Business Analyst ライセンスで利用できます。
Business Analyst Web App で作成したレポート テンプレートおよびインフォグラフィックス テンプレートは、ArcGIS Pro にインポートし、サマリー レポート ツールで実行できます。 インフォグラフィックス テンプレートおよびレポート テンプレートの作成時に、インポートしたテンプレートを開いて編集することもできます。
インポートしたテンプレートとそれに対応するデータは、ArcGIS Pro でアクティブなインストール済み Business Analyst データセットの一部となり、そのデータセットを通じてのみアクセスできます。 テンプレートをインポートすると、次のアイテムが ArcGIS Pro にダウンロードされます。
- 統計データ コレクション (SDCX) 形式のカスタム データ。 SDCX のダウンロードは任意です。 この設定は、高度なインポート設定で変更できます。 SDCX をダウンロードする場合は、SDCX の作成元のフィーチャ レイヤーもローカル ジオデータベースにダウンロードされます。
- テンプレート フォルダー。
テンプレートのインポート
インポート処理を開始する前に、組織サイトにサイン インします。 レポート テンプレートまたはインフォグラフィックス テンプレートを ArcGIS Pro にインポートするには、次の手順に従います。
- Business Analyst データ ソースをローカル Business Analyst データセットに設定します。
注意:
ArcGIS Pro で選択するデータセットには、Business Analyst Web App でテンプレートによって使用されるものと同じ変数が含まれている必要があります。つまり、国とリリースの年代の両方が一致する必要があります。
たとえば、Business Analyst Web App で Canada 2022 オンライン データセットの変数によってテンプレートを構築した場合は、テンプレートをインポートする前に、ArcGIS Pro で CAN_ESRI_2022 というインストール済み Business Analyst データセットに接続する必要があります。
- リボンの [表示] タブをクリックして、[カタログ] ウィンドウを開き、[ウィンドウ] グループの [カタログ ウィンドウ] をクリックします。
- [カタログ] ウィンドウで、[ポータル] タブをクリックし、テンプレートを選択します。
- Business Analyst Web App で作成したテンプレートを参照するには、[マイ コンテンツ] をクリックしてから、[Report Templates] フォルダーを開きます。
- 組織または特定のグループで共有されているテンプレートを参照するには、[組織] または [マイ グループ] をクリックします。
- レポート テンプレートを右クリックして、[テンプレートのインポート] をクリックします。
処理中に進捗状況インジケーターが表示され、完了すると [テンプレートのインポート] ウィンドウが開きます。 インポートの成功とファイルの場所を示すメッセージが表示されます。
- 必要に応じて、[高度なインポート設定] ボタンをクリックし、出力場所を変更したり、カスタム データへのアクセスを管理したり、追加情報を表示したりします。
- [OK] をクリックします。
テンプレートが ArcGIS Pro にインポートされると、サマリー レポート ツール内の [レポートの作成] ドロップダウン メニューの [マイ レポート] ノードの下で、そのテンプレートを選択できるようになります。 インフォグラフィックス テンプレートおよびレポート テンプレートの作成時に、インポートしたテンプレートを開いて編集することもできます。
インポートされたテンプレートの場所の設定
ArcGIS Pro にインポートされたテンプレートを保存する場所を設定できます。 デフォルトでは、テンプレートと付属のカスタム データは、[Business Analyst Templates] フォルダーにインポートされます。
- ArcGIS Pro プロジェクトで、[プロジェクト] タブをクリックします。
- [オプション] をクリックします。
- [オプション] ダイアログ ボックスの [アプリケーション] 見出しの下で、[Business Analyst] をクリックします。
- [レポート テンプレートのオプションの設定] で、次のいずれかを実行します。
- [プロジェクトのホーム フォルダーを使用] を選択します。
- [この場所を使用] を選択して、使用しているコンピューターのフォルダーに移動します。
- [OK] をクリックして、[オプション] ダイアログ ボックスを閉じます。
高度なインポート設定
[高度なインポート設定] ダイアログ ボックスでは、テンプレート、関連する Business Analyst データセット、および付属のカスタム データセットに関する情報が提供されます。 このダイアログ ボックスでは、付属のカスタム データへのアクセス方法を定義することもできます。 このダイアログ ボックスには、[一般情報] セクションと、テンプレートにカスタム データが含まれている場合に表示される追加のセクションがあります。
[一般情報] セクションでは、テンプレートに関する次の情報が提供されます。
- [レポート名] - インポートされたレポート テンプレートのタイトル。
- [ソースの国] - レポートがデータを返すことができる国。
- [ソース階層] - テンプレートのデータが作成されたデータの年代。
注意:
テンプレートをインポートする際、ソース階層は、テンプレートが構築されたデータ ソース以外のデータ ソースでテンプレートを使用する機能に影響を与える可能性があります。 ライセンスを持っていないデータ ソースの一部である変数がテンプレートに含まれている場合は、そのテンプレートを実行できません。
- [インポートしたテンプレートのローカル データセット] - サマリー レポート ツールでレポート テンプレートにアクセスするために ArcGIS Pro でアクティブである必要がある、インストール済み Business Analyst データセット。
- [インポートされる変数の数] - テンプレートに含まれている変数の数。
レポート テンプレートにカスタム データが含まれている場合、このダイアログ ボックスには、テンプレートに含まれている変数とともに、各統計データ コレクションを表す追加のセクションが表示されます。 これらのセクションには、対応する統計データ コレクションの名前でタイトルが付けられます。 これらのセクションには、各カスタム データセットに関する次の情報とオプションが含まれています。
- [ソース フィーチャ サービスの URL] - オンライン カスタム データセットの URL。
- [インポートされる変数の数] - テンプレートに含まれている、カスタム データセットの変数の数。
- [既存の SDCX ファイルのインポートまたは使用] - カスタム データへのアクセス方法を定義します。 SDCX をローカル コンピューターにダウンロードするか、コンピューター上に存在する別の SDCX から変数にアクセスするかを選択できます。 デフォルトでは、SDCX をインポートします。 まず、[既存の SDCX ファイルのインポートまたは使用] ドロップダウン メニューから [既存のローカル SDCX ファイルを参照] を選択してから、[既存のローカル SDCX の場所] パラメーターの横にあるフォルダー ボタンをクリックすることで、これを変更できます。 最後に、既存のローカル SDCX を参照して選択し、[OK] をクリックします。
- [新しいローカル SDCX の場所] - ダウンロードされる SDCX の場所と名前。
- [既存のローカル SDCX の場所] - 既存のローカル SDCX (テンプレートに含まれる、このカスタム データセットの変数を含む) を参照できるフォルダー ボタン。
[OK] をクリックし、[高度なインポート設定] ウィンドウと [テンプレートのインポート] ダイアログ ボックスを閉じます。 これにより、カスタム データのダウンロードが開始され、変更内容が適用されます。