ビルディング シーン レイヤーは視覚的に複雑です。 そのときに必要な関連情報や重要な情報だけを表示できるよう、ビルディングのエレメントや部分を絞り込むと便利です。
たとえば、ビルディングの 2 階の一部だけを見る場合は、2 階だけをソリッドとして表示するようフィルターを設定します。 あるいは、2 階の耐力壁だけを表示し、2 階のその他のエレメントをワイヤーフレームとして表示することもできます。 ビルディング シーン レイヤーにビルディング フィルターを適用することで、このようなさまざまなシナリオに対応できます。 一度に 1 つのアクティブ フィルターを選択できます。
ビルディング フィルター
ビルディング フィルターを定義できます。 ビルディング フィルターを使用すると、ビルディングのエレメントをソリッドまたはワイヤーフレームとして表示できます。 各ビルディング フィルターには、1 つ以上のフィルター ブロックが含まれます。 フィルター ブロックは、ビルディング シーン レイヤーに表示されるものを定義します。 他の ArcGIS クライアントが作成したフィルター モードで、ソリッドまたはワイヤーフレームに設定されていないフィルター モードは、デフォルトでソリッドとして表示されます。 たとえば、Scene Viewer x 線フィルター モードを使用できます。 このフィルター モードを使用して Web シーン ビューアーで作成された Web シーンを開くと、そのフィルターはソリッドとして表示されます。
適用されたフィルターとビルディング レイヤーを共有すると、ビルディング シーン レイヤーにこれらのフィルターが含まれます。 ビルディング シーン レイヤーを含む Web シーンを共有できます。 新しく作成された Web シーンのビルディング シーン レイヤーのフィルター オプションは上書きされます。
フィーチャ レイヤーが関連付けられたビルディング シーンを変更することができます。 その場合、ビルディング シーン レイヤーに加えられた変更は再キャッシュされておらず、ビルディング フィルター値は最新ではない可能性があります。 ビルディング シーン レイヤー キャッシュを再構築してフィルター値を更新し、ビルディング フィルターを適用するときにアセットをすべて確認します。
範囲
ビルディング フィルターの定義のほかに、カテゴリ レイヤーごとにレンジ プロパティを設定することもできます。 ビルディング フィルターをビルディング レイヤー内の任意のフィールドに適用できますが、レンジには数値フィールドが必要です。 レンジ スライダーを使用すると、選択した値に基づいてカテゴリ レイヤーの一部のみを描画できます。