座標によるライン イベントの追加

Location Referencing ライセンスで利用可能です。

DOT キャスや試験圧力範囲などのルート パイプラインの特性は、メジャーの表示範囲の基準に X、Y、または Z 座標位置 (オプション) を指定して、ライン イベントとして表すことができます。 座標データは、ルートおよびメジャーとして格納されます。

座標法は、[ライン イベントの追加] ツールと [複数のライン イベントの追加] ツールにオプションの方法として表示されます。 ライン イベントを追加するには、座標法を選択し、X、Y、および Z (オプション) 座標を指定します。

座標によるライン イベントの追加

[ライン イベントの追加] ツールを使用して、座標による 1 つのライン イベントを作成するには、次の手順を実行します。

  1. ArcGIS Pro でマップを開き、ライン イベントを追加する位置にズームします。
  2. [Location Referencing] タブの [イベント] グループで、[追加] > [ライン イベント] 1 つのライン イベントを追加 の順にクリックします。

    [ライン イベントの追加] ウィンドウが開き、[始点方法] および [終点方法] のデフォルトの [ルートとメジャー] 値が表示されます。

  3. [始点方法] ドロップダウン矢印をクリックし、[座標] を選択します。
  4. [終点方法] ドロップダウン矢印をクリックし、[座標] を選択します。

    [座標] 方法を使用した場合、メジャーの位置は地理座標に基づきます。

    ライン イベントの追加ウィンドウ

    ヒント:

    始点メジャー値と終点メジャー値を特定する方法には、任意の組み合わせを使用できます。 たとえば、始点メジャー値には [ルートとメジャー] を使用し、[座標] を使用してマップ上の終了場所を定義することができます。

    選択した方法が、始点ラベルと終点ラベルに表示されます。 たとえば、始点方法が [ルートとメジャー] で、終点方法が [座標] の場合は、[始点: ルートとメジャー] および [終点: 座標] と表示されます。

  5. [次へ] をクリックします。

    [イベント レイヤー] オプション、[ネットワーク] オプション、[始点: 座標] セクション、および[終点: 座標] セクションが [ライン イベントの追加] ウィンドウに表示されます。

  6. [イベント レイヤー] ドロップダウン矢印をクリックし、イベントが追加されるイベント レイヤーを選択します。

    親 LRS ネットワークは、[イベント レイヤー] 値に基づいて設定されます。

  7. 親 LRS ネットワークがライン ネットワークの場合、次のいずれかを実行して、ライン フィーチャの名前を指定します。
    • [ライン名] テキスト ボックスにライン名を入力します。
    • [マップからラインを選択] マップからラインを選択 をクリックし、マップ上のラインをクリックします。

    ラインは明るい青色でハイライト表示されます。

  8. 次のいずれかを実行し、[始点: 座標] セクションで、ルートを指定します。
    • ルート名を [ルート名] テキスト ボックスに入力します。
    • [ルート名] ドロップダウン矢印をクリックし、目的のルートを選択します。
    • [マップからルートを選択] マップからルートを選択 をクリックし、マップ上のルートをクリックします。

    指定したルートがライト ブルーでハイライト表示されます。

    注意:

    ロックの取得、リコンサイルの必要性、またはロック取得不可に関するメッセージが表示された場合、Pipeline Referencing競合の防止が有効になっています

  9. 必要に応じて、[始点: 座標] セクションの [GC ファクター] テキスト ボックスに地理座標ファクターの値を指定します。
  10. [始点: 座標] セクションで、[空間参照] ドロップダウン矢印をクリックし、空間参照を選択します。
    • [LRS 空間参照] - LRS ネットワークの空間参照
    • [Web マップの空間参照] - ベースマップの空間参照
    • [GCS_WGS_1984] - 度 (10 進) を単位とする地理空間参照
    注意:

    [GCS_WGS_1984] を選択すると、[X][Y][Z] オプションの代わりに、[経度][緯度][高度] オプションが表示されます。

  11. [始点: 座標] セクションで、始点位置の [X][Y][Z] (オプション) を指定します。

    マップ上で、始点位置に指定した座標に、緑の四角形が配置されます。

    ルート上の緑の四角形に最も近い位置に、緑のドットが表示されます。 これがイベントの始点メジャー値の位置です。

    ヒント:

