Location Referencing ライセンスで利用可能です。
[イベントのスプリット] ツール を使用して、ライン イベントを 2 つの隣接イベントにスプリットできます。 スプリットする位置をクリックすると、イベントの属性を編集できます。 ツールを実行すると、入力イベントが廃止され、得られたスプリット イベントが新しいイベント ID を受け取ります。
以下に示すワークフローの例では、[イベントのスプリット] ツール を使用して、Route2