「境界の再構築」 ツールは、パーセル エッジの個別のパーセル ラインを作成し、欠落している COGO ディメンションを生成します。 独自のラインと COGO ディメンション ラベルによる各パーセル エッジの表示は、多くの場合、税のマッピングの目的に必要です。
パーセル境界を再構築するには、境界を再構築するパーセルを選択し、[品質] タブの [ツール] ギャラリーの [パーセル] グループにある [境界の再構築] をクリックします。
[境界の再構築] ツールは、パーセルの選択に対して次の更新を行います。
- パーセル エッジの欠損パーセル ラインを作成します。 これらは、一致するパーセル ラインがないポリゴン エッジです。
- ターニング ポイントと正接ポイントで 7 つ未満のセグメントでポリラインを分割します。 パーセル ラインは、自然境界を表さない限り、1 本の 2 ポイント ラインである必要があります。
- 重複および一致する重なったラインを削除します。 共有パーセル境界線は 1 つのパーセル ラインで表されます。
- COGO 属性がない場合、COGO 属性はパーセル ラインに設定されます。
- パーセル ライン上の Label Position フィールドを [右]、[左]、または [中央] に設定します。 Label Position フィールドは、パーセル ラインの COGO ディメンション ラベルの配置方法を示します。
ラベル位置は、表されるパーセル エッジが右にあるときはパーセル ラインの右側に、表されるパーセル エッジが左にあるときはパーセル ラインの左側に、表される境界線が隣接するパーセル間で共有されるときはパーセル ラインを中心として設定されます。
- 新しく作成されたラインを、作成の対象となったパーセルの同じレコードに関連付けます。
境界の再構築の例
以下の図のパーセルは、パーセルのラベル付けが一貫しておらず、ポリゴン エッジの個別のラインが欠損し、重複した同一の共有境界線があります。
[境界の再構築] ツールを使用して、上の図のパーセルに対して次の更新が行われました。
- パーセル C の最も北のエッジに単一ラインが作成されました。
- パーセル A とパーセル B の共有境界線上で重複しオーバーラップするラインが削除されました。
- パーセル B 上のポリラインが個別のラインにスプリトされ、曲線と欠落ポイントが作成されました。
- 欠落している COGO ディメンションが生成され、ラベル位置が設定されました。
- 新しく作成されたラインが、パーセルのレコードに関連付けられました。