方向セミバリオグラム/共分散関数を使用した異方性の説明

Geostatistical Analyst のライセンスで利用可能。

2 次元空間で作業しているため、セミバリオグラム関数と共分散関数は距離だけでなく方向によっても変化することが予想されます。 これを異方性と呼びます。

セミバリオグラム関数と共分散関数の詳細

2 つのポイント si と sj、およびそれらを隔てるベクトル si - sj について考えます。 このベクトルは x 軸上と y 軸上の距離を持ちます。 あるいは、極座標で距離と角度を持つベクトルと考えることもできます。 ここではセミバリオグラムについて異方性を説明しますが、共分散関数でも考え方はほぼ同じです。

等方性モデルはすべての方向で同じであるのに対し、異方性モデルは方向によってシルに達する速さが異なります。 シルまでの距離が長い方の軸の長さをメジャー レンジと呼び、シルまでの距離が短い方の軸の長さをマイナー レンジと呼びます。また、メジャー レンジとなるラインの回転角度もあります。 Geostatistical Analyst では、経験的セミバリオグラム サーフェス上にレンジのアウトラインが青色で示されます。

異方性の図