接続性ルールの追加

接続性ルールにより、どのタイプのフィーチャおよびオブジェクトを他のどのタイプのフィーチャおよびオブジェクトに接続できるのかを管理します。[ルールの追加 (Add Rule)] ジオプロセシング ツールを使用して、接続性ルールをユーティリティ ネットワークに追加できます。[ルールのインポート (Import Rules)] ツールを使用して、一括で追加することもできます。

ルールは、ユーティリティ ネットワーク レベルで保存され、ネットワーク プロパティに表示できます。

ユーティリティ ネットワーク クラスに対して次の 3 つのタイプの接続性ルールを作成できます。

ユーティリティ ネットワークにおけるさまざまなタイプのルールの詳細については、「ネットワーク ルール」をご参照ください。

要件

接続性ルールを追加するには、次の要件が満たされている必要があります。

ヒント:

エンタープライズ ジオデータベースを操作する場合、ネットワーク ルールは、デフォルトのブランチ バージョンへのデータベース コネクションを通じて、管理されます。 ユーティリティ ネットワーク サービスは、ネットワーク ルールを追加または削除する前に停止する必要があります。 変更は、サービスと ArcGIS Pro セッションが再開した後に認識されます。 ユーティリティ ネットワーク ルールの更新は、リコンサイル操作が実行されるまで、既存の指定バージョンに反映されません。

ジャンクション-ジャンクション接続性ルールの作成

次の手順では、2 つのポイント フィーチャやジャンクション オブジェクト間、または幾何学的に一致しない 2 つのポイント フィーチャ間の接続性の関連付けを許可する、ジャンクション-ジャンクション接続性ルールを作成する方法について説明します。デバイス フィーチャクラスまたはジャンクション オブジェクト テーブルに、指定されたアセット グループまたはアセット タイプに割り当てられているターミナルがある場合、[From ターミナル] および [To ターミナル] パラメーターが表示されます。

  1. [解析] タブの [ジオプロセシング] グループで、[ツール] ツール をクリックして [ジオプロセシング] ウィンドウを開きます。
  2. [ジオプロセシング] ウィンドウで、[ルールの追加] を検索してクリックします。
  3. [入力ユーティリティ ネットワーク] パラメーターで、ルールを受け取るユーティリティ ネットワーク レイヤーを参照します。
  4. [ルール タイプ] ドロップダウン リストから、[ジャンクション-ジャンクション接続性] を選択します。
  5. [From テーブル] パラメーターで、ルールに属しているフィーチャクラスまたはテーブルの 1 つを選択します。
  6. [From アセット グループ] パラメーターで、フィーチャのアセット グループを選択します。
  7. [From アセット タイプ] パラメーターで、アセット タイプを選択します。

    アセット タイプに割り当てられているターミナル構成がない場合、手順 9 に進みます。

  8. アセット タイプにターミナルがある場合は、[From ターミナル] パラメーターでターミナルを指定します。
  9. [To テーブル] パラメーターで、他のフィーチャクラスまたはテーブルを選択します。
  10. [To アセット グループ] パラメーターで、フィーチャのアセット グループを選択します。
  11. [To アセット タイプ] パラメーターで、アセット タイプを選択します。

    アセット タイプに割り当てられているターミナル構成がない場合、手順 13 に進みます。

  12. アセット タイプにターミナルがある場合は、[To ターミナル] パラメーターでターミナルを指定します。
  13. [実行] をクリックします。
  14. ジャンクション-ジャンクション ルールがユーティリティ ネットワークのルール セットに追加されます。ネットワークにこの変更を適用するには、ネットワーク トポロジを有効化します。

ジャンクション-エッジ接続性ルールの作成

次の手順では、幾何学的に一致するポイントとラインの接続を許可するジャンクション-エッジ接続性ルールを作成する方法について説明します。同じワークフローを実行し、エッジ オブジェクトとジャンクション オブジェクト間にもジャンクション-エッジ接続性の関連付けを確立することもできます。デバイス フィーチャクラスまたはジャンクション オブジェクト テーブルに、指定されたアセット グループまたはアセット タイプに割り当てられているターミナルがある場合、[From ターミナル] パラメーターが表示されます。

