マルチディメンション ツールボックスの [NetCDF フィーチャ レイヤーの作成 (Make NetCDF Feature Layer)] ツールボックスを使用すると、1 つ以上の netCDF 変数からポイント フィーチャ レイヤーを作成することができます。 ポイント フィーチャ対応の他のツールに出力フィーチャ レイヤーを読み込み、さらにデータを解析できます。 出力レイヤーを保存するには、[コンテンツ] ウィンドウのレイヤーを右クリックし、[共有] をクリックしてから [レイヤー ファイルとして保存] をクリックするか、データ管理ツール ツールボックスから [レイヤー ファイルとして保存 (Save To Layer File)] ツールを使用します。
注意:
[データの追加] ボタン を使用して netCDF フィーチャ レイヤーを追加することはできません。
観測データ、軌道、均等な間隔のグリッド ポイントなどの時系列を表す変数は、ポイント フィーチャクラスの作成に適しています。 出力フィーチャ属性テーブルのフィールドには、選択した変数のデータが含まれます。 フィールドのタイプは、netCDF 変数のタイプによって決定されます。 次の例は、さまざまな観測点の湿度と気温の時系列を示しています。
dimensions:
station = 10; // measurement locations
pressure = 11;
time = UNLIMITED;
variables:
float humidity(time, pressure, station);
humidity:long_name = "Specific humidity" ;
humidity:coordinates = "lat lon" ;
float temperature(time, pressure, station);
temperature:long_name = "Temperature" ;
temperature:coordinates = "lat lon" ;
double time(time);
time:long_name = "time of measurement" ;
time:units = "days since 1970-01-01 00:00:00" ;
float lon(station);
lon:long_name = "station longitude";
lon:units = "degrees_east";
float lat(station);
lat:long_name = "station latitude" ;
lat:units = "degrees_north" ;
float pressure(pressure);
pressure:long_name = "pressure" ;
pressure:units = "hPa" ;
- [解析] タブをクリックします。
- [ツール] をクリックします。
- テキスト ボックスに「NetCDF フィーチャ レイヤーの作成」と入力します。
- 結果リストで [NetCDF フィーチャ レイヤーの作成 (Make NetCDF Feature Layer)] をクリックして、このツールを開きます。
- [入力 netCDF ファイル] テキスト ボックスに名前を入力するか、[参照] ボタンをクリックして入力ファイルを選択します。
- [変数] ドロップダウン矢印をクリックし、リストから 1 つ以上の変数をオンにして [追加] をクリックします。
追加された変数は、少なくとも 1 つのディメンションを共有する必要があります。
- [X 変数] のドロップダウン矢印をクリックし、リストから変数を選択します。または、デフォルト設定をそのまま使用します。
- [Y 変数] のドロップダウン矢印をクリックし、リストから変数を選択します。または、デフォルト設定をそのまま使用します。
- [出力フィーチャ レイヤー] テキスト ボックスに名前を入力するか、デフォルト設定をそのまま使用します。
- [ロウ ディメンション] ドロップダウン矢印をクリックし、リストから 1 つ以上のディメンションをオンにして [追加] をクリックします。
- [Z 変数] のドロップダウン矢印をクリックし、リストから変数を選択します。
- [M 変数] のドロップダウン矢印をクリックし、リストから変数を選択します。
- 多次元データのデフォルト以外のスライスを指定する場合は、[ディメンション値] のドロップダウン矢印をクリックし、リストから 1 つ以上のディメンションをオンにして [追加] をクリックします。 追加した各ディメンションについて、追加したディメンションの横にある [値] ドロップダウン リストをクリックし、値を選択します。
- [実行] をクリックします。
メモリ内にフィーチャ レイヤーが作成されます。 このレイヤーは [カタログ] ツリーには表示されませんが、レイヤーをサポートするジオプロセシング ツールの入力として使用できます。