    [マップからメジャーを選択] マップからメジャー値を選択 をクリックし、マップ上の位置をクリックします。

    元の座標に最も近いルート メジャーが選択され、ルートからの距離が表示されます。

  12. 次のいずれかを実行し、[終点: 座標] セクションでルートを指定します。
    • [ルート名] ドロップダウン矢印をクリックし、目的のルートを選択します。
    • ルート名を [ルート名] テキスト ボックスに入力します。
    • [マップからルートを選択] マップからルートを選択 をクリックし、マップ上のルートをクリックします。
  13. [終点: 座標] セクションで、終了位置の [X][Y][Z] (オプション) を指定します。

    マップ上で、終了位置に指定した座標に、赤の四角形が配置されます。

    座標値が対応するルート上のメジャーに、赤のドットが表示されます。 これがイベントの終了メジャー値の位置です。

    ヒント:

    [マップからメジャーを選択] マップからメジャー値を選択 をクリックし、マップ上の位置をクリックします。

    元の座標に最も近いルート メジャーが選択され、ルートからの距離が表示されます。

  14. 必要に応じて、次のいずれかを実行して、イベントの終了日を定義する日付を指定します。
    • [終了日] テキスト ボックスに、終了日を入力します。
    • [カレンダー] カレンダー をクリックして終了日を選択します。
    • [ルート終了日] チェックボックスをオンにします。

    終了日はオプションです。 終了日を入力しないと、イベントはイベントの開始日から将来まで有効になります。

    ライン イベントの追加ウィンドウ

  15. データの検証オプションを選択して、ライン イベントで、ルートを特徴付ける間の不正な入力を防ぎます。
    • [オーバーラップの廃止] - 新しいライン イベントが作成された後に、時間とメジャー値に関するオーバーラップを防ぐために、既存のイベントのメジャー、開始日、終了日が調整されます。 詳細および例については、「オーバーラップの廃止シナリオ」をご参照ください。
      オーバーラップの廃止操作のシンプルなシナリオ
    • [一致イベントのマージ] - 新しいイベントのすべての属性値が既存のイベントとまったく同じ場合で、新しいイベントが既存のイベントとメジャー値に関して隣接またはオーバーラップしていて、そのタイム スライスが一致または重複している場合、新しいイベントは既存のイベントとマージされ、それに応じてメジャーの範囲が拡張されます。 詳細および例については、「一致イベントのマージ シナリオ」をご参照ください。
      一致イベントのマージの単純なシナリオ
  16. [次へ] をクリックします。

    選択したイベント レイヤーの属性が、[属性の管理] セクションの下に表示されます。

    注意:

    [実行時に次のメジャーに進む] チェックボックスをオンにすると、前の編集の終点メジャーの位置で次の編集を開始できます。 前の編集での [終点方法] の値および設定済み情報は、次の編集で [始点方法] の値および設定済み情報として引き継がれます。

    たとえば、[始点方法] の値に [位置のオフセット][終点方法] の値に [座標] を使用してライン イベントを追加した場合、このオプションを有効にすると、次の編集を開始する際に、[始点方法][終点方法] の値に [座標] が使用され、[始点: 座標] セクションには、前の編集の座標情報が表示されます。

    属性の管理が表示されたライン イベントの追加ウィンドウ
  17. 新しいイベントの属性情報を入力します。
    注意:

    [マップ上のイベント選択によって属性値をコピー] マップ上のイベント選択によって属性値をコピー をクリックし、同じイベント レイヤーに属するマップ上の既存のライン イベントをクリックして、そのイベントからイベント属性をコピーします。

  18. [実行] をクリックします。

    ライン イベントが追加されてマップに表示されると、確認メッセージが表示されます。

座標による複数のライン イベントの追加

[複数のライン イベントの追加] ツールで座標を使用して複数のライン イベントを作成するには、次の手順を実行します。

  1. ArcGIS Pro でマップを開き、ライン イベントを追加する位置にズームします。
  2. [Location Referencing] タブの [イベント] グループで、[追加] > [複数のライン イベント] 複数のライン イベントを追加 の順にクリックします。

