フィーチャの修正ツール リファレンス

[フィーチャの修正] ウィンドウ には、既存のフィーチャを変更する編集ツールがあります。 ほとんどのツールではポインターを使用してフィーチャを編集します。 その他のツールでは、パラメーターを指定してボタンをクリックするときにフィーチャを変更します。 このウィンドウは、リボンの [編集] タブの [フィーチャ] グループにあります。

既存のフィーチャを変更する編集ツールは次のセクションに一覧表示されます。

調整

調整ツールは、フィーチャの位置や配置を変更します。

調整ツール

名前	説明
エッジの一致	マップ トポロジを使用して、隣接するポリライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャ間のギャップを塞ぎます。 隣接するフィーチャと一致するエッジが生成されるように、頂点が追加または削除されます。
フィーチャに一致	トレースするラインおよびバッファー許容値を使用して、隣接するポリライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャ間のギャップを塞ぎます。 トレースするフィーチャと一致するエッジが生成されるように、頂点が追加または削除されます。
アノテーション	選択境界ボックス内にあるアノテーション フィーチャのテキスト文字列を編集します。 フィーチャをドラッグして、移動、サイズ変更、回転できます。 ショートカット メニューには、引出し線の追加、テキストの改行と改行解除、テキストのマルチパートまたはシングルパート アノテーションへの変換、ベースライン曲率の変更、およびポリゴンまたはポリライン フィーチャの境界への追従などを実行するコマンドがあります。
移動	フィーチャを新しい位置に移動します。 マップ トポロジを有効にした場合、次のタブが表示されます。 [フィーチャ] モードは、作成済みフィーチャを移動します。 [エッジ] モードは、フィーチャのトポロジ エッジを移動します。
相対/絶対移動	フィーチャを新しい座標位置に移動するか、X、Y、Z 値によって指定したオフセット距離だけ移動します。
回転	アンカー ポイントを中心としてフィーチャを回転します。
サイズ変更	アンカー ポイントのフィーチャのサイズを変更します。
変換	マップに作成した 2 つ以上の From-To 移動リンクの方向と距離に基づいて、フィーチャを移動、サイズ変更、回転します。

属性

属性ツールは、既存のフィーチャの属性値を変更します。

属性ツール

名前	説明
連番	描画したラインと交差するポイント、ポリライン、またはポリゴン フィーチャごとに、指定したフィールド名に、増分された属性値を順番に適用します。 接頭辞および接尾辞を含む数値形式を指定したり、先頭にゼロを埋め込んだりできます。
属性の割り当て	ソース レイヤーの選択したフィーチャから、ターゲット レイヤーの選択したフィーチャに属性をコピーします。 ターゲット フィールド名とソース フィールド名のマッピングは、[編集設定] ダイアログ ボックスで定義されます。

COGO

COGO ツールは、パーセルに関連するフィーチャおよび属性値を作成したり、変更したりします。

COGO ツール

名前	説明
トラバース	ディメンションのセットを入力することによって定義されたパーセル境界の一連の 2 ポイント ラインを作成します。
COGO の更新	COGO 対応のライン フィーチャの方向属性と距離属性を、選択フィーチャ ジオメトリに適合するように更新します。
クルドサック	道路の中心線を表す選択したライン フィーチャに整列されるクルドサック ジオメトリを作成します。 道路幅、クルドサックの半径値、および 2 つのリターン カーブの半径値を指定します。
COGO ラインにスプリット	選択したライン フィーチャから 2 ポイント COGO ラインと円弧を作成します。 フィーチャは各頂点で分割されます。 選択したフィーチャを保持、または修正し、既存の COGO 属性値を保持、更新、または上書きできます。

