ArcGIS Pro 3.5 のリリース ノート

ArcGIS Pro の各「メジャー、マイナー、パッチ リリース」には、Esri テクニカル サポートに報告された不具合の修正が含まれています。 修正された不具合は、修正された問題の一覧で報告されます。

ArcGIS Pro 3.x とそれ以前のリリース間の互換性については、「ArcGIS Pro 2.x から 3.x への移行」をご参照ください。

修正された問題の一覧

3.5 で修正された問題の一覧 [PDF] をご参照ください。

  • .pdf ファイルにある問題の詳細については、Esri テクニカル サポート Web サイトで不具合番号を検索してください。
  • パッチがリリースされると、.pdf ファイルが更新されます。

注意:

各リリースの ArcGIS Pro のビルド番号とリリース日は、Esri テクニカル サポート Web サイトにリストされています。

新機能

メジャーおよびマイナー リリースでは新しい機能も導入されています。これは、「ArcGIS Pro の新機能」で説明されています。

削除と非推奨のお知らせ

ArcGIS Pro の今後のバージョンで機能が削除されることが決定した場合、お知らせがリリースされます。 お知らせでは、削除される内容が説明されているためワークフローに影響するかどうかを評価でき、代替機能の説明によりワークフローから同様の結果を得る別の方法を見つけることができます。また、削除が行われる時期も、決定していれば明記されるので、更新のスケジュールを設定できます。 Esri テクニカル サポート Web サイトに、ArcGIS Pro における非推奨のお知らせがリリース別に記載されています。

ArcGIS Pro に影響するサードパーティの非推奨

Snowflake

Snowflake はパスワードによる単一要素認証のサポートを年内で終了します。 これは、ArcGIS Pro のすべてのリリースから Snowflake への接続に影響します。 Snowflake のデータに引き続きアクセスできるようにするために必要な手順については、「Esri 技術資料 35129」および ArcGIS ブログ記事「Snowflake による単一要素認証のブロック: 知っておくべきこと」をご参照ください。

Bing Maps

Bing Maps は 2028 年に廃止され、Azure Maps に置換されます。 Bing Maps から Azure Maps への移行の手順については、Microsoft Azure のドキュメントをご参照ください。

ArcGIS Pro 3.5 で削除された機能

以降のサブセクションでは、ArcGIS Pro 3.5 で削除された機能について説明します。

ArcGIS Workflow Manager (Classic) のサポート

ArcGIS Pro 3.4ArcGIS Workflow Manager (Classic) がサポートされる最後のリリースです。 Workflow Manager (Classic) ツールボックスおよび ArcPy モジュールは非推奨になりました。

Workflow Manager (Classic) の非推奨の詳細

Topographic Production ツールボックスのワークフロー ツールセット

Workflow Manager (Classic) と統合していたワークフロー ツールセットは非推奨となり、ArcGIS Pro 3.5 リリース時に削除されました。

削除されたツールについては Topographic Production ツールボックスの履歴を、ArcGIS Workflow Manager サービス ベースのアーキテクチャへの移行については ArcGIS ブログ記事「ArcGIS Workflow Manager のリソース」をご参照ください。

Network Analyst エクステンションの VBScript ベースのエバリュエーター

VBScript を使用したネットワーク データセット フィールド スクリプトおよびエレメント スクリプトのエバリュエーターは非推奨となり、VBScript ベースのエバリュエーターのサポートは ArcGIS Pro 3.5 リリース時に削除されました。 Esri テクニカル Web サポート サイトの非推奨のお知らせおよび VBScript から Python への移行の記事をご参照ください。

ArcGIS Pro 3.5 でのライセンスの変更

ArcGIS Pro 3.4 では、LocateXT がエクステンションとしてライセンスされていました。 ArcGIS Pro 3.5 では、エクステンションではなくなりました。 LocateXT と同様の機能は、Standard または Advanced ライセンスで、ArcGIS Pro で直接使用できます。

今後のリリースで削除される機能

以降のサブセクションでは、ArcGIS Pro 3.5 より後のリリースでの削除が予定されている機能について説明します。

IBM Db2 11.1 のサポート

ArcGIS Pro 3.5 および ArcGIS Enterprise 11.5 は、IBM Db2 11.1 をサポートしている最後のリリースです。 ArcGIS を使用してこのデータベース管理システムのバージョンのデータにアクセスする場合、今後のバージョンの ArcGIS で使用できるようデータベースをアップグレードする必要があります。

PostgreSQL 13.x のサポート

ArcGIS Pro 3.5 および ArcGIS Enterprise 11.5 は、PostgreSQL 13.x をサポートしている最後のリリースです。 ArcGIS を使用してこのデータベース管理システムのバージョンのデータにアクセスする場合、今後のバージョンの ArcGIS で使用できるようデータベースをアップグレードする必要があります。

コンパニオン ArcGIS Pro および ArcGIS Enterprise バージョン

ArcGIS は、さまざまなニーズに合わせて複数の製品で拡張できるシステムです。 よく一緒に使用される 2 つの製品は、ArcGIS ProArcGIS Enterprise です。 この 2 つの製品のメジャー バージョンとマイナー バージョンは一緒に開発され、それぞれが数か月以内にリリースされるため、共通の機能を導入および改善できます。

ArcGIS Pro および ArcGIS Enterprise の以前のバージョンと新しいバージョンでは、ほとんどの機能が一緒に動作しますが、コンパニオン バージョンを揃えることをお勧めします。 揃えることが難しい場合は、2 つのコンパニオン バージョンの範囲内に維持することをお勧めします。 コンパニオン バージョンを次の表に示します。

ArcGIS Pro バージョンArcGIS Enterprise バージョン

ArcGIS Pro 3.5

ArcGIS Enterprise 11.5

ArcGIS Pro 3.4

ArcGIS Enterprise 11.4

ArcGIS Pro 3.3

ArcGIS Enterprise 11.3

ArcGIS Pro 3.2

ArcGIS Enterprise 11.2

ArcGIS Pro 3.1

ArcGIS Enterprise 11.1

ArcGIS Pro 3.0

ArcGIS Enterprise 11.0

ArcGIS Pro 2.9

ArcGIS Enterprise 10.9.1

ある機能に対して特定の最小ソフトウェア バージョンの組み合わせが必要な場合は、その機能のドキュメントに記載されています。

ArcGIS の使用許諾

ArcGIS の使用許諾は、「Esri 法的情報 Web サイト」に記載されています。

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