リニア スペクトル分解関数

Image Analyst ライセンスで利用できます。

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

概要

サブピクセル分類を実行し、ピクセルごとに異なる土地被覆タイプの部分存在量を算出します。

備考

リニア スペクトル分解関数は、複数の土地被覆タイプを含む個々のピクセルについて、部分被覆を計算します。 各バンドが、各土地被覆クラスの部分占有率に対応するマルチバンド レイヤーを生成します。 たとえば、光合成植生、露出土壌、枯れた植生や非光合成植生を特定するマルチスペクトル画像で、土地被覆分類を行う際に使用できます。

出力マルチバンド ラスターの順番は、入力スペクトル プロファイルの順番と同じです。

クラスの数は、入力ラスターのバンド数を超えることはできません。 たとえば、8 バンド ラスターからは 9 個のクラスについての情報は抽出できません。

ポリゴン フィーチャには、以下のフィールド名が必要です。

  • classname - クラス カテゴリー名を示すテキスト フィールド。
  • classvalue — 各クラス カテゴリーの整数値を含む long integer フィールド。

各土地被覆クラスの部分占有率を計算すると、方程式の解にはマイナスの係数または分数が含まれることがあります。 その場合は、その数値が各クラスを正確に表していることを、入力スペクトル プロファイルのトレーニング サンプルで確認できます。 正確である場合は、[出力値オプション][負以外] を選択します。

この関数は、多次元ラスター レイヤーを処理できます。 結果は多次元ラスターで、その各スライスが各土地被覆クラスの部分占有率を含むマルチバンド レイヤーです。

[連続体の削除] チェックボックスをオンにすると、ローカル スペクトルの最大値間を接続する直線セグメントを使用して、凸包がスペクトルを覆うように配置されます。 連続体は、画像と入力スペクトルでピクセルごとに実際のスペクトルに分割されることで削除されます。 これにより、共通のベースラインの吸収特性を比較できるようになります。

パラメーター

パラメーター名説明

ラスター

入力ラスター。

スペクトル プロファイル タイプ

異なる土地被覆のスペクトル情報。

スペクトル プロファイル

入力 スペクトル プロファイル ファイル。

トレーニング フィーチャ

入力 トレーニング フィーチャ ファイル。 サポートされているファイル形式には、.esl.sli.ecd.json があります。

負以外

出力ピクセル値を定義するためのオプションを指定します。

  • オン - 負の出力値はありません。
  • オフ - 分数の土地被覆に負の値があります。

合計が 1

出力ピクセル値を定義するためのオプションを指定します。

  • オン - 各ピクセルのクラス値は小数形式で提供され、すべてのクラスの合計は 1 になります (例: Class1 = 0.16、Class2 = 0.24、Class3 = 0.60)。
  • オフ - ピクセルですべてのクラスの合計は 1 になります。

連続体の削除

スペクトルが、画像または参照データから正規化されます。

  • オン - スペクトルの正規化のために、連続体が削除されます。
  • オフ - 連続体は削除されません。

関連トピック


このトピックの内容
  1. 概要
  2. 備考
  3. パラメーター