構築

構築ツールは、既存のフィーチャから新しいフィーチャを作成します。

構築ツール

名前	説明
配列	選択した 2D および 3D フィーチャの複数のコピーを作成して、列、行、レベルとして指定した長方形配列に整列します。 ポイント、ライン、ポリゴン、およびマルチパッチ フィーチャをコピーできます。
バッファー	選択したフィーチャの周囲に指定のオフセット距離でポリラインまたはポリゴン バッファー フィーチャを作成します。 関連先のレイヤーを指定するには、フィーチャ テンプレートを選択します。 2 つ以上のフィーチャの周囲にバッファーを作成する場合は、[ディゾルブ] を選択すると、作成されるバッファーがマージされ、重複しない 1 つのバッファーが作成されます。
平行コピー	既存のポリライン フィーチャに対して、指定されたオフセット距離で平行または同心円になる新しいポリライン フィーチャを作成します。 選択したフィーチャの片側または両側に新しいフィーチャを作成できます。
ポリゴンの構築	マップ内で選択したポリライン フィーチャのそれぞれの閉じた境界から新しいポリゴン フィーチャを作成します。 新しいポリゴン フィーチャが生成されるレイヤーを指定できます。 注意: 3D シーンでは利用できません。 ライセンス: Standard または Advanced ライセンスで利用可能です。
垂直方向に複製	データの Z 軸に制限されたマルチパッチ フィーチャおよび Z 軸対応フィーチャを垂直方向にコピーします。 各複製フィーチャ間で維持する垂直距離と、作成するフィーチャ数を指定します。
測地線の構築	空間的に正確で幾何学的に正しい密集化されたラインとポリゴン フィーチャを作成します。 測地線、航程線、大楕円パス、測地円、および測地楕円を作成できます。
ミラー (Mirror)	フィーチャの反射コピーを作成します。 新しいフィーチャは、他のフィーチャや編集グリッドと直交する位置に、またはマップ上に描画した 2 ポイント ラインを越えた位置に反転させることができます。
マージ	ポリライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャを既存のフィーチャとマージします。 元のフィーチャを削除したり、元のフィーチャを保持して新しいフィーチャを作成したりできます。 選択フィーチャは同じレイヤーに属している必要があります。
オフセット	ラインから指定した垂直オフセット位置に、指定した距離でラインに沿ったフィーチャを作成します。 作図線を描画またはトレースしたり、既存のライン フィーチャを選択したりできます。 注意: このツールは、測量書類やエンジニアリング文書に記録された測点とオフセット計測値を使用してラインの始点から計測してポイント フィーチャとライン フィーチャを作成するパーセル ワークフロー向けです。 その他の考えられるこのツールの用途として、駐車区画ライン フィーチャの作成があります。

Divide

分割ツールは、フィーチャを 1 つまたは複数の新しいフィーチャに分割します。

分割ツール

名前	説明
クリップ	選択したフィーチャと交差する表示フィーチャを分割します。 クリップ エリアの内側または外側のフィーチャを維持または削除するか、フィーチャをすべて維持するかを選択できます。 バッファー距離で、選択したフィーチャの周囲のクリップ対象エリアの範囲を定義します。 注意: 3D シーンでは利用できません。
Divide	ポリライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャを複数のフィーチャに分割します。 ポリゴンを比例面積または等面積、または均等な幅に分割できます。 ポリラインを均等な距離または指定距離、または合計長の割合に分割できます。
マルチパート フィーチャの分解	マルチパート フィーチャの構成パートを、元のマルチパート フィーチャと一致する属性値を持つシングルパート フィーチャに分割します。 すべてのコンポーネント パートを一度に分割したり、個々のパートをクリックして分割することができます。
交点で分割	同じレイヤー上の重なり合うポリライン フィーチャを各交点で個別のセグメントに分割し、一致するライン セグメントを削除します。 ライセンス: Standard または Advanced ライセンスで利用可能です。
マルチパッチのスライス	水平切断面または垂直切断面を使用して、指定した位置でマルチパッチ フィーチャを分割します。 フィーチャをそのまま維持するか、結果として欠落した面を自動的に生成して閉じられたフィーチャを作成するかを選択できます。 このツールは、ローカル シーンおよびグローバル シーンのみで使用できます。
分割	スケッチされたラインやフィーチャの選択を入力データとして使用し、ライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャを 2 つ以上のフィーチャに分割できます。

