以下の手順では、ArcGIS Pro のステレオ マッピング向けに 3DTV アクティブ シャッター IR (InfraRed) 3D Vision キットを設定する方法について説明します。 これらの手順は、Windows 10 オペレーティング システムに基づきます。
要件と前提条件
次のハードウェア、ソフトウェア、デバイスが必要です。
- インストールされライセンス認証された ArcGIS Pro (Standard) 2.4 以降
- 有効化された ArcGIS Image Analyst エクステンション
- コンピューター システムに接続された、120Hz の最小リフレッシュ レートをサポートする 3D ステレオスコピック モニター
- ステレオ表示をサポートし、ブラケットを使用して 3 ピン ミニ DIN 接続が組み込まれているまたは接続されている Quadro グラフィックス カードを搭載したデスクトップ コンピューター。
手順については、「ステレオ表示マッピングのための NVIDIA Quadro GPU と 3D モニターの設定」をご参照ください。
- 3DTV Corp Generation 2 (Gen 2) マルチプロトコル IR エミッター
- 3DTV Corp Model-N 3D グラス
次の手順を開始する前に、3DTV 3D Model-N RF 3D グラスに付属の USB ケーブルを使用して 3D グラスを充電します。
3DTV ステレオ表示コンポーネントの設定と構成
3DTV Corp アクティブ シャッター IR 3D Vision キットを構成および設定するには、以下の手順に従います。
- コンピューターの電源がオフになっていることを確認します。
- コンピューターの背面にあるグラフィックス カードのミニピン ポートに Gen 2 IR エミッターを接続します。
- ステレオ表示をサポートするディスプレイ ケーブルとデュアル リンク DVI-D ケーブルを使用して、モニターが CPU に接続されていることを確認します。
- コンピューターとモニターの電源を入れます。
コンピューターの電源がオンになり、グラフィックス カードから 3D 信号が受信されていると、Gen 2 IR エミッターの中央の赤色灯によって、電力が供給されていることがわかります。
- エミッターの下側にあるプロトコル ボタンを 1 回押すと、LED の色が赤色からオレンジ色に変わります。
これにより、エミッターと Model-N 3D グラスが同期されます。
- グラス アーム上部のスイッチを使用して、Model-N 3D グラスの電源をオンにします。
ステレオ表示のために ArcGIS Pro を有効化したら、グラスとエミッターを使用する準備は完了です。
ArcGIS Pro でのステレオ表示の有効化
ArcGIS Pro でステレオ表示を有効にするには、使用するステレオ ハードウェアのタイプに応じて適切なステレオ モードを有効にします。
- ArcGIS Pro を起動します。
- [プロジェクト] タブをクリックしてから [オプション] をクリックします。
- [オプション] ダイアログ ボックスで、[表示] タブをクリックします。
- [ステレオ表示モード] で、[3D シャッター グラス] を選択します。
- [OK] をクリックします。
プロジェクトが再起動し、新しい設定が有効になります。 これで、コンピューター システム、3D Vision キット、ArcGIS Pro を 3D ステレオ表示モードで操作する準備ができました。