[パーセルの転送] ツール は、パーセル間の土地の区画を転送するためのワークフローをサポートしています。 [パーセルの転送] ツールは、[パーセル レコード ワークフロー] タブの [ツール] ギャラリーにある [パーセル] にあります。
土地の区画は、次のサポートされているワークフローで転送できます。
- 土地の 1 区画 (1 パーセル) を単一のソース パーセルから単一のターゲット パーセルに転送する (例: 併合)。
- 土地の 1 区画 (1 パーセル) を複数のソース パーセルから単一のターゲット パーセルに転送する (例: 道路寄進 (拡張))。
- 土地の 1 区画 (1 パーセル) を単一のソース パーセルから複数のターゲット パーセルに転送する (例: 道路譲渡)。
- 土地の 1 区画 (1 パーセル) を単一のターゲット パーセルに転送する。 ソース パーセルがない (例: 自治体に無所属の土地の併合)。
[パーセルの転送] ツールは、転送するパーセル、ソース パーセル、およびターゲット パーセルを選択するプロセスを実行できる 3 つのステップのウィザードを読み込みます。
パーセルを転送するには、以下の手順に従います。
- 転送用のパーセル レコードを作成します。
- 転送パーセルを作成します。
転送パーセルは、パーセル間で転送されるパーセル レコードに記述される土地の区画を表します。 転送パーセルはソース パーセルまたはターゲット パーセルとパーセル タイプ、または独自のパーセル タイプで格納できます。
ヒント:
転送パーセルを独自のパーセル タイプで格納すると、さまざまな方法でシンボル表示したり、必要に応じてマップに追加したりすることができます。 転送パーセルは履歴として廃止されず、トランザクションの完了後もアクティブなままになります。 レコードを維持するため、および土地の変化を追跡するために維持されます。 - [パーセル レコード ワークフロー] タブの [ツール] ギャラリーにある [パーセル] の [パーセルの転送] をクリックすると、[パーセルの転送] ウィザードが開きます。
- 転送パーセルを選択して、パーセルの転送ウィザードの [次へ] をクリックします。
転送するパーセルとして選択できるパーセルは 1 つだけです。
注意:
複数のパーセルを選択すると、[次へ] ボタンは無効になります。 - ソース パーセルを選択して、[次へ] をクリックします。
ソース パーセルは、土地の転送元のパーセルです。 これらのパーセルは小さくなります。
- 複数のソース パーセルを選択する場合、それらは同じパーセル タイプである必要があります。 ただし、転送パーセルとターゲット パーセルとは異なるパーセル タイプで格納することができます。
注意:
選択したパーセルが異なるパーセル タイプの場合、[次へ] ボタンは無効になります。 - 複数のソース パーセルを選択した場合、選択できるターゲット パーセルは 1 つだけです。
- 組織によって管理される地域の外部からパーセルが転送される場合 (4 つ目のワークフロー)、ソース パーセルは選択できません。
- ソース パーセルを選択する場合、それらは少なくとも転送パーセルのエリアに部分的に重なっている必要があります。
- 複数のソース パーセルを選択する場合、それらは同じパーセル タイプである必要があります。 ただし、転送パーセルとターゲット パーセルとは異なるパーセル タイプで格納することができます。
- ターゲット パーセルを選択し、[完了] をクリックして転送を完了します。
ターゲット パーセルは、土地の転送先のパーセルです。 これらのパーセルは大きくなります。
- 複数のターゲット パーセルを選択する場合、それらは同じパーセル タイプである必要があります。 ただし、転送パーセルとソース パーセルとは異なるパーセル タイプで格納することができます。
- ソース パーセルが 1 つ選択されている場合、または何も選択されていない場合のみ、複数のターゲット パーセルを選択できます。
注意:
複数のソース パーセルと複数のターゲット パーセルを選択すると、[完了] ボタンは無効になります。
単一のソース パーセルから単一のターゲット パーセルにパーセルを転送
単一のソース パーセルから単一のターゲット パーセルに転送する例として、土地の区画が管理区画間で転送される併合が挙げられます。
以下の図では、土地の区画が 2 つの管理区画間で転送されます。
単一のソース パーセルから単一のターゲット パーセルにパーセルを転送すると、パーセル データが次のように更新されます。
