パーセル フィーチャを編集する際には、マップまたはジオデータベース トポロジによってパーセル フィーチャのトポロジ接続がそのまま維持されます。 たとえば、パーセル ファブリック ポイントはパーセル ラインの端に接続されたままとなり、パーセル ラインはパーセル ポリゴン エッジと一致したままとなります。 ただし、標準トポロジ編集ではパーセル フィーチャの一部の特性は維持されず、たとえば、トポロジの検証によって作成された頂点によって、2 ポイント ラインのライン ジオメトリが編集後は直線でなくなることがあります。 このような特性では、パーセルに対して追加のパーセル エッジ トポロジ編集動作を有効にする必要があります。
パーセル エッジ トポロジ
パーセル エッジ トポロジにより、以下で説明するパーセルに固有のトポロジ特性が維持されます。 パーセル エッジ トポロジを有効にするには、[編集] タブの [編集の管理] グループでマップまたはパーセル ファブリック ジオデータベース トポロジをオンにする必要があります。 トポロジ エレメントの移動時に、トポロジを比例伸縮編集オプションがオンになっていることを確認します。 ポイントを移動する際に、マップ ビューの下部に表示されている編集ツールバーで [トポロジの伸縮] がオンになっていることを確認します。
同一線上のラインと曲線は編集後も共線性を維持
いくつかの異なるフィーチャのセグメントがパーセル ラインと交差している場合、トポロジを検証する際、ライン ジオメトリに頂点が挿入されます。 これらの追加の頂点によってパーセル ラインの形状がただちに変化することはありませんが、これ以降に編集を実行したときに、これらの頂点によってラインの形状が影響を受ける場合があります。
たとえば、以下の図では、トポロジを検証する際に、パーセル ラインと接続線の交点に頂点が追加されています。 パーセル ポイントを移動したときに、パーセル エッジ トポロジが適用されていない場合、これらの頂点によって以下の図に示すようにライン形状ジオメトリが屈曲することがあります。
パーセル エッジ トポロジが適用されている場合、2 ポイント ラインまたは曲線上の、パーセル ファブリック ポイントに対応していない頂点は無視されます。 パーセル ファブリック ポイントを移動したときに、これらの頂点によって 2 ポイント ラインまたは曲線が屈曲することはありません。 ラインと曲線は、以下の図に示されている共線性を維持します。
正接曲線と接線は編集後も正接を維持
共通の端点に接続して共通のエッジを表すパーセル境界線は、通常は、互いに正接しています。 正接直線の例としては、以下の図に示す、間口境界線が挙げられます。
以下の図に示す、クルドサックなどの道路フィーチャを表す曲線は、互いに正接しています。
パーセル エッジ トポロジを有効にしてポイントを移動すると、互いに正接している直線は一緒に移動して正接を維持し、同様に、正接曲線も正接を維持します。