[式] コントロールを使用して、フィールド値を計算できる式や、ラベル、ポップアップ、チャート、シンボルを構成できる式を構築します。 [式] コントロールは、[フィールド演算 (Calculate Field)] ツールの [式] パラメーター、ラベル式、属性ルール、シンボル、チャートなど、ArcGIS Pro 内の複数の場所にあります。
[式] コントロールは、次の式のタイプをサポートしています。Arcade、Python、VBScript、SQL、JScript (ただし、コントロールのすべてのインスタンスが各タイプをサポートしているわけではありません)。
[式] コントロールには、式を構築するための次のエレメントが含まれます。
- [フィールド] - レイヤーまたはデータセットのフィールドのリスト内にあるフィールド名をダブルクリックして、フィールド名を式に追加します。 フィールド名には、フィールド タイプに応じて区切り文字が含まれます。
- [関数] または [ヘルパー] - リストの関数をダブルクリックして、関数コードを式およびコード ブロックに追加します。 すべての式言語またはタイプが同じ関数をサポートしているわけではありません。 各関数は、その式のタイプに適切な構文を使用します。
注意:
表示設定がオフになっているフィールドは表示されません。
- [値の挿入] - [フィールド] リストで選択したフィールドからフィールド値を挿入します。 選択したフィールドにドメインが含まれる場合、そのドメイン値は、[値の挿入] ドロップダウン メニューに個別に表示されます。
- [消去] ボタン
- 式の値を消去します。
- [確認] ボタン
- 式に構文エラーがないか確認します。
- [インポート] ボタン
- 参照ダイアログ ボックスを開き、既存の計算ファイルを (.cal) 選択して、式とコード ブロックを読み込みます。
- [エクスポート] ボタン
- 式の値とコード ブロックを計算ファイル (.cal) に書き込みます。
フィールド演算
[フィールド演算 (Calculate Field)] ツールの [式] パラメーターを使用して、データセットのフィールド値を計算する式を構築します。 式には、1 つのフィールド値、テキスト ("Text" など、常に引用符で囲む)、または数値を使用できます。 複数のフィールド、演算子、関数を使用して式を構築することもできます。
上記のエレメントに加えて、[フィールド演算 (Calculate Fields)] ツールの [式] パラメーターには、次のエレメントも含まれます。
- [演算子] - クリックして、加算、減算、乗算、除算など、基本的な数学演算子を式に追加できるボタン。
- [コード ブロック] - Python 式と VBScript 式では、コード ブロック内で 1 つ以上の関数を使用するより複雑な式をサポートしています。 コード ブロックには、マルチライン コード、ループ、分岐を含めることができます。 コード ブロックの結果が式に渡される必要があるため、コード ブロックが式に関連付けられている必要もあります。
- [最近]
- 最近使用した式のリストから式を選択します。 このツールは、ツールの実行時に最近使用した式を保存し格納します。 構文エラーまたは無効な式のエラーが生じている式は保存しません。 このツールは、最近使用した式をユーザー プロファイルに保存して、複数のプロジェクトで利用できるようにします。