プロジェクトとアプリケーションの編集用オプション

プロジェクトとアプリケーションのオプション」を使用すると、編集ツールのデフォルト設定およびフィーチャを編集用のその他の基本設定をカスタマイズできます。 デフォルト オプションを設定するには、リボンの [編集] タブで、[編集の管理] グループの [オプション] ダイアログ ボックス ランチャー ランチャー をクリックします。

編集用オプションをカスタマイズするときには、次の点を考慮します。

  • プロジェクト オプションは、現在開いているプロジェクトのみに適用されます。 開いているプロジェクトがない場合、このオプションは有効化されません。
  • アプリケーション オプションはすべての新しいプロジェクトに適用されます。 これらのオプションは、アクティブなプロジェクトと、既存のプロジェクトを再び開いたときに影響します。
  • フィールド マッピング、スナップ、制限モードの基本設定を設定するには、リボンの [編集] タブで、[編集の管理] グループの [編集設定] ツール フィードバック オプションの構成 をクリックします。

単位

プロジェクトの「単位オプション」は、マップまたはシーンで編集ツールが使用できる計測単位を定義します。 これを使用することで、ソース フィーチャ データとは異なる単位を使用してデータを編集またはデジタイズできます。 これらの設定は、[オプション] ダイアログ ボックスの [単位] タブにあります。

バージョニング

アプリケーションの「バージョニング用オプション」を使用すると、個別のバージョンのデータを編集し、変更を公開バージョンにマージし戻すワークフローのバージョニング タイプと競合解決方法を設定できます。 これらの設定は、[オプション] ダイアログ ボックスの [バージョニング] タブにあります。

選択

アプリケーションの「選択用オプション」は、対話的な選択ツールのデフォルトの振舞いを設定します。 これらの設定は、[オプション] ダイアログ ボックスの [バージョニング] タブにあります。

フィーチャ データの編集時に最もよく使用される選択オプションを設定するためのクイック リファレンスについては、「編集用の選択オプションの設定」をご参照ください。

システム管理者設定

システム管理者設定」は、管理者が ArcGIS Pro の複数インストールにまたがって設定、ロック、配置できるアプリケーション オプションのサブセットです。 次の表に、編集用のシステム管理者設定を示します。

編集セッション

アプリケーションの「編集セッション用オプション」を使用すると編集ツールを有効な状態に維持したり、リボンの [編集] タブで手動で有効にして、複数のワークスペースの編集セッションまたは 1 つのワークスペースの編集セッションを実行できます。 次の表に、これらの設定を示します。

設定説明管理者設定

編集タブで編集を有効/無効にする

リボンの [編集] タブで編集ツールを手動で有効化および無効化し、自動または 1 つのワークスペースの編集セッションを実行するようにこの設定を構成します。

確認済み

複数のワークスペースの編集セッション

ArcGIS Pro がワークスペースを選択して、データが作成または変更されると編集セッションを自動的に開始できるようにします。 編集が保存または破棄されると、編集セッションが自動的に停止します。

確認済み

1 つのワークスペースの編集セッション

編集ツールがリボンの [編集] タブで有効化されるたびに、[ワークスペースの選択] ダイアログ ボックスでワークスペースを手動で選択する必要があります。 編集セッションはワークスペースが選択されるとすぐに開始し、編集ツールが無効化されると停止します。

確認済み

レイヤーの編集機能

レイヤーの編集のアプリケーション オプションでは、マップまたはシーンにレイヤーを追加すると、コンテンツ ウィンドウでレイヤーの編集機能が自動的に有効または無効になります。 この設定を次の表に示します。

設定説明管理者設定

新しく追加したレイヤーを自動的に編集可能にする

レイヤーをマップまたはシーンに追加するときに、編集可能なレイヤーに対する編集を自動的に有効化します。

編集の保存

アプリケーションの「編集の保存用オプション」には、編集の保存および破棄に対する警告プロンプト、ツールの非アクティブ化、マップまたはシーンにレイヤーを追加する際の初期レイヤーの編集機能があります。 次の表に、これらの設定を示します。

設定説明管理者設定

編集の自動保存

分または操作回数として指定された定期間隔で編集を自動的に保存します。

プロジェクトの保存時に編集を保存

プロジェクトの保存時に編集を自動的に保存します。

編集の保存を確認するダイアログを表示

[編集の保存] をクリックするたびに、[編集の保存] プロンプトが表示され、保存されていない編集の保存の確認が求められます。

編集の破棄を確認するダイアログを表示

[編集の破棄] をクリックするたびに、[編集の破棄] プロンプトが表示され、保存されていない編集の破棄の確認が求められます。

保存または破棄するときにアクティブな編集ツールを非アクティブにする

編集を保存または破棄するときにアクティブな編集ツールを自動的に非アクティブ化し、[マップ操作] ツール マップ操作ツール を実行します。

属性

アプリケーションの「属性編集用オプション」には、属性の検証を実施し、属性とサブタイプの編集に対する警告プロンプトを設定するための設定が含まれます。 次の表に、これらの設定を示します。

