3D オブジェクトの主な利点は、3D 編集プラットフォームを使用して他の業界の専門家と 3D オブジェクトを交換し、共同で作成できることです。 リファレンス ジオメトリを複数の 3D 形式で複製して、ファイル システム上の 3D オブジェクト フォルダーで直接編集できます。
以下のセクションでは、3D オブジェクト モデル ファイルを ArcGIS Pro の外部で編集する基本的なワークフローを説明します。
注意:
以下が必要です。
- Windows 10 ビルド番号 1809 以降
- Windows Projected File System が有効化されていること
- 3D モデル ファイルのアクセス、更新、または置換の際に ArcGIS Pro が開かれ実行されていること
- フィーチャ レイヤー名とオブジェクト ID (OID) の知識
- サードパーティのアプリケーションがインストールされ、ライセンスが付与されていること
Windows Projected File System の有効化
[Windows Projected File System] オプションをオンにして、サードパーティの編集アプリケーションを使用して 3D オブジェクト ファイルを開き編集する仮想 [3D オブジェクト] フォルダーを有効にします。
- Windows タスク バーで、[検索] コマンドをクリックして、「機能の有効化」と入力します。
- [Windows の機能の有効化または無効化] をクリックします。
- [Windows Projected File System] をオンにします。
- [OK] をクリックします。
プロジェクトを開く
プロジェクトを開いて、Windows ファイル システム上の 3D オブジェクト フォルダーに 3D オブジェクトを表示します。 3D オブジェクトがフォルダーに表示されない場合は、サードパーティのアプリケーションが必要とするフィーチャに 3D 形式を追加します。
注意:
3D モデル ファイルのアクセス中、更新中、または置換中は、ArcGIS Pro を開いたままにしておく必要があります。
- ArcGIS Pro を起動し、サードパーティのアプリケーションを使用して編集する 3D オブジェクト フィーチャを含むプロジェクトを開きます。
これにより、[ファイル エクスプローラー] に仮想の 3D オブジェクト フォルダーが表示されます。
- [ファイル エクスプローラー] を使用してサブフォルダーに移動し、サードパーティのアプリケーションが必要とする 3D フォーマットの 3D オブジェクトが存在していることを確認します。
このファイルは ArcGIS Pro のレイヤー名と Object ID が付いたフォルダーにあります。
ヒント:
[属性] ウィンドウ
を使用して、レイヤー名とオブジェクト ID を特定します。
- Windows 3D オブジェクト フォルダーに 3D フォーマットが表示されない場合は、マルチパッチに 3D フォーマットを追加ツールで追加します。
- [解析] タブの [ジオプロセシング] グループで、[ツール]
をクリックします。
- 検索ボックスに「add 3d」と入力して、[3D フォーマットをマルチパッチに追加 (Add 3D Formats To Multipatch)] をクリックします。
- [入力フィーチャ] ドロップダウン矢印をクリックして、Windows フォルダーに複製するマルチパッチ フィーチャ レイヤーを選択します。
ヒント:
Windows [3D オブジェクト] フォルダーは、通常、C ドライブ上にあります (C:\Users\<username>\3D Objects など)。 Windows 10 では、[ファイル エクスプローラー] の [PC] をクリックします。 Windows 11 にこのフォルダーが存在しない場合は、この場所に手動で作成します。
- [追加する 3D フォーマット] セクションで、サードパーティのアプリケーションで編集するフォーマットをオンにします。
- [実行]
をクリックします。
- [解析] タブの [ジオプロセシング] グループで、[ツール]
配置された 3D モデルの編集
配置された 3D モデル ファイルを編集するには、次の手順を実行します。
ヒント:
または、3D モデル ファイルを別の場所にコピーし、サードパーティのアプリケーションを使用して 3D オブジェクトを編集してから、ファイルを元の 3D オブジェクト フォルダーに同じファイル名で置き換えます。
- サードパーティのアプリケーションを起動して、ArcGIS Pro のレイヤー名と Object ID を持つサブフォルダーに移動します。
- ファイルをフォルダーに直接開くには、ファイルを右クリックして [開く] をクリックし、サードパーティの編集アプリケーションの名前をクリックします。 編集アプリケーションがすでに開いているときは、ファイルをアプリケーションにドラッグします。
- 3D オブジェクトを編集します。
- 3D モデル ファイルを同じ場所に同じ名前で保存します。