- ソース パーセルが転送のレコードにより履歴として廃止され、新しいソース パーセルが小さいエリアで作成されます。
- ターゲット パーセルが転送のレコードにより履歴として廃止されます。
- 新しいターゲット パーセルがマージされた大きいエリアで作成されます。
注意:
管理区画を使用するパーセル タイプのダーティ エリアは作成されません。 - 転送パーセルは履歴として廃止されないか、削除されません。 アクティブなままになります。
- 新しいソース パーセルとターゲット パーセルの Stated Area 属性に、更新されたエリアが反映されます。
複数のソース パーセルから単一のターゲット パーセルにパーセルを転送
複数のソース パーセルから単一のターゲット パーセルに転送する例として、公道用地を拡張し、隣接するパーセルに割り込ませる場合が挙げられます。 米国では、これは公道用地寄進と呼ばれます。 このタイプの転送は一般的に、地役権パーセルがユーティリティ ラインまたは鉄道ラインの複数のパーセルをスライスするときにも発生します。
注意:
このタイプの転送では、転送パーセルがソース パーセルに垂直である必要があります。以下の図では、道路が拡張され、隣接するパーセルのエリアがクリップされます。
複数のソース パーセルから単一のターゲット パーセルにパーセルを転送すると、パーセル データが次のように更新されます。
- ソース パーセルが転送のレコードにより履歴として廃止されます。
- 新しいソース パーセルが小さいエリアで作成されます。 転送パーセルのエリアがソース パーセルの形状からクリップされます。
- ターゲット パーセルが転送のレコードにより履歴として廃止されます。
- 新しいターゲット パーセルが大きいエリアで作成されます。 転送パーセルのエリアがターゲット パーセルの形状とマージされます。
- 転送パーセルは履歴として廃止されないか、削除されません。 アクティブなままになります。
- ターゲット パーセルの形状が、既存の境界線の方向と同じ方向に拡張されます。
- ソース パーセルの形状が、既存の境界線の方向と同じ方向にクリップされます。
- 新しいソース パーセルとターゲット パーセルの Stated Area 属性に、更新されたエリアが反映されます。
単一のソース パーセルから複数のターゲット パーセルにパーセルを転送
単一のソース パーセルから複数のターゲット パーセルに転送する例として、公道用地を譲渡する場合が挙げられます。 エリアが公道用地から隣接するパーセルに転送されると、公道用地は完全に除去されます。 米国では、これは公道用地譲渡と呼ばれます。
注意:
このタイプの転送では、転送パーセルがターゲット パーセルに垂直である必要があります。以下の図では、道路が東側のパーセルに譲渡されます (道路の西半分は、隣接する西側のパーセルに譲渡されます)。 道路エリアが隣接パーセルに転送されてマージされ、大きくなります。
単一のソース パーセルから複数のターゲット パーセルにパーセルを転送すると、パーセル データが次のように更新されます。
- ソース パーセルが転送のレコードにより履歴として廃止されます。
- ターゲット パーセルが転送のレコードにより履歴として廃止されます。
- 新しいターゲット パーセルがマージされた大きいエリアで作成されます。 転送パーセルのエリアがターゲット パーセルとマージされます。
- 転送パーセルは履歴として廃止されないか、削除されません。 アクティブなままになります。
- 新しいターゲット パーセルの Stated Area 属性に、更新されたエリアが反映されます。
- ターゲット パーセルの形状が、既存の境界線の方向と同じ方向に拡張されます。
単一のターゲット パーセルにパーセルを転送
単一のターゲット パーセルへのパーセルの転送は、転送される土地が組織によって管理されていない場合に発生します。 たとえば、都市に併合される都市やユーティリティ地区パーセルに国から土地を転送する場合があります。 このタイプの転送では、ソース パーセルがありせん。
単一のターゲット パーセルにパーセルを転送すると、パーセル データが次のように更新されます。
- ターゲット パーセルが転送のレコードにより履歴として廃止されます。
- 新しいターゲット パーセルがマージされた大きいエリアで作成されます。 転送パーセルのエリアがターゲット パーセルとマージされます。
- 転送パーセルは履歴として廃止されないか、削除されません。 アクティブなままになります。
- 新しいターゲット パーセルの Stated Area 属性に、更新されたエリアが反映されます。