設定説明管理者設定

属性の検証を実施

フィールドに定義された検証条件を満たす値に編集を制限します。

サブタイプの変更時に警告

サブタイプの変更プロンプトが表示され、サブタイプ値が変更されるたびに編集の確認が求められます。

コミットされていない属性の編集

属性プロンプトが表示され、属性値が変更されるたびに編集の確認が求められます。

ジオメトリ

アプリケーションの「ジオメトリ編集用オプション」には、編集ツールバーのストレッチ ボタンとジオメトリ編集時の警告プロンプトのデフォルト設定が含まれます。 次の表に、これらの設定を示します。

設定説明管理者設定

Z 値対応のポリゴンをマージして非平面のジオメトリを許可

重複する Z 値対応のポリゴンを標高の異なるエッジとマージする場合に非平面のジオメトリを作成できるようにします。

頂点の移動時に、ジオメトリを比例伸縮

エッジまたは頂点を移動したときにセグメントの相対的な長さをサイズ変更することで、フィーチャの全体的な形状を保持します。

トポロジ エレメントの移動時に、トポロジを比例伸縮

エッジや端点を移動するときに、エッジの相対的な長さをサイズ変更して接続したトポロジ エレメントの全体的な形状を保持します。

コミットされていないジオメトリの編集

アクティブなスケッチが完了していないときにアクティブなツールを変更すると、ジオメトリ プロンプトが表示されます。

効率性

アプリケーションの「効率性用オプション」は、移動ツール、ダブルクリックによるジオメトリの完成、フィーチャの削除時のプロンプト表示、タッチ スクリーン入力、デフォルトの編集ツールなど、さまざまなツールのデフォルトの振舞いを設定します。 次の表に、これらの設定を示します。

設定説明管理者設定

すべて貼り付けた後の移動ツールのアクティブ化

フィーチャを貼り付けた後に [移動] ツール 移動 を自動的に実行して、アクティブな移動ツール オプションを有効にします。

スケッチ中にフィーチャ シンボルを表示

フィーチャを描画しているときにフィーチャ ジオメトリのレイヤー シンボルを表示します。

完了ボタンのショートカットとしてダブルクリックを有効化

ポインターでフィーチャを描画しているときにマップをダブルクリックすると、[完了] コマンド 完了 が実行されます。

スケッチ中の頂点の編集を許可

ポリラインおよびポリゴン フィーチャ ジオメトリを描画するときに、未完成の頂点を修正できます。

データの削除を確認するダイアログを表示

操作によってフィーチャが削除されるたびに削除プロンプトを表示します。

スクリーンをタッチして新しいフィーチャを作成

この設定により、タッチ対応のデバイスを使用しているときに、マウスやキーボードを使用する以外に画面をタッチすることでフィーチャを作成できます。

マップ上に編集ツールバーを表示

対話的な編集ツールを使用して、フィーチャを作成または修正するたびに編集ツールバーを表示します。 サイズと位置を構成できます。

編集ツールを非アクティブにした時のデフォルト ツール

編集ツールが非アクティブにしたときのデフォルト ツールを [マップ操作] ツール マップ操作ツール または [選択] ツール 選択を有効化 のいずれかに設定します。

フィーチャの追従アノテーション

アプリケーションの「フィーチャの追従アノテーション用オプション」には、配置、方向、フィーチャのコンターを追従する曲線アノテーションのデフォルト設定が含まれます。 次の表に、これらの設定を示します。

設定説明管理者設定

リンクされたライン フィーチャに自動的に追従

フィーチャリンク アノテーションが関連するライン フィーチャのコンターを自動的に追従します。

リンクされたポリゴン フィーチャに自動的に追従

フィーチャリンク アノテーションが関連するポリゴン フィーチャのコンターを自動的に追従します。

アノテーション クラスで定義されている配置プロパティを使用

フィーチャリンク アノテーションがアノテーション フィーチャクラスで定義されているプロパティに基づいて配置されます。

アノテーション作成 (平行) 平行

フィーチャに対して平行に配置された直線アノテーションを作成します。 アノテーションを新しく作成するときに、ツールバーでこれを垂直に切り替えることができます。

アノテーション作成 (垂直) 垂直

フィーチャに対して垂直に配置された直線アノテーションを作成します。

アノテーション作成 (曲線) 曲線

フィーチャのコンターを追従する曲線アノテーションを作成します。 この設定により、ツールバーに表示される [平行/垂直] 平行垂直 が無効になります。

配置制御 (カーソルがある側) カーソル側

セグメントの片側にカーソルを置いたときのポインターに追従し、アノテーションを動的に制限します。 この設定により、ツールバーに表示される [左/右] スイッチ側 が無効になります。

