ストリーム レイヤーのシンボル表示

ストリーム レイヤーは、ストリーム データのライブ フィードを表示します。 ストリーム レイヤーは他のフィーチャ レイヤーと同じ方法で表示し、シンボル表示します。 ストリーム レイヤーがトラック対応の場合は、現在の観測データとは別に、以前の観測データをシンボル表示できます。また、トラック対応のポイント ストリーム レイヤーの場合は、必要に応じて、トラック ラインを描画して、観測データを接続することができます。

ストリーム レイヤー シンボル

ストリーム レイヤーは、単一シンボル、個別値、等級シンボル、等級色を使用してシンボル表示できます。 標準的なフィーチャ レイヤーと同様、その選択肢はデータのタイプや、その属性、表示するものによって異なります。 このシンボルは、属性や条件式に基づき、サイズ回転透過表示のバリエーションによって変更することもできます。

  1. [コンテンツ] ウィンドウでストリーム レイヤーを選択します。
  2. [ストリーム レイヤー] タブの [描画] グループで [シンボル] シンボル表示 をクリックします。
  3. [シンボル] ウィンドウの [プライマリ シンボル] タブ プライマリ シンボル で、[プライマリ シンボル] メニューのシンボル オプションを選択します。
    • 単一シンボル - レイヤー内のすべての観測データに同じシンボルを適用します。
    • 個別値 - フィーチャ属性で定義された定性的カテゴリに、異なるシンボルを適用します。
    • 等級シンボル - サイズの異なるシンボルを適用し、定量的な違いを示します。 このオプションは、ポイント フィーチャとポリライン フィーチャの場合にのみ使用できます。 ストリーミングされたポリゴンは、等級シンボルでシンボル表示できません。
    • 等級色 - 色の異なるシンボルを適用し、定量的な違いを示します。
注意:

ストリーム レイヤーはシーンの 3D レイヤーにのみ分類できます。 ストリーム レイヤーを 2D カテゴリでドレープ レイヤーにすることはできません。 ポリゴンおよびポリライン ストリーム レイヤーはシーン内で地表と視覚的に競合し、一部分しか表示されない場合があります。 この状況を最小限に抑えるには、カートグラフィック オフセットを小さくしてストリーム レイヤーに適用します。 [カートグラフィック オフセット] は、該当するストリーム レイヤーの [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [高度] タブで構成できます。

トラック対応のストリーム レイヤーのシンボル表示

トラック対応のストリーム レイヤーは、属性を使用して、単一のオブジェクトに対応する観測データを 1 つにグループ化します。 ストリーム レイヤーがトラック対応である場合、現在の (最新の) 観測データを 1 つの方法でシンボル表示し、以前の (古い) 観測データを別の方法でシンボル表示できます。 トラック対応状態は、ソース ストリーム サービスで指定します。 ソース ストリーム サービスがトラック対応ではない場合、ArcGIS Pro でストリーム レイヤーをトラック対応にすることはできません。

現在の観測データや以前の観測データのシンボルは、トラック対応ではないストリーム レイヤーのフィーチャと同じ方法でシンボル表示できます。 [シンボル] ウィンドウには、[現在][以前] の 2 つのタブがあり、トラック対応のストリーム レイヤーで使用することができます。 シンボル オプションは、各タブで個別に設定します。 シンボルのプロパティをリセットしなくても、以前の観測データの表示のオンとオフを切り替えることができます。

注意:
トラック対応の属性のみのストリーム レイヤーの場合、シンボル表示する以前の観測位置が存在しないため、[シンボル] ウィンドウに [以前] タブと [トラック] タブは表示されません。 以前の属性値を使用する場合は、[ストリーム レイヤー] タブ セットの [データ] タブにある [ストリーミング データ] グループで、観測データの有効期限を管理します。 有効期限ウィンドウ内の以前の観測値が保持され、ストリーミングが停止している間にレイヤーの属性テーブルおよびチャートから表示したり検索したりすることができます。