    [複数のライン イベントの追加] ウィンドウが開き、[始点方法] および [終点方法] のデフォルトの [ルートとメジャー] 値が表示されます。

  3. [始点方法] ドロップダウン矢印をクリックし、[座標] を選択します。
  4. [終点方法] ドロップダウン矢印をクリックし、[座標] を選択します。

    座標法が表示された複数のライン イベントの追加ウィンドウ

    ヒント:

    始点メジャー値と終点メジャー値を特定する方法には、任意の組み合わせを使用できます。 たとえば、[ルートとメジャー] を使用して始点メジャー値を選択し、[座標] を使用してマップ上の終了場所を定義することができます。

    選択した方法が、始点ラベルと終点ラベルに表示されます。 たとえば、選択した始点方法が、[ルートとメジャー] で、選択した終点方法が [座標] の場合は、[始点: ルートとメジャー] および [終点: 座標] と表示されます。

  5. [次へ] をクリックします。

    [ネットワーク] ドロップダウン メニュー、[始点: 座標] セクション、および [終点: 座標] セクションがウィンドウに表示されます。

  6. [ネットワーク] ドロップダウン矢印をクリックして、ネットワークを選択します。
  7. 選択した LRS ネットワークがライン ネットワークの場合、次のいずれかを実行して、ライン フィーチャの名前を指定します。
    • [ライン名] テキスト ボックスにライン名を入力します。
    • [マップからラインを選択] マップからラインを選択 をクリックし、マップ上のラインをクリックします。

    ラインは明るい青色でハイライト表示されます。

  8. 次のいずれかを実行し、[始点: 座標] セクションで、ルートを指定します。
    • [ルート名] ドロップダウン矢印をクリックし、目的のルートを選択します。
    • ルート名を [ルート名] テキスト ボックスに入力します。
    • [マップからルートを選択] マップからルートを選択 をクリックし、マップ上のルートをクリックします。

    ラインは明るい青色でハイライト表示されます。

    注意:

    ロックの取得、リコンサイルの必要性、またはロック取得不可に関するメッセージが表示された場合、競合の防止が有効になっています

  9. 必要に応じて、[始点: 座標] セクションの [GC ファクター] テキスト ボックスに地理座標ファクターの値を指定します。
  10. [始点: 座標] セクションの [空間参照] ドロップダウン メニューから空間参照を選択します。
    • [LRS 空間参照] - LRS ネットワークの空間参照
    • [Web マップの空間参照] - ベースマップの空間参照
    • [GCS_WGS_1984] - 度 (10 進) を単位とする地理空間参照
  11. [始点: 座標] セクションで、始点位置の [X][Y][Z] (オプション) を指定します。

    マップ上で、始点位置に指定した座標に、緑の四角形が配置されます。

    ルート上の緑の四角形に最も近い位置に、緑のドットが表示されます。 これがイベントの始点メジャー値の位置です。

    ヒント:

    [マップからメジャーを選択] マップからメジャー値を選択 をクリックし、ルート上の位置をクリックします。

    元の座標に最も近いルート メジャーが選択され、ルートからの距離が表示されます。

  12. 次のいずれかを実行し、[終点: 座標] セクションでルートを指定します。
    • [ルート名] ドロップダウン矢印をクリックし、目的のルートを選択します。
    • ルート名を [ルート名] テキスト ボックスに入力します。
    • [マップからルートを選択] マップからルートを選択 をクリックし、マップ上のルートをクリックします。
  13. [終点: 座標] セクションで、終点位置の [X][Y][Z] (オプション) を指定します。

    マップ上で、終点位置に指定した座標に赤の四角形が配置されます。

    座標値が対応するルート上のメジャーに、赤のドットが表示されます。 これがイベントの終点メジャー値の位置です。

    ヒント:

    [マップからメジャーを選択] マップからメジャー値を選択 をクリックし、ルート上の位置をクリックします。

    元の座標に最も近いルート メジャーが選択され、ルートからの距離が表示されます。

  14. 次のいずれかを実行して、イベントの開始日を定義する日付を指定します。
    • [開始日] テキスト ボックスに、開始日を入力します。
    • [カレンダー] カレンダー をクリックして開始日を選択します。
    • [ルート開始日] チェックボックスをオンにします。
    注意:

