エリアにポイント フィーチャではなくポリゴンを使用する利点

ポリゴンは、行政界、郵便番号、目標物を表す参照データに適したジオメトリ タイプです。これは、ポリゴンによって、精度の高いリバース ジオコーディング結果が提供され、「ロケーターの作成」ツールが、複数ロールのロケーターで空間リンクを通じて「欠落している属性を復元」することが可能になるためです。 ポリゴンを使用して、ポイント住所ロールまたはパーセル ロールに基づいてロケーターを構築すると、リバース ジオコーディング結果が最適化されます。 これに対し、ポイント フィーチャを参照データとして使用してロケーターを構築すると、ロケーターのサイズが縮小されます。これは、ポリゴン フィーチャを格納するよりも少ないディスク スペースで済むためです。 参照データにポリゴン フィーチャを使用することを推奨するロールの詳細については、「プライマリ ロケーター ロール」をご参照ください。

リバース ジオコーディングでは、入力位置の近くにストリートがない場合、公園、大学、動物園、または空港を表す大規模なポリゴン フィーチャが返されることがあります。 その位置がこのタイプのフィーチャの境界内にない場合は、郵便番号または行政界 (市など) が返されます。 入力位置が複数の境界と交差している場合は、面積が最も小さいフィーチャが返されます。 リバース ジオコーディングの検索許容値は、単一ロールのロケーターの場合、[ロケーターのプロパティ] ダイアログ ボックスの「リバース ジオコーディングをサポートするフィーチャ」設定で単一のフィーチャ タイプのみが選択されている場合、または [リバース ジオコード (Reverse Geocode)] ツールの [フィーチャ タイプ] 値として単一のフィーチャ タイプのみがオンになっている場合、「検索許容値の階層」で制限されるか、500m になります。 リバース ジオコーディングを実行しており、POI、パーセル、郵便番号、行政界の結果を返したい場合は、ロケーターを作成する際にこれらのフィーチャを表すポリゴンを使用します。 入力がフィーチャの境界と交差する場合は、リバースの結果が返されます。 リバース ジオコーディングに使用される階層の詳細については、「要約された階層テーブル」をご参照ください。