他のレイヤー (他のストリーム レイヤーも含む) からシンボルをインポートすることができますが、シンボルは現在の観測データにしか適用されません。

現在の観測データ

現在の観測データをシンボル表示するには、次の手順を実行します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウでストリーム レイヤーを選択します。
  2. [ストリーム レイヤー] タブの [描画] グループで [シンボル] シンボル表示 をクリックします。
  3. [シンボル] ウィンドウの [現在] タブの [プライマリ シンボル] タブ プライマリ シンボル で、[プライマリ シンボル] メニューからシンボル表示オプションを選択します。

以前の観測データ

以前の観測データをシンボル表示するには、次の手順を実行します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウでトラック対応の空間ストリーム レイヤーを選択します。
  2. [ストリーム レイヤー] タブの [描画] グループで [シンボル] シンボル表示 をクリックします。
  3. [シンボル] ウィンドウの [以前] タブの [プライマリ シンボル] タブ プライマリ シンボル で、[プライマリ シンボル] メニューからシンボル表示オプションを選択します。 必要に応じて、シンボル オプションを調整します。
  4. [トラックあたりの数] プロパティで以前の観測データの数を指定します。 この数に達する前に有効期限切れになるように以前の観測データが設定されている場合は、実際に表示される以前の観測データの数が少なくなることがあります。 リボン上の [ストリーム レイヤー] タブの [データ] タブにある [ストリーミング データ] グループで、観測データの有効期限を設定します。
  5. または、[以前の観測データを表示] 切り替えボタンをクリックし、シンボル表示のプロパティをリセットせずに、以前のすべての観測データの表示のオンとオフを切り替えます。

トラック ライン

ラインを使用してポイント ストリーム レイヤーの観測データを接続するには、次の手順を実行します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウでトラック対応の空間ポイント ストリーム レイヤーを選択します。
  2. [ストリーム レイヤー] タブの [描画] グループで [シンボル] シンボル表示 をクリックします。
  3. [シンボル] ウィンドウの [トラック] タブにある [プライマリ シンボル] タブ プライマリ シンボル[トラック ラインを表示して、観測データを接続します] トグル ボタンをクリックして、各フィーチャの観測データを接続するラインのオン/オフを切り替えます。
  4. [トラック ラインあたりの以前の観測データ] に該当する数を指定します。 この数は、[以前] タブの [トラックあたりの数] 設定と同期されます。
  5. 必要に応じて、該当するシンボルをクリックして変更します。 そのシンボルの横にある矢印をクリックして、[コンテンツ] ウィンドウまたはレイアウトの凡例に表示されている凡例パッチの形状を変更します。 トラック ラインは、[単一シンボル] シンボルでのみ描画できます。

透過表示、回転、サイズ、または色でストリーム レイヤー シンボルに変化を付ける

レイヤーの描画に使用されたシンボルに応じ、追加の属性を使用して透過表示回転サイズに変化を付けて、ストリーム レイヤーの観測データをシンボル表示することができます。 ただし、すべてのシンボルですべてのオプションを使用できるわけではありません。

追加のシンボルを設定するには、次の手順を実行します。

  1. [シンボル] ウィンドウ (ストリーム レイヤーがトラック対応である場合は [現在] または [以前] タブ) で、[属性によってシンボルを変更] タブ 属性によってシンボルを変更 をクリックします。
  2. [透過表示][回転][色]、または [サイズ] を展開します。
  3. 必要に応じて調整します。

観測データのラベル

観測データを属性や条件式で識別できるよう、ストリーム レイヤーにラベルを付けます。 ストリーム レイヤーがトラック対応である場合は、現在の観測データにのみラベルが付けられます。

ストリーム レイヤーにラベルを付けるには、次の手順を実行します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウでストリーム レイヤーを選択します。
  2. [ストリーム レイヤー] タブ セットで、[ラベリング] タブをクリックします。
  3. [ラベリング] タブの [レイヤー] グループにある [ラベル] ラベルの有効化 をクリックします。
  4. 必要に応じて、[ラベリング] タブのラベリングのプロパティを調整します。

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