKID><LatestWKID>102017</
				LatestWKID></
				ProjectedCoordinateSystem>
</DefaultSpatialReference>
ConfirmTransformation
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [空間参照] > [データ ソースを正しく配置するために地理座標系間の変換が必要な場合、警告を表示する] の順にクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- true
- false (デフォルト)
次にこの設定の例を示します。
<ConfirmTransformation isLocked="true">true</ConfirmTransformation>
IgnoreBasemapForAutoTransform
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [空間参照] > [変換のリスト表示時と自動選択時に、ベースマップ レイヤーの範囲を無視します] をクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- true
- false (デフォルト)
次にこの設定の例を示します。
<IgnoreBasemapForAutoTransform isLocked="true">true</IgnoreBasemapForAutoTransform>
DefaultLabelEngine
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [ラベル エンジン] > [デフォルトのラベル エンジン] の順にクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- Maplex (デフォルト)
- Standard
次にこの設定の例を示します。
<DefaultLabelEngine isLocked="true">Standard</DefaultLabelEngine>
AddDefaultElevationSource
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [地表面の標高サーフェス] をクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- true (デフォルトの標高ソースが追加されます。 これがデフォルト設定です)
- false (標高ソースが追加されません)
次にこの設定の例を示します。
<AddDefaultElevationSource isLocked="true">true</AddDefaultElevationSource>
CustomElevationSourceXml
AddDefaultElevationSource が true に設定されていて、カスタムの標高ソースを使用している場合、この設定を使用します。 ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [地表面の標高サーフェス] > [デフォルトの標高ソース] > [カスタムの標高ソースを使用] の順にクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- 設定なし (空の文字列になります。組織のデフォルトの標高サービスが追加されます。 これがデフォルト設定です)
- カスタム標高ソースのデータ接続 .xml ファイル
注意:
アプリケーション経由でデフォルトの標高ソースを設定し、レジストリ キー HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\ESRI\ArcGISPro\Settings\UserConfigLocalRoaming からユーザー構成ファイルの場所にアクセスします。 ユーザー構成ファイル内で、CustomElevationSourceXml 設定を検索します。 この XML を Pro.settingsConfig ファイルの管理者設定定義内に貼り付けます。
次にこの設定の例を示します。
<CustomElevationSourceXml isLocked="true"> 
				<
				CIMStandardDataConnection xsi:type='typens:CIMStandardDataConnection' 
				xmlns:xsi='http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance' 
				xmlns:xs='http://www.w3.org/2001/XMLSchema' 
				xmlns:typens='http://www.esri.com/schemas/ArcGIS/3.1.0'><
				WorkspaceConnectionString>DATABASE=\\[LOCATION]\Elevation</
				WorkspaceConnectionString><
				WorkspaceFactory>Raster</
				WorkspaceFactory><Dataset>dem30.img</
				Dataset><DatasetType>esriDTAny</
				DatasetType></CIMStandardDataConnection>
</CustomElevationSourceXml>
AreUnRegisteredDatasetsAndCsvBackwardCompatible
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [レイヤーおよびテーブルの追加] > [クエリ レイヤーとテキスト ファイル] > [クエリ レイヤーおよびテキスト ファイルの追加時に ArcGIS Pro 3.1 以前のリリースと互換性のあるフィールド タイプを使用] の順にクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- true
- false (デフォルト)
次にこの設定の例を示します。
<AreUnRegisteredDatasetsAndCsvBackwardCompatible isLocked="true">false</AreUnRegisteredDatasetsAndCsvBackwardCompatible>
ManageFeatureCaching
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [フィーチャ キャッシュ] > [マップ タブからフィーチャ キャッシュを管理] の順にクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- true
- false (デフォルト)
次にこの設定の例を示します。
<ManageFeatureCaching isLocked="true">true</ManageFeatureCaching>
CheckMapsWhenDeleting
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [レイヤーのデータ ソース] > [データ ソースの削除日時:] の順にクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- None - データ ソースが削除されたときに、マップ レイヤーを削除しません。 これがデフォルトです。
- Open - データ ソースが削除されたときに、開いているマップの対応するレイヤーを削除します。
- All - データ ソースが削除されたときに、すべてのマップの対応するレイヤーを削除します。
次にこの設定の例を示します。
<CheckMapsWhenDeleting isLocked="true">None</CheckMapsWhenDeleting>
CheckMapsWhenRenaming
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [レイヤーのデータ ソース] > [データ ソース名の変更日時:] の順にクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- None - データ ソース名が変更されたときに、マップ レイヤーを更新しません。
- Open - データ ソース名が変更されたときに、開いているマップのレイヤーを更新します。 これがデフォルトです。
- All - データ ソース名が変更されたときに、すべてのマップのレイヤーを更新します。
次にこの設定の例を示します。
<CheckMapsWhenRenaming isLocked="true">None</CheckMapsWhenRenaming>
ContentsPanePointLegendPatchSizeLimit
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [コンテンツ ウィンドウ] > [ポイント シンボルの凡例のパッチ サイズ制限] の順にクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は、0 ~ 1000 pt の値です。 デフォルト値は 48 です。
次に例を示します。
<ContentsPanePointLegendPatchSizeLimit isLocked="true">48</ContentsPanePointLegendPatchSizeLimit>
DefaultQueryBuilderMode
ユーザー インターフェイスでは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [検索条件設定] > [デフォルトの検索条件設定モード] の順にクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- Designer - デフォルト モードを、句を使用してクエリを対話的に構築する SQL Designer に設定します。 これがデフォルトです。
- Editor - デフォルト モードを、SQL 構文でクエリを直接作成する SQL Editor に設定します。
注意:
ArcGIS Data Reviewer では、クエリ属性チェックを除き、検証属性ルールとデータ チェックの実行のワークフローでこの設定は考慮されません。
<DefaultQueryBuilderMode isLocked="true">Designer</DefaultQueryBuilderMode>
PermitMapTips
ユーザー インターフェイスでは、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [表示] タブで [マップチップの表示] をクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- true
- false (デフォルト)
次にこの設定の例を示します。
<PermitMapTips isLocked="true">false</PermitMapTips>
DisplayTheseScalesWhenZooming
ユーザー インターフェイスでは、マップの [縮尺プロパティ] ダイアログ ボックスで [ズーム時にこれらの縮尺のみ表示] をクリックすると、対応する設定にアクセスできます。
設定可能な値は次のとおりです。
- true
- false (デフォルト)
次にこの設定の例を示します。
<DisplayTheseScalesWhenZooming isLocked="true">false</DisplayTheseScalesWhenZooming>