    開始日は、選択したルートの開始日より前の日付にすることはできません。

    開始日のデフォルト値は今日の日付ですが、別の日付を指定できます。

  15. 必要に応じて、次のいずれかを実行して、イベントの終了日を定義する日付を指定します。
    • 終了日を [終了日] テキスト ボックスに入力します。
    • [カレンダー] カレンダー をクリックして終了日を選択します。
    • [ルート終了日] チェックボックスをオンにします。

    終了日はオプションです。 終了日を入力しないと、イベントはイベントの開始日から将来まで有効になります。

    座標法が表示された複数のライン イベントの追加ウィンドウ
  16. データの検証オプションを選択して、ライン イベントで、ルートを特徴付ける間の不正な入力を防ぎます。
    • [オーバーラップの廃止] - 新しいライン イベントが作成された後に、時間とメジャー値に関するオーバーラップを防ぐために、既存のイベントのメジャー、開始日、終了日が調整されます。 詳細および例については、「オーバーラップの廃止シナリオ」をご参照ください。
      オーバーラップの廃止操作のシンプルなシナリオ
    • [一致イベントのマージ] - 新しいイベントのすべての属性値が既存のイベントとまったく同じ場合で、新しいイベントが既存のイベントとメジャー値に関して、隣接またはオーバーラップしていて、そのタイム スライスが一致またはオーバーラップしている場合、新しいイベントは、既存のイベントとマージされ、それに応じて、メジャーの範囲が拡張されます。 詳細および例については、「一致イベントのマージ シナリオ」をご参照ください。
      一致イベントのマージの単純なシナリオ
  17. [次へ] をクリックします。

    [属性セット] ドロップダウン リストでデフォルトの属性セットが表示された状態で [属性の管理] が開きます。

    構成されている場合、他の属性セットも [属性セット] ドロップダウン メニューに表示されます。

    同じフィーチャ サービスで自身、および他のユーザーの属性セットを構成できます。

    注意:

    [実行時に次のメジャーに進む] チェックボックスをオンにすると、前の編集の終点メジャーの位置で次の編集を開始できます。 前の編集での [終点方法] の値および設定済み情報は、次の編集で [始点方法] の値および設定済み情報として引き継がれます。

    たとえば、[始点方法] の値に [位置のオフセット][終点方法] の値に [座標] を使用してライン イベントを追加した場合、このオプションを有効にすると、次の編集を開始する際に、[始点方法][終点方法] の値に [座標] が使用され、[始点: 座標] セクションには、前の編集の座標情報が表示されます。

  18. 必要に応じて、[属性セット] ドロップダウン矢印をクリックし、属性セットを選択します。
  19. 新しいイベントの属性情報を入力します。
    属性の管理が表示された複数のライン イベントの追加
    注意:

    [マップ上のイベント選択によって属性値をコピー] マップ上のイベント選択によって属性値をコピー をクリックし、同じイベント レイヤーに属するマップ上の既存のライン イベントをクリックして、そのイベントからイベント属性をコピーします。

  20. [実行] をクリックします。

    ライン イベントが追加されてマップに表示されると、確認メッセージが表示されます。

座標法を使用したときの対象オフセット

Pipeline Referencing イベント データ モデルでは、対象フィールドの構成と、[対象フィールドの有効化 (Enable Referent Fields)] ツールを使用した有効化がサポートされています。 レイヤーで対象フィールドが構成され、有効化されると、イベントが追加または編集されたときに、対象ロケーションが設定され、そのレイヤーで持続します。

対象対応レイヤーで、ライン イベントが座標法で作成される場合、FromRefMethod 値および ToRefMethod 値として X/Y が使用され、FromRefLocation 値および ToRefLocation 値として地理座標が使用され、FromRefOffset フィールドと ToRefOffset フィールドには 0 が設定されます。

