プリセット レイヤーの描画

プリセット レイヤーは、ArcGIS Pro でデータをマップまたはシーンに追加するための方法の 1 つです。 プリセット レイヤーは ArcGIS Pro 3.4 で表示することができます。 レイヤーのシンボルおよびやレイヤー プロパティは保持されます。 3D レイヤーのシンボルを含むプリセット レイヤーでのシンボルの描画方法を変更する必要がある場合は、レイヤーを標準フィーチャ レイヤーに変換する必要があります。

レガシー:

プリセット レイヤーのシンボルは、ArcGIS Pro 2.9 以前のバージョンのみで作成および変更できます。

プリセット レイヤーのシンボル

プリセット レイヤーは、多様な地理的タスクのために暗黙的に設計された、さまざまなシンボルで構成されています。 一部のプリセット レイヤーは、マップのみ、またはシーンのみで表示できます。 次のリストに、すべてのプリセット レイヤー タイプとその固有な特性の説明を示します。

  • [写実的な樹木] - シーン内で現実感のある樹木としてポイント フィーチャクラスを表示します。 このレイヤーは、レイヤーの属性テーブルから属と種の情報を使用するほか、必要に応じて樹木の高さと幅の情報も使用します。
  • [主題的な樹木] - ポイント フィーチャクラスを、シーン内でシンプルな 3D ジオメトリの樹木形状として表示し、配色された円錐体や球体として主題的に表示します。 このレイヤーは、レイヤーの属性テーブルから属と種のフィールドを使用するほか、必要に応じて高さと幅の情報も使用します。
  • [アイコン ポイント] - ポイント フィーチャクラスを、シーン内で位置のアイコン シンボルとして、ビルボード表示された平面の形状で画面空間に表示します。
  • [主題的な形状] - シーン内で体積がある形状としてポイント フィーチャクラスを表示します。 これらの形状は、縮小表示するにつれ、画面に対してより小さく表示されますが、周囲にある他の物理フィーチャに比例したサイズを保ちます。
  • [写実的な建物] - シーン内で 3D 建物としてマルチパッチ フィーチャクラスを表示します。 建物フィーチャは、シーン内の地表上に配置され、距離ベースの表示制限が適用されます。
  • [地表] - マップまたはシーンの地表サーフェスの提供者として、サーフェス データを使用できます。 選択したサーフェス データが、地表サーフェスに使用されるデータ ソースのコレクションに追加されます。
  • [サブタイプ グループ] - このコンポジット レイヤー タイプは、サブタイプが定義されているフィーチャクラスを参照します。 フィーチャクラス内の各サブタイプは、サブタイプ グループ レイヤー内のサブタイプ レイヤーになります。

写実的および主題的な樹木プリセット レイヤーは、特殊記号を含むさまざまな樹木タイプをサポートします。 詳細については、「サポートされている樹種タイプ」をご参照ください。

地表プリセット レイヤーは、標高サーフェス レイヤーと同等の機能を果たします。

サブタイプ グループ レイヤーは、ArcGIS Pro[データ追加] ドロップダウンから直接作成および追加することができます。

プリセット レイヤーのシンボルの変換

一部のプリセット レイヤー タイプのシンボルに変更を加えるには、レイヤーを標準フィーチャ レイヤーに変換する必要があります。 プリセット レイヤーのタイプに応じて、単一シンボルまたは個別値シンボルに変換されます。 プリセット レイヤーのシンボルを変換するには、次の手順を実行します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウでプリセット レイヤーを選択します。
  2. [フィーチャ レイヤー] タブの [描画] グループで [シンボル] ボタン シンボル表示 をクリックします。

    [シンボル] ウィンドウが表示されます。 プリセット レイヤーを変換して、シンボルを変更する必要があることを示すメッセージが表示されます。

  3. [変換] ボタンをクリックすると、プリセット レイヤー シンボルが指定したタイプに変換されます。

    これにより、レイヤーに関連付けられたすべてのプリセット シンボルが上記のシンボル タイプに変換されます。

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