SubnetLine フィーチャクラス

SubnetLine フィーチャクラスは、それぞれサブネットワークを表している線形フィーチャのセットを格納します。 SubnetLine フィーチャクラスの目的は、編集時の視覚化を支援し、サブネットワーク マップの生成を可能にし、サブネットワークに関するサマリー情報を出力することです。

SubnetLine フィーチャクラスは、システムが提供する読み取り専用のフィーチャクラスで、特定のユーティリティ ネットワーク ツールを実行することで内部的に更新されます。 SubnetLine クラス内のサブネットワークの 1 つのフィーチャを構成するために、有効な接続されたすべてのラインが集約されます。 SubnetLine フィーチャクラスを作成するために集約されたラインは、[サブネットライン フィーチャクラスの集約ライン] パラメーターを使用して、層のサブネットワーク定義で指定されます。 これらの集約されたラインは、層に対して定義された [有効なライン] のサブセットです。 SubnetLine フィーチャクラスには関連付けが表されないため、サブネットワークはマルチパートとして表すことができます。

SubnetLine フィーチャクラスは、次の操作で更新されます。

  • Tier name 属性フィールドは、SubnetLine フィーチャクラスのサブタイプ フィールドとして定義されます。 [層の追加 (Add Tier)] ジオプロセシング ツールを使用してドメイン ネットワークに追加された各層について、サブタイプ コードと説明のペアがサブタイプに追加されます。
  • [サブネットワークの更新 (Update Subnetwork)] ツールがダーティなサブネットワークに対して実行されるたびに、SubnetLine フィーチャクラス内の対応する行が作成、更新、または削除されます。 サブネットワークの更新中に SubnetLine フィーチャクラスに対して行われる変更の例を以下に示します。

名前付きバージョンが Default バージョンとリコンサイルされるときに、SubnetLine クラスが考慮されます。 バージョンがデフォルトにポストされるときに、SubnetLine クラスは含まれません。 これは、SubnetLine クラスが、サブネットワークが更新されたバージョンでのみ有効であるためです。 バージョンがリコンサイルされた後に、そのバージョンを検証し、サブネットワークを再び更新することが必要になる場合があります。 バージョンがデフォルトにポストされると、ダーティ エリアが作成されます。 ネットワーク トポロジの検証を実行後、デフォルト バージョンでサブネットワークを更新すると、SubnetLine クラスが更新されます。

編集タスク中に SubnetLine フィーチャクラスを視覚的な補助として使用するには、適切な表示縮尺範囲を設定します。たとえば、1:20,000 よりも近くに拡大したときに、レイヤーを表示しないようにします。 また、Subnetwork Name フィールドを使用してサブネットワークのコレクションを区別するには、意味のあるシンボルを適用します。

SubnetLine クラスの属性

SubnetLine クラスのフィーチャには、次の属性があります。

フィールド名フィールド エイリアス説明
ISDIRTY

Is dirty / Status (新しいユーティリティ ネットワークを作成している場合)

サブネットワークがダーティ、無効、またはクリーンのどちらの状態かを示します。 詳細については、「サブネットワーク ステータス」をご参照ください。

TIERNAME

Tier name

サブネットワークが属している層の名前。

SUBNETWORKNAME

Subnetwork name

集約されたラインまたはレコードが表すサブネットワークの名前。

SUBNETWORKCONTROLLERNAMES

Subnetwork controller names

サブネットワークを定義するサブネットワーク コントローラーの名前。

LASTUPDATESUBNETWORK

Last update subnetwork

[サブネットワークの更新 (Update Subnetwork)] ツールを使用してサブネットワークが最後に更新された日付。

LASTACKEXPORTSUBNETWORK

Last ack export subnetwork

[サブネットワークのエクスポート (Export Subnetwork)] ツールを使用してサブネットワークが最後にエクスポートされた日付。

注意:
この属性は、[エクスポートの承認の設定] が true に設定されている場合にのみ更新されます。

SubnetLine フィーチャクラスにさらにフィールドを追加して、サマリーを含めることができます。

サマリーとはサブネットワーク トレース構成のオプション コンポーネントであり、サブネットワークに関する追加情報を集め、それを SubnetLine フィーチャクラスの属性に保存することができます。 たとえば、サマリーをガス ネットワークで使用して MAOP (最大許容動作圧力) を伝え、圧力ゾーンの顧客サービスの合計数を出力できます。

サマリーが存在する場合、[サブネットライン フィーチャクラスの集約ライン] パラメーターが層のサブネットワーク定義の一部として指定されていない場合でも、サブネットワークとサマリー情報を表示するためにレコードがクラスに作成されます。 これにより、空のジオメトリを含むレコードが作成されます。また、非空間ネットワーク フィーチャを操作しているときや、複数の SubnetLine フィーチャが重なっているため、サマリー情報へのアクセスを有効化しながらジオメトリの有用性が減少する状況で作業しているときにサブネットワーク情報を集計したい場合に役立つことがあります。


このトピックの内容
  1. SubnetLine クラスの属性