形状変更

形状変更ツールは、フィーチャのジオメトリを変更または置換します。

形状変更ツール

名前	説明
フィーチャ作成の継続	ポリライン フィーチャ、ポリゴン フィーチャ、またはマルチパート フィーチャの編集を再開します。
延長/切詰め	ポリライン フィーチャを、別のフィーチャの境界と交差する位置まで延長または切詰めます。 変更するセグメントを選択し、他のフィーチャの境界線をクリックします。 注意: 3D シーンでは利用できません。
フィレット	2 つのセグメント間の正接点となる円弧を作成し、2 つの接続セグメントの切詰めまたは延長を行います。 半径をドラッグして動的にサイズを設定したり、固定半径距離を入力したりすることができます。 注意: 3D シーンでは利用できません。
ジェネラライズ	ライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャの基本的な形状を保持しながら、複雑度を軽減するいくつかの方法があります。 これらの方法を使用すると、フィーチャを小縮尺で表示するために単純化したり、データセットをより均一な縮尺解像度で標準化したりすることができます。 注意: 3D シーンでは利用できません。
マルチパッチ テクスチャ	色または画像ファイルをテクスチャとして、マルチパッチ フィーチャの 1 つまたは複数の面に適用します。 テクスチャは、マルチパッチ フィーチャとともに保存されます。
ライン交差	直線および曲線のライン フィーチャを交点で分割します。短いセグメントは仮想交点まで延長されます。 注意: 3D シーンでは利用できません。
ジオメトリの置換	ポリライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャのジオメトリ全体をマップに作成した新しいジオメトリに置換します。 このワークフローでは、元のフィーチャの属性値が維持されます。
マルチパッチの置換	挿入ポイントで、シーン内の既存のマルチパッチ フィーチャをファイル システムの 3D モデルに置換します。 挿入ポイントは、モデル範囲のベースの重心にあります。
形状変更	フィーチャ境界の一部を、フィーチャと 2 つの位置で交差する新しいジオメトリに置換します。 属性値は変更されません。 マップ トポロジを有効にした場合、次のタブが表示されます。 [フィーチャ] モードは、フィーチャ ジオメトリを編集します。 [エッジ] モードは、トポロジ エッジおよびノードとして制限されたフィーチャを編集します。
頂点	ポリゴンまたはポリライン フィーチャを構成する頂点とセグメントを編集します。 マップ トポロジを有効にした場合、次のタブが表示されます。 [フィーチャ] モードは、フィーチャ ジオメトリを編集します。 [エッジ] モードは、トポロジ エッジおよびノードとして制限されたフィーチャを編集します。

ルート

ルート ツールは、リニア リファレンス システム (LRS) が使用する M 値対応のルート フィーチャを作成してキャリブレーションします。

属性ツール

名前	説明
ルート作成	選択されているラインフィーチャからルートを作成します。 始点、ターゲット フィーチャ レイヤー、M 値を取得する方法、単位を変換する必要がある場合の乗数を指定できます。
ルート キャリブレーション	指定した複数のキャリブレーション ポイントを使ってルート メジャー値を再計算します。 ルートの全体または一部をキャリブレーションしてキャリブレーション ポイントを内挿するか、キャリブレーション ポイントの前後を外挿するか、またはこれらの方法を組み合わせて使用することができます。
マージ	一致パスを交差または共有する M 値対応のポリライン フィーチャを維持するためのオプション設定を表示して、2 つ以上の単純ルートから複雑なルート フィーチャを作成できるようになります。

検証

検証ツールは、ジオデータベース トポロジを検証して修正します。 [エラー インスペクター] ツールバーに表示されます。 また、[編集] タブでジオデータベース トポロジ ルールを有効にすると、[フィーチャの修正] ウィンドウでも使用できるようになります。

検証ツール

名前	説明
エラー インスペクター	ジオデータベース トポロジ エラーの検索、並べ替え、および修正を行うことができるテーブル ビューアーを表示します。
すべてを検証	アクティブなマップ内のトポロジ エラーを特定します。 1 つまたは複数のルールに違反するフィーチャ ジオメトリが特定され、[コンテンツ] ウィンドウで、別個のトポロジ レイヤー上にエラーとしてシンボル表示されます。 ライセンス: Standard または Advanced ライセンスで利用可能です。
エリアの検証	検証するエリアを囲むボックスをドラッグします。 境界ボックス内にあるフィーチャの検証が行われます。 ライセンス: Standard または Advanced ライセンスで利用可能です。
範囲の検証	アクティブなマップの範囲内のトポロジ エラーを特定します。 1 つまたは複数のルールに違反するフィーチャ ジオメトリが特定され、[コンテンツ] ウィンドウで、別個のトポロジ レイヤー上にエラーとしてシンボル表示されます。 ライセンス: Standard または Advanced ライセンスで利用可能です。
エラーの修正	マップ内でトポロジ エラーをクリックすると、ポインターの近くにショートカット メニューが表示され、そのフィーチャに適用できる定義済みの修正方法のリストが示されます。 ライセンス: Standard または Advanced ライセンスで利用可能です。