ライン イベントのどちらかのメジャーが更新されると、新しいメジャーを反映するよう、対応するオフセット値が更新されます。

以下の例に、対象値が有効になったライン イベント レコードを追加した場合の影響を示します。

対象を含むライン イベントを追加する前

次の図に、イベント作成前のルートを示します。

イベント作成前のルート

次の表に、ルートの詳細を示します。

ルート ID始点メジャー終点メジャー開始日終了日

R1

0

5

1/1/2000

<NULL>

R2

2

12

1/1/2000

<NULL>

R3

13

18

1/1/2000

<NULL>

対象を含むライン イベントを追加した後

次の図は、イベント作成後の Event1 を示します。

イベント作成後の Event1

次の表に、イベント作成後の Event1 のイベント対象フィールドの詳細を示します。

FromRefMethodFromRefLocationFromRefOffsetToRefMethodToRefLocationToRefOffset

X/Y

33.984980, -117.306397, 20

0

X/Y

33.965456, -117.265669, 20

0

次の表に、イベント作成後のデフォルト イベント フィールドの詳細を示します。

イベント IDFromRouteIDToRouteID開始日終了日始点メジャー終点メジャー

Event1

R1

R3

1/1/2000

<NULL>

1.25

16.75

デフォルト値以外の対象を使用するように、属性テーブルを使用してイベントを編集できます。 後からルート編集を行った場合、RefMethodRefLocation の値は、それぞれ親 LRS ネットワークとルートに戻ります。

対象を含む複数のライン イベントを追加する前

対象対応レイヤーで、イベントが座標法で作成される場合、FromRefMethod 値および ToRefMethod 値として X/Y が使用され、FromRefLocation 値および ToRefLocation 値として地理座標が使用され、FromRefOffset フィールドと ToRefOffset フィールドには 0 が設定されます。

次の図は、ライン イベント作成前の Route1 を示しています。

ライン イベント作成前の Route1

次の表に、ルートの詳細を示します。

ルート ID始点メジャー終点メジャー開始日終了日

R1

0

5

1/1/2000

<NULL>

R2

2

12

1/1/2000

<NULL>

R3

13

18

1/1/2000

<NULL>

対象を含む複数のライン イベントを追加した後

次の図に、対象が有効になった複数のライン イベントを示します。

複数のライン イベント作成後の Route1

次の表に、イベント作成後の Event1 イベント対象フィールドの詳細を示します。

FromRefMethodFromRefLocationFromRefOffsetToRefMethodToRefLocationToRefOffset

X/Y

34.071192, -117.191739, 20

0

X/Y

33.998575, -117.342102, 20

0

次の表に、イベント作成後のデフォルト イベント フィールドの詳細を示します。

ConsequenceSegment

イベント IDFromRouteIDToRouteID開始日終了日始点メジャー終点メジャー

Event1

R1

R3

1/1/2000

<NULL>

1.25

16.75

DOTClass

イベント IDFromRouteIDToRouteID開始日終了日始点メジャー終点メジャー

Event1

R1

R3

1/1/2000

<NULL>

1.25

16.75

ExcavationDamage

イベント IDFromRouteIDToRouteID開始日終了日始点メジャー終点メジャー

Event1

R1

R3

1/1/2000

<NULL>

1.25

16.75

デフォルト値以外の対象を使用するように、属性テーブルを使用してイベントを編集できます。 後からルート編集を行った場合、RefMethodRefLocation の値は、それぞれ親 LRS ネットワークとルートに戻ります。

オーバーラップの廃止シナリオ

以下の例では、[オーバーラップの廃止] オプションをオンにしたときに、オーバーラップするライン イベントを追加する様子を説明します。

単一イベント シナリオ

この例では、Route1 には、日付が 1/1/2000 ~ <NULL> の既存の DOT クラス イベントがあります。 メジャーが共通している 2 番目の DOT クラス イベントを追加したときの影響を示します。