  1. [解析] タブで、[ツール] をクリックして、[ジオプロセシング] ウィンドウを開きます。
  2. [ジオプロセシング] ウィンドウで、[ルールの追加] を検索してクリックします。
  3. [入力ユーティリティ ネットワーク] パラメーターに、ルールを受け取るユーティリティ ネットワークを入力します。
  4. [ルール タイプ] ドロップダウン リストから、[ジャンクション-エッジ接続性] を選択します。
  5. [From テーブル] パラメーターで、ルールに属しているフィーチャクラスまたはテーブルの 1 つを選択します。
  6. [From アセット グループ] パラメーターで、フィーチャのアセット グループを選択します。
  7. [From アセット タイプ] パラメーターで、フィーチャクラスのアセット タイプを選択します。

    アセット タイプに割り当てられているターミナル構成がない場合、手順 9 に進みます。

  8. [From ターミナル] パラメーターで、ライン タイプの接続先にするターミナルを選択します。
  9. [To テーブル] パラメーターで、ライン フィーチャクラスを選択します。
  10. [To アセット グループ] パラメーターで、ライン フィーチャクラスのアセット グループを選択します。
  11. [To アセット タイプ] パラメーターで、アセット タイプを選択します。
  12. [実行] をクリックします。
  13. ジャンクション-エッジ ルールがユーティリティ ネットワークのルール セットに追加されます。ネットワークにこの変更を適用するには、ネットワーク トポロジを有効化します。

エッジ-ジャンクション-エッジ接続性ルールの作成

次の手順では、幾何学的に一致するラインがタイプ ポイント フィーチャ経由で接続することを許可するエッジ-ジャンクション-エッジ接続性ルールを作成する方法について説明します。同じワークフローを実行すると、非空間ジャンクション オブジェクトとエッジ オブジェクト間、または非空間オブジェクトと空間フィーチャ間にも、エッジ-ジャンクション-エッジの関係を確立することもできます。デバイス フィーチャクラスまたはジャンクション オブジェクト テーブルに、指定されたアセット グループまたはアセット タイプに割り当てられているターミナルがある場合、[Via ターミナル] パラメーターが表示されます。

  1. [解析] タブで、[ツール] をクリックして、[ジオプロセシング] ウィンドウを開きます。
  2. [ジオプロセシング] ウィンドウで、[ルールの追加] を検索してクリックします。
  3. [入力ユーティリティ ネットワーク] パラメーターに、ルールを受け取るユーティリティ ネットワークを入力します。
  4. [ルール タイプ] ドロップダウン リストから、[エッジ-ジャンクション-エッジ接続性] を選択します。
  5. [From テーブル] パラメーターで、ルールに属しているフィーチャクラスまたはテーブルの 1 つを指定します。
  6. [From アセット グループ] パラメーターで、フィーチャクラスまたはテーブルのアセット グループを選択します。
  7. [From アセット タイプ] パラメーターで、フィーチャクラスのアセット タイプまたはテーブルを選択します。
  8. [To テーブル] パラメーターで、他のフィーチャクラスまたはテーブルを選択します。
  9. [To アセット グループ] パラメーターで、フィーチャクラスまたはテーブルのアセット グループを選択します。
  10. [To アセット タイプ] パラメーターで、フィーチャクラスのアセット タイプまたはテーブルを選択します。
  11. [Via テーブル] パラメーターで、ルールに属するポイント フィーチャクラスを選択します。
  12. [Via アセット グループ] パラメーターで、フィーチャクラスまたはテーブルのアセット グループを選択します。
  13. [Via アセット タイプ] パラメーターで、アセット タイプを選択します。

    アセット タイプに割り当てられているターミナル構成がない場合、手順 15 に進みます。

  14. [Via ターミナル] パラメーターで、ターミナルを選択します。
  15. [実行] をクリックします。
  16. エッジ-ジャンクション-エッジ ルールがユーティリティ ネットワークのルール セットに追加されます。ネットワークにこの変更を適用するには、ネットワーク トポロジを有効化します。