Geostatistical Analyst のライセンスで利用可能。
指標クリギングは以下のモデルを仮定します。
I(s) = µ + ε(s)
ここで、µ は未知定数、I(s) は 2 値変数です。 連続データに閾値を使用して 2 値データが作成される場合と、観測データが 0 か 1 である場合があります。 たとえば、ある地点が森林環境か非森林環境であるかについての情報から成るサンプルがあるとした場合、2 値変数はクラス メンバーシップを示します。 指標クリギングは 2 値変数を使用して通常クリギングと同じ処理を行います。
以下の図では、閾値についてに示す閾値を使用してデータが 2 進値に変換されています。
観測された 2 値データは白抜きの四角形で示されています。 すべての指標変数の未知の平均値 µ は破線で示されています。 これを通常クリギングと比較することができます。 通常クリギングと同様に、ε(s) は自己相関しているとします。 指標変数は 0 または 1 であるため、内挿値は 0 ~ 1 になり、指標クリギングからの推定は、変数が 1 である (1 が示すクラスに存在する) 確率として解釈することができます。 指標変数の作成に閾値が使用されている場合、生成された内挿マップでは閾値を超える (または下回る) 確率が示されます。
複数の閾値を選択することで、同じデータセットに複数の指標変数を作成することが可能です。 この場合、1 つの閾値によってコクリギングのプライマリ指標変数が作成され、もう 1 つの指標変数はセカンダリ変数として使用されます。
指標クリギングでは、セミバリオグラムまたは共分散 (自己相関を表す数学形式) のいずれかを使用することができます。