履歴管理を無効にすると、編集内容がアーカイブ クラスに保存されなくなりますが、既存の履歴レコードへの処理を決定する必要があります。 履歴管理を無効にする際に、履歴レコードを削除するかどうかを指定します。
履歴レコードを削除しない場合は、履歴レコードを含むアーカイブ テーブルが [カタログ] ウィンドウに表示されます。 テーブルには、履歴管理が有効になっていた間に実行された編集ごとに、適切な From 属性と To 属性が含まれています。 履歴管理を無効化するテーブルごとに 1 つのアーカイブ テーブルが生成されます。 たとえば、3 つのフィーチャクラス (catch_basins、storm_drains、および gutters) を含むフィーチャ データセットの履歴管理を無効化し、アーカイブを削除しないことを選択した場合、ジオデータベースには 3 つのテーブル (catch_basins_h、storm_drains_h、および gutters_h) が表示されます。
履歴管理を無効にする際には、次の点に留意してください。
- トラディショナル バージョン対応登録されたデータセットの場合は、バージョン対応登録を解除する前に、データセットに対する履歴管理を無効にしておく必要があります。
- ブランチ バージョン対応登録されたデータセットの場合は、履歴管理を無効にすることができません。 履歴管理は、バージョン対応登録解除プロセスの実行時に無効になります。
- 履歴管理が有効なデータセットを削除すると、履歴レコードはデータベースのアーカイブ テーブル (<テーブル名>_H) に維持されます。
トラディショナル バージョン対応登録されたデータまたはバージョン非対応データに対する履歴管理を無効にするには、次の手順を実行します。
- [カタログ] ウィンドウ の [データベース] フォルダー にあるエンタープライズ ジオデータベースにデータセット所有者として接続します。
- 該当するデータセットを右クリックして [管理] をクリックします。
[管理] タブがアクティブの状態で [プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [履歴管理] をオフにして、履歴テーブルを維持するかどうかを選択します。
- [いいえ] - このデータセットに関連付けられているアーカイブ テーブルを削除します。
- [はい] - gdb_from_date 属性と gdb_to_date 属性を含む一時テーブルとしてアーカイブ テーブルを維持します。このテーブルは、[マップ] ウィンドウで検索して表示することもできます。
これで、該当するデータセットに対する履歴管理が無効になりました。