配置制御 (左) 左側

セグメントの方向に基づいて、フィーチャの左側にアノテーションを制限します。

配置制御 (右) 右側

セグメントの方向に基づいて、フィーチャの右側にアノテーションを制限します。

配置制御 (ライン上) ライン上

アノテーションをフィーチャ セグメントの中心に制限します。 この設定により、ツールバーに表示される [左/右] スイッチ側 が無効になります。

頂点のシンボル

アプリケーションの「頂点のシンボル用オプション」は、フィーチャ ジオメトリを描画しているときに完成されていないフィーチャの頂点の表示に使用されるシンボルを定義します。 次の表に、これらの設定を示します。

設定説明管理者設定

選択解除された頂点の形状

マーカー シンボル

選択解除された頂点の色

マーカー シンボルの塗りつぶし色

選択解除された頂点のアウトライン色

マーカー シンボルのアウトライン色

選択解除された頂点のアウトライン幅

マーカー シンボルのアウトライン幅

選択解除された頂点のサイズ

マーカー シンボルのサイズ

選択解除された頂点の角度

マーカー シンボルの角度

選択された頂点の形状

マーカー シンボル

選択された頂点の色

マーカー シンボルの塗りつぶし色

選択された頂点のアウトライン色

マーカー シンボルのアウトライン色

選択された頂点のアウトライン幅

マーカー シンボルのアウトライン幅

選択された頂点のサイズ

マーカー シンボルのサイズ

選択された頂点の角度

マーカー シンボルの角度

選択解除された現在の頂点の形状

マーカー シンボル

選択解除された現在の頂点の色

マーカー シンボルの塗りつぶし色

選択解除された現在の頂点のアウトライン色

マーカー シンボルのアウトライン色

選択解除された現在の頂点のアウトライン幅

マーカー シンボルのアウトライン幅

選択解除された現在の頂点のサイズ

マーカー シンボルのサイズ

選択解除された現在の頂点の角度

マーカー シンボルの角度

選択された現在の頂点の形状

マーカー シンボル

選択された現在の頂点の色

マーカー シンボルの塗りつぶし色

選択された現在の頂点のアウトライン色

マーカー シンボルのアウトライン色

選択された現在の頂点のアウトライン幅

マーカー シンボルのアウトライン幅

選択された現在の頂点のサイズ

マーカー シンボルのサイズ

選択された現在の頂点の角度

マーカー シンボルの角度

コントロール ポイント シンボル

アプリケーションの「ポイント シンボル用オプション」は、フィーチャ ジオメトリを描画しているときに完成されていないフィーチャのコントロール ポイントの表示に使用されるシンボルを定義します。 次の表に、これらの設定を示します。

設定説明管理者設定

選択されていないコントロール ポイントの形状

マーカー シンボル

選択されていないコントロール ポイントの色

マーカー シンボルの塗りつぶし色

選択されていないコントロール ポイントのアウトライン色

マーカー シンボルのアウトライン色

選択されていないコントロール ポイントのアウトライン幅

マーカー シンボルのアウトライン幅

選択されていないコントロール ポイントのサイズ

マーカー シンボルのサイズ

選択されていないコントロール ポイントの角度

マーカー シンボルの角度

選択されたコントロール ポイントの形状

マーカー シンボル

選択されたコントロール ポイントの色

マーカー シンボルの塗りつぶし色

選択されたコントロール ポイントのアウトライン色

マーカー シンボルのアウトライン色

選択されたコントロール ポイントのアウトライン幅

マーカー シンボルのアウトライン幅

選択されたコントロール ポイントのサイズ

マーカー シンボルのサイズ

選択されたコントロール ポイントの角度

マーカー シンボルの角度

セグメントのシンボル

アプリケーションの「セグメントのシンボル用オプション」は、フィーチャ ジオメトリを描画しているときに完成されていないフィーチャのライン セグメントの表示に使用されるシンボルを定義します。 次の表に、これらの設定を示します。

設定説明管理者設定

セグメントの原色

塗りつぶし色

セグメントの二次色

マーカー シンボルの塗りつぶし色

セグメントの幅

マーカー シンボルのアウトライン色

関連トピック