次の図に、ルートと既存イベントを示します。

Route1 には、5 ~ 7 に既存のイベントがあります。

次の表に、編集前の EventA のカスタム値の詳細を示します。

イベント IDイベント レイヤークラス タイプ

EventA

DOT クラス

クラス 1

次の表に、編集前の EventA の詳細を示します。

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日速度

EventA

Route1

3

7

1/1/2000

<NULL>

65

次の図に、ルートと、1/1/2005 ~ <Null> の日付で追加される 2 番目のイベントを示します。

2 番目のオーバーラップするイベントが追加されます。

次の表に、EventB のカスタム値の詳細を示します。

イベント IDイベント レイヤークラス タイプ

EventB

DOT クラス

クラス 2

次の表に、編集後の EventB の詳細を示します。

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日速度

EventB

Route1

5

7

1/1/2005

<NULL>

45

次の図に、[オーバーラップの廃止] オプションをオンにしたときの影響を示します。

2 番目のオーバーラップするイベントが追加されます。

次の表に、2 番目のイベントが作成された後の両方のイベントの詳細を示します。

イベント IDイベント レイヤークラス タイプ

EventA

DOT クラス

クラス 1

EventB

DOT クラス

クラス 2

次の表に、[オーバーラップの廃止] オプションをオンにしたときの詳細を示します。

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日速度

EventA

Route1

3

7

1/1/2000

1/1/2005

65

EventA

Route1

3

5

1/1/2005

<NULL>

65

EventB

Route1

5

7

1/1/2005

<NULL>

45

複数イベント シナリオ

この例では、Route1 には、DOT クラス イベントと作動圧範囲イベントという 2 つの既存のイベントがあり、どちらも日付が 1/1/2000 ~ <NULL> になっています。 メジャーが共通している同じイベント レイヤー内の 2 番目のイベント ペアを追加したときの影響を示します。

次の図に、ルートと既存イベントを示します。

Route1 には、既存のイベントが複数あります。

次の表に、EventA と EventC のカスタム値の詳細を示します。 DOT クラス レイヤーには Class Type と Class Source というカスタム フィールドがあり、作動圧範囲レイヤーには Pressure Type と Pressure Value というカスタム フィールドがあります。

イベント IDイベント レイヤーカスタム値 1カスタム値 2

EventA

DOT クラス

クラス 1

Calculated

EventC

作動圧範囲

設計

500

次の表に、編集前の EventA と EventC の詳細を示します。

速度制限

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日速度制限

EventA

Route1

3

7

1/1/2000

<NULL>

65

Parking

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日Parking

EventC

Route1

2

7

1/1/2000

<NULL>

左のみ

次の図に、ルートと、同じイベント レイヤーに 1/1/2005 ~ <Null> の日付で追加された 2 つの新しいイベントを示します。

2 番目のオーバーラップするイベントが追加されます。

次の表に、EventB と EventD の詳細を示します。

イベント IDイベント レイヤーカスタム値 1カスタム値 2

EventB

DOT クラス

クラス 2

Calculated

EventD

作動圧範囲

証明書

700

次の表に、EventB と EventD の詳細を示します。

速度制限

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日速度制限

EventB

Route1

5

7

1/1/2005

<NULL>

45

Parking

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日Parking

EventD

Route1

5

7

1/1/2005

<NULL>

両方

次の図に、[オーバーラップの廃止] オプションをオンにした後のルートとイベントを示します。

2 番目のオーバーラップするイベントが追加されます。

次の表に、DOT クラスの EventA と EventB、および作動圧範囲の EventC と EventD のカスタム値の詳細を示しています。

ヒント:

各イベントには複数のカスタム フィールドがあり、その値を次の表のカスタム値 1 列とカスタム値 2 列に示します。 これらの列の値は、同じ行のイベント レイヤー値に対応します。

イベント IDイベント レイヤーカスタム値 1カスタム値 2

EventA

DOT クラス

クラス 1

Calculated

EventB

DOT クラス

クラス 2

Calculated

EventC

作動圧範囲

設計

500

EventD

作動圧範囲

証明書

700

次の表に、[オーバーラップの廃止] オプションをオンにしたときの詳細を示します。

速度制限

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日速度制限

EventA

Route1

3

7

1/1/2000

1/1/2005

65

EventA

Route1

3

5

1/1/2005

<NULL>

65

EventB

Route1

5

7

1/1/2005

<NULL>

45

Parking

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日Parking

EventC

Route1

3

7

1/1/2000

1/1/2005

左のみ

EventC

Route1

3

5

1/1/2005

<NULL>

左のみ

EventD

Route1

5

7

1/1/2005

<NULL>

両方

一致イベントのマージ シナリオ

以下の例では、[一致イベントのマージ] オプションをオンにしたときに、メジャーが一致するライン イベントを追加する様子を説明します。

単一イベント シナリオ

この例では、Route1 には、日付が 1/1/2000 ~ <NULL> の既存の DOT クラス イベントがあります。 [一致イベントのマージ] がオンの場合に、メジャーが一致する DOT クラス イベントを追加したときの影響を示します。

