サブネットワークの検索ウィンドウ

[サブネットワークの検索] ウィンドウを使用して、マップ内のサブネットワークを特定し、操作することができます。 たとえば、マップ上で視覚的に目立たせるサブネットワークを選択します。 特定のサブネットワークをハイライト表示すると、密度の高いエリア内のパスを区別できるため、編集中の明確な表示に役立ちます。 この機能は、大縮尺のマップ内の対象のサブネットワークに焦点を合わせるためにも使用できます。

デフォルトでは、[サブネットワークの検索] ウィンドウには、SubnetLine フィーチャクラス内のレコードを含むアクティブなマップ上に存在するすべてのサブネットワークのリストが表示されます。 このリストは、マップの範囲で、またはサブネットワーク テーブルを検索することによって、フィルタリングすることができます。 このリストから選択したサブネットワークは、[アクティブ化] ボタンをクリックすると、アクティブなサブネットワークになります。 アクティブなサブネットワークはマップ上で表示されたままになりますが、他のすべてのサブネットワークには透過表示が適用されます。 ネットワーク フィーチャに加えて、アクティブなサブネットワークの SubnetLine フィーチャもハイライト表示され、他のすべてのサブネットワークには透過表示が適用されます。

サブネットワークのリストで、Status 列にアイコンが表示されている場合、そのサブネットワークがダーティまたは無効であることを示します。

  • 黄色の警告アイコン 不整合の可能性 は、そのサブネットワークがダーティであることを示します。 これは、サブネットワークが最後に更新されたあとに、そのサブネットワークに対して変更が行われたことを意味しています。
  • 赤色の警告アイコン 感嘆符ストップ は、そのサブネットワークが無効であることを示します。 更新操作中にサブネットワーク エラーが発生するか、一貫性の整合チェックに失敗した場合に表示されます。

注意:
ダーティ サブネットワークまたは無効なサブネットワークをアクティブ化すると、予期しない結果が生じる可能性があります。 たとえば、編集イベントでサブネットワークのセクションが切断された場合、サブネットワークが更新されるまで、その切断されたフィーチャ上にサブネットワーク名が残ります。 その場合、切断されたフィーチャはハイライト表示されたままになり、アクティブなサブネットワークの一部として表示されます。

詳細については、「サブネットワークの検索」をご参照ください。

サブネットワークがサブネットワークの更新 (Update Subnetwork) ツールで更新されていない場合や、1 つ以上のサブネットワーク コントローラーが他のフィーチャと接続されていない場合、[サブネットワークの検索] ウィンドウにサブネットワークは表示されません。

サブネットワークがウィンドウに表示されない理由を調べるには、次の手順を実行します。

  • サブネットワーク テーブルLast Updated Subnetwork 属性を確認します。 [NULL] が存在する場合、サブネットワークは更新されていないことを意味します。 これを確認するには、SubnetLine クラスのサブネットワークと関連付けられているシェープが存在しないことを確認します。 [サブネットワークの検索] ウィンドウからサブネットワークを更新するか、[サブネットワークの更新 (Update Subnetwork)] ジオプロセシング ツールを実行して、対象のサブネットワークを更新します。
  • 対象のサブネットワークを定義するサブネットワーク コントローラー (1 つまたは複数) に直接接続されているフィーチャ (1 つまたは複数) の Is Connected 属性をチェックします。
対象のフィーチャに正しいサブネットワーク コントローラー (1 つまたは複数) との接続性があるかどうかを判定するには、Subnetwork Name 属性を確認します。 [不明] が存在する場合、サブネットワーク コントローラーとの接続性がないか、ネットワーク フィーチャの作成後にサブネットワークが更新されなかったことを示している可能性があります。 [サブネットワークの検索] ウィンドウからサブネットワークを更新するか、[サブネットワークの更新 (Update Subnetwork)] ツールを実行して、サブネットワークの名前をフィーチャに適用します。 ツールを実行しても [不明] が表示される場合、フィーチャがジオメトリの一致またはサブネットワーク コントローラーへの関連付けによって接続されていることと、ネットワーク フィーチャがサブネットワーク コントローラーから通過可能であることを確認します。 たとえば、接続されたフィーチャが層のサブネットワーク定義で有効なフィーチャまたはオブジェクトとしてリストされていない場合、サブネットワークの名前では更新されません。 接続性を確認するには、[接続] トレースを実行します。 フィーチャに接続性があることを確認したら、[サブネットワーク] トレースを実行して、通過可能性をチェックします。

アクティブなサブネットワークは、アクティブなサブネットワークの名前を Subnetwork Name 属性に持つフィーチャで構成されます。 これには、サブネットワーク名を 2 つのコロンで区切って連結した複数のサブネットワーク (例: subnetwork1::subnetwork2) に属するフィーチャも含まれます。