リレーションシップ クラスを含むシーン レイヤーは、ArcGIS Pro から ArcGIS Enterprise に作成されます。 リレーションシップ クラスでは、1 対 1、1 対多、多対 1、多対多のリレーションシップを持つ Web シーン レイヤーを作成できます。 たとえば、ビルディング シーン レイヤーを Inspections テーブルと共有できます。 建物の調査情報を編集し、この情報を組織全体でリアルタイムに表示できます。
注意:
リレーションシップ クラスを含むシーン レイヤーは ArcGIS Online でサポートされていません。
要件
リレーションシップ クラスを適切に作成するには、次の要件を満たす必要があります。
- Web シーンまたは Web シーン レイヤーを共有する前に、シーンに関連テーブルまたはフィーチャクラスが存在する必要があります。
- シーン レイヤーは、関連付けられたフィーチャ レイヤーと共有されている必要があります。
リレーションシップ クラスは、シーン レイヤーの関連フィーチャ レイヤーで保持されます。 リレーションシップ クラスは、関連付けられたフィーチャ レイヤーを使用して、ポイント、3D オブジェクト、ビルディング シーン レイヤーでサポートされます。
Web シーンは、[カタログ] ウィンドウから ArcGIS Pro に戻されます。 関連情報は、ポップアップで表示するか、属性テーブルの関連データで確認できます。 シーン レイヤーのリレーションシップ クラスの詳細は、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [リレート] タブで表示できます。
テーブル ビューでの関連データの表示
テーブル ビューで関連データを表示するには次の手順に従います。
- シーン レイヤーの属性テーブルを開きます。
- 関連レコードを表示するためのレコードをテーブル内で選択します。
シーン内のフィーチャを対話的に選択することもできます。その選択結果は、テーブルにも表示されます。
- ドロップダウン テーブル メニュー から [リレート データ] をクリックし、アクセスするリレートの名前を選択します。 このオプションは、[データ] タブの [リレーションシップ] グループからアクセスすることもできます。
関連レコードが選択されて関連先のテーブルが表示されます。