画像サポート データのプロパティ

画像サポート データ (ISD) は、画像プロダクトの処理に必要な情報のコレクションです。 この補助的なデータは、センサー モデル情報および画像メタデータで構成されます。 ISD プロパティ ページは、NITF (National Imagery Transmission Format) データからの ISD などの、フィルター処理されていない生の ISD へのアクセスを一箇所で提供し、このページを使用して、イメージ レイヤーまたはラスター データセットに関する情報を検索できます。 ISD プロパティ ページのコンテンツはデータ タイプとソースによって異なります。

レイヤー プロパティ ダイアログ ボックス

[コンテンツ] ウィンドウの [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスから、または [カタログ] ウィンドウの [ラスター データセット] プロパティを介して、ISD のプロパティにアクセスできます。 これにより、次の作業が可能になります。

  • センサー モデルおよび画像メタデータを表示し、XML (Extensible Markup Language) 形式のテキスト ファイルとしてエクスポートできます。
  • 空白区切りの検索語句を使用してプロパティを検索し、語句の出現を表示できます。
  • 長いテキストを含んでいるフィールドを表示し、テキスト ファイル (.txt) として保存できます。
  • バイナリー データ フィールドを Base64 エンコードとして表示し、テキスト表現 (.txt) またはバイナリー (.bin) ファイルとして保存できます。

ISD のプロパティにアクセスするには、次のいずれかを実行します。

  • [コンテンツ] ウィンドウで、該当するレイヤーを右クリックして [プロパティ] を選択します。 [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスで、[画像サポート データ] を選択します。
  • [カタログ] ウィンドウで、[ラスター データセット] を右クリックして [プロパティ] を選択します。 [ラスター データセット プロパティ] ダイアログ ボックスで、[画像サポート データ] を選択します。
  • [コンテンツ] ウィンドウで、末尾が .NTF の NITF コンテナーを右クリックし、[画像サポート データ] を選択します。[画像サポート データ] ウィンドウが開きます。 [画像サポート データ] ウィンドウで、[ファイル ヘッダー][画像]、および [テキスト] 展開コントロールをクリックし、NITF の ISD を表示します。

ISD のプロパティの表示、エクスポート、および検索

ISD のプロパティは、展開可能なツリー形式で表示されます。 カテゴリの情報を表示するには、ドロップダウン矢印をクリックしてツリーを展開します。 ISD をエクスポートするには、[メニュー] ボタン メニュー をクリックして [JSON のエクスポート] または [XML のエクスポート] を選択し、ダイアログ ボックスを開きます。

ISD のエクスポート

ISD を検索するには、引用符を付けずに、複数の語句の場合は空白で区切って、検索ボックスに語句を入力します。 この検索は、OR 演算を実行し、いずれかの語句を含んでいるラベルおよびアイテムがビューアーに表示されます。 検索語句を消去するには、検索語句ウィンドウの [削除] ボタン 削除 をクリックします。 ドロップダウン矢印をクリックして、最近使用した検索語句を表示するか、検索履歴を消去します。

画像サポート データのプロパティ
これは、NITF データの場合の検索パラメーターの結果を示す ISD のプロパティの例であり、データ ソースによってコンテンツが変わります。

テキストを含んでいるフィールドの表示および保存

一部の ISD フィールドは長いテキストを含んでいることがあり、このテキストを表示したり、後で表示、比較、処理などに使用するために、ファイルに保存することができます。 [表示] ボタンが、それらのフィールドの横に表示されます。

ISD データの表示ボタン
NITF ラスター データ タイプの場合の ISD のプロパティ データの [表示] ボタンが、ハイライト表示されます。

[表示] をクリックすると、[データ] ダイアログ ボックスが表示されます。 コンテンツを保存するには、ダイアログ ボックスで [ファイル] をクリックし、ファイル メニューで [保存] をクリックして [データをテキストとして保存] ダイアログ ボックスを開きます。

バイナリー エンコード フィールドの表示および保存

一部の ISD フィールドはバイナリ エンコード データを含んでいることがあり、このデータを表示したり、後で使用するために保存することができます。 [表示] ボタンが、それらのフィールドの横に表示されます。 [表示] をクリックすると、[データ] ダイアログ ボックスが表示されます。 コンテンツには、Base64 エンコード データが表示されます。 コンテンツをテキスト表現ファイル (.txt) として保存するには、ファイル メニューから [保存] を選択して [データをテキストとして保存] ダイアログ ボックスを開きます。 バイナリー ファイル (.bin) として保存するには、[バイナリーとして保存] を選択して [データをバイナリーとして保存] ダイアログ ボックスを開きます。

関連トピック