Location Referencing ライセンスで利用可能です。
ArcGIS Pipeline Referencing データは時間対応であるため、ArcGIS Pro にレイヤーを追加した後、「時間プロパティを設定し」、「[時間フィルターの設定] ツール」を使用して時間経過に伴うレイヤーの視覚化を行います。
LRS レイヤーの時間ビューの設定
ArcGIS Pro で、マップに追加された LRS レイヤーで、時間のサポートを構成するには、次の手順を実行します。
- ArcGIS Pro を起動します。
- プロジェクトを開き、時間プロパティを設定する必要のある LRS レイヤーを追加します。
- [コンテンツ] ウィンドウでレイヤーをダブルクリックして、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。
- [時間] タブをクリックします。
- [属性値に基づいてレイヤー コンテンツをフィルター] を選択します。
- [レイヤーの時間] ドロップダウン矢印をクリックし、[各フィーチャに開始時間フィールドと終了時間フィールドが 1 つずつあります] を選択します。
- [開始時間フィールド] 値を、レイヤー内の開始日を含む対応フィールドに設定します。
- [終了時間フィールド] 値を、レイヤー内の終了日を含む対応フィールドに設定します。
- データの [時間範囲] 値をデータの日付範囲に設定します。
- [タイム ゾーン] をデフォルト値に設定します。
グループでの LRS レイヤーの時間ビューの設定
ネットワーク、イベント、キャリブレーション ポイントなどの LRS エレメントにレイヤーの開始日と終了日を設定することで、その一時性を有効化します。 これらのレイヤーで時間を有効化すると、特定の時間でフィーチャを比較できるようになります。
マップ内のすべての LRS レイヤーに対する時間のサポートを構成するには、次の手順を実行します。
- ArcGIS Pro を起動して、プロジェクトを開きます。
- ネットワーク、イベント、交点、キャリブレーション ポイントなどの LRS レイヤーをマップに追加します。
- [Location Referencing] タブの [ツール] グループで、[時間の有効化] をクリックします。
時間はマップ内の LRS レイヤーでのみ有効です。
- 時間は、マップ内のネットワーク、イベント、交点、およびキャリブレーション ポイントの各レイヤーでのみ有効です。
- 時間は、マップ内の中心線、レッドライン レイヤー、およびテーブルでは有効ではありません。
- このツールは、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [時間] タブにある次のパラメーターを設定します。
- [レイヤーの時間] - 各フィーチャに開始時間フィールドと終了時間フィールドが 1 つずつあります
- [開始時間フィールド] - LRS レイヤーの From Date フィールド
- [終了時間フィールド] - LRS レイヤーの To Date フィールド
- [時間範囲] - マップ内のすべての LRS レイヤーを考慮した次の式で計算されます。
- 開始日 - 最も古い日付 - 20 年と、今日の日付 - 20 年のうち、小さい方
- 終了日 - 最新の日付 + 20 年と、今日の日付 + 20 年のうち、大きい方
次の例では、日付を 10/10/2019 として式を適用しています。
入力 (すべての LRS レイヤーを考慮) 出力 (すべての LRS レイヤーに適用) #
最小 (開始日)
最大 (終了日)
開始日
終了日
1
1/1/2000
Null
1/1/1980
10/10/2039
2
1/1/2000
1/1/2030
1/1/1980
1/1/2050
3
Null
Null
10/10/1999
10/10/2039
4
1/1/2000
Null
10/10/1999
10/10/2039
[時間の有効化] ボタン は、初めてクリックしたときに有効になります。 アクティブな状態のときにボタンをクリックすると、LRS レイヤーの時間を無効化することができます。
ボタンがアクティブな場合、マップ上のすべての LRS レイヤーの時間が有効化され、マップに追加された後続の LRS レイヤーも有効化されます。
マップで有効化された時間プロパティは、プロジェクトの保存時に保持されます。
時間対応のマップを追加すると、ArcGIS Pro リボンの [時間] タブがアクティブになり、データを時間でフィルターすることができます。 また、マップの上部にあるタイム スライダーも使用できるようになります。
ヒント:
このツールを使用した後、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [時間] タブで、選択したマップ レイヤーの時間パラメーターを手動で変更できます。