ArcGIS Pro 用のカスタム ジオプロセシング ツールの分析

カスタムのモデル ツールおよびスクリプト ツールの一部は、ArcGIS Pro では動作しないか、更新が必要になります。 これは、ジオプロセシング ツールに対する変更 (一部のツール、オプション、およびデータ形式のサポートの終了)、または Python のバージョンが 2.x から 3.x に変更されたことによるものです。 ジオプロセシング ツールおよびオプションを使用してカスタム ツールとツールボックスを解析し、サポートされていないツールとオプションを確認して、これらを ArcGIS Pro で動作するように更新できます。

ArcGIS Pro で実行するツールの分析ツール

[ArcGIS Pro で実行するツールの分析 (Analyze Tools For Pro)] ツールを使用すると、ツールボックスまたは Python スクリプト ファイルを解析して、これらがサポートされているかどうか、および更新のための手順を確認できます。 ツールボックスを解析する場合、サポートの確認はツールボックス内のすべてのツールに対して行われます。

ジオプロセシング オプション

ツールに加え、[ArcGIS Pro で実行するツールの分析] ジオプロセシング オプションを使用することで、実行中のすべてのカスタム ツールを自動的に分析し、エラーが発生していないことや、サポートされていないツールまたは関数が使用されていないことを確認できます。 カスタムのモデル ツールまたはスクリプト ツールに、サポートされなくなったデータ形式やツールへの参照が含まれている場合は、エラー メッセージが返されます。

Python コードの確認

このツールとオプションでは、fissix モジュールを使用して Python コードを確認します。 fissix モジュールは、非推奨となっている Python lib2to3 ライブラリーのモダナイズされたバックポートです。