次の図に、ルートと既存イベントを示します。

Route1 には、0 ~ 4 に既存のイベントがあります。

次の表に、EventA の詳細を示します。

イベント IDイベント レイヤークラス タイプ

EventA

DOT クラス

クラス 1

次の表に、編集前の EventA の詳細を示します。

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日速度

EventA

Route1

0

4

1/1/2000

<NULL>

65

次の図に、ルートと、1/1/2000 ~ <Null> の日付で追加される 2 番目のイベントを示します。

メジャーが一致するイベントが追加されます。

次の表に、新しい入力の詳細を示します。

イベント IDイベント レイヤークラス タイプ

[NewEvent 入力]

DOT クラス

クラス 1

次の表に、新しい入力の詳細を示します。

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日速度

NewEvent 入力

Route1

4

8

1/1/2000

<NULL>

65

次の図に、新しいイベントを追加するときに [一致イベントのマージ] オプションをオンにしたときの影響を示します。

新しいイベントがマージされた後の EventA

次の表に、イベント作成後の詳細を示します。

イベント IDイベント レイヤークラス タイプ

EventA

DOT クラス

クラス 1

次の表に、新しいイベント メジャーが EventA とマージした後の詳細を示します。

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日速度

EventA

Route1

0

8

1/1/2000

<NULL>

65

複数イベント シナリオ

この例では、Route1 には、DOT クラス イベント (EventA) と作動圧範囲イベント (EventB) という 2 つの既存のイベントがあり、どちらも日付が 1/1/2000 ~ <NULL> になっています。 同じイベント レイヤー内でメジャーは一致するが、開始日と終了日が異なる 2 番目のイベント ペアを追加したときの影響を示します。

次の図に、ルートと既存イベントを示します。

Route1 には、既存のイベントが複数あります。

次の表は、編集前の EventA と EventC のカスタム値の詳細を示しています。 DOT クラス レイヤーには Class Type (クラス 1) というカスタム フィールドがあり、作動圧範囲レイヤーには Pressure Type (設計) というカスタム フィールドがあります。

イベント IDイベント レイヤーカスタム値 1

EventA

DOT クラス

クラス 1

EventB

作動圧範囲

設計

次の表に、編集前の EventA と EventB の詳細を示します。

速度制限

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日速度制限

EventA

Route1

0

4

1/1/2000

<NULL>

65

Parking

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日Parking

EventB

Route1

0

5

1/1/2000

<NULL>

左のみ

次の図に、ルートと、1/1/2005 ~ <Null> の日付で追加される新しいイベントの入力を示します。

2 つの新しいイベントの入力

次の表に、新しいイベント入力の詳細を示します。

イベント IDイベント レイヤーカスタム値

[NewEvent1 入力]

DOT クラス

クラス 1

[NewEvent2 入力]

作動圧範囲

設計

次の表に、新しいイベント入力の詳細を示します。

速度制限

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日速度制限

NewEvent1

Route1

4

8

1/1/2005

<NULL>

65

Parking

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日Parking

NewEvent2

Route1

4

8

1/1/2005

<NULL>

左のみ

次の図に、一致メジャーに基づいて新しいイベントをマージした後のルートとイベントを示します。 この場合、日付により、更新されたメジャーを持つ既存のイベントに対して、新しいイベント レコードまたは新しいタイム スライスが生成されます。

マージされた一致イベント

次の表に、DOT クラスの EventA、および作動圧範囲の EventB のカスタム値の詳細を示します。 DOT クラスには、カスタム Class Type 値である「クラス 1」を持つ 2 つのイベント レコードがあります。 作動圧範囲にも、カスタム Pressure Type 値である「設計」を持つ 2 つのイベント レコードがあります。

イベント IDイベント レイヤーカスタム値

EventA

DOT クラス

クラス 1

EventA

DOT クラス

クラス 1

EventB

作動圧範囲

設計

EventB

作動圧範囲

設計

次の表に、イベントがマージされた後の詳細を示します。

速度制限

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日速度制限

EventA

Route1

0

4

1/1/2000

1/1/2005

65

EventA

Route1

0

8

1/1/2005

<NULL>

65

Parking

イベント IDルート名始点メジャー終点メジャー開始日終了日Parking

EventB

Route1

0

5

1/1/2000

1/1/2005

左のみ

EventB

Route1

0

8

1/1/2005

<NULL>

左のみ