Network Analyst では、ネットワーク データセットに対して解析を実行できます。 このような解析には、最短パスと到達圏ポリゴンの検出、最寄り施設の特定、最適な場所の選択、保有車の最適なルートの検出があります。
ネットワーク解析レイヤーの作成には、ローカル ネットワーク データセットが使用されるか、ArcGIS Online または Portal for ArcGIS でホストされている物流サービスが使用されます。
注意:
ArcGIS Online を使用して解析する場合は、その解析で、ArcGIS Online クラウドに格納されている高品質な世界規模のネットワーク データセットが参照され、「ArcGIS Online クレジット」が使用されます。 また、自分のコンピューターのローカルに保存した独自のネットワーク データセットを使用するか、または ArcGIS Enterprise を使用して、独自のネットワーク データセットを使用する「ルート検索サービスを公開」して Enterprise ポータルでサービスを構成し、ArcGIS Pro で利用することもできます。ネットワーク解析レイヤーを作成するには、次の手順を実行します。
- 必要に応じて、[挿入] > [新しいマップ] の順にクリックして、新しいマップを挿入します。
- [解析] タブの [ワークフロー] グループで、[ネットワーク解析] ドロップダウン メニューをクリックします。
ウィンドウが開き、ネットワーク データ ソースの情報と、作成できるネットワーク解析レイヤーのタイプが表示されます。
- [ネットワーク データ ソース] セクションで、ネットワーク データ ソースを確認します。 新しいネットワーク解析レイヤーは、このネットワーク データセットまたはサービスを使用してネットワーク解析を計算します。 作成する新しいネットワーク解析レイヤーのネットワーク データ ソースを変更するには、ステップ 4 ~ 6 を実行します。変更しない場合は、ステップ 7 に進みます。
- [データ ソース] ボタンをクリックします。
[ネットワーク データ ソースの選択] ダイアログ ボックスが表示されます。
- 使用可能なネットワーク データセットのリストから選択するか、[参照] ボタンをクリックして、使用するネットワーク データセットの場所を参照します。
- [OK] をクリックします。
選択したネットワーク データセットがネットワーク データ ソースとして使用されます。 また、[ネットワーク データ ソースの選択] ダイアログ ボックスを次回開いたときに、ネットワーク データセットが使用可能なネットワーク データセット ソースのリストに表示されます。
注意:
ネットワーク解析レイヤーを作成するために選択したネットワーク データ ソースに応じて、データ ソースの選択内容を表すアイコンが解析に表示されます。 - [新しいネットワーク解析タイプ] セクションで、解析レイヤーのタイプを選択します。
新規に作成されたネットワーク解析レイヤーは、[コンテンツ] ウィンドウに追加されます。