Oracle Data Guard を使用すると、読み取りアクセス専用のスタンバイ データベースの 1 つに接続できます。 これによって、マップ サービスを介したデータへのアクセスや、オフラインに取得するマップに検索専用の同期可能なフィーチャ サービスを参照目的で含めるような操作の負荷を、プライマリ データベースから取り除くことができます。
通常 ArcGIS から Oracle データベースに接続するのと同様に、スタンバイ データベースに接続します。
読み取り専用データベースに接続する場合、以下の点に注意してください。
- ユーザーか、ユーザーが実行するツールまたはプロセスが、ArcGIS Pro またはフィーチャ サービス (Web フィーチャ レイヤー) で 1,000 を超えるフィーチャを選択すると、情報をキャッシュするテーブルがジオデータベースに作成されます。 このテーブルは、読み取り専用データベースには作成できません。そのため、このような選択を行うと、[読み取りアクセス専用に開かれたデータベース] というメッセージが表示されて失敗します。
- マップに読み取り専用データベースのデータが含まれている場合、編集可能なフィーチャ サービスの公開は失敗しませんが、公開されたフィーチャ サービスを介してデータを編集することはできません。
- ArcGIS Pro から Oracle Data Guard データベースへの接続中に、フェイルオーバーが発生し、そのデータベースへのアクセスが中断された場合は、再接続する必要があります。
ArcGIS Server サイトまたは ArcGIS Enterprise 組織で実行される Web サービスは、データベースが使用可能になると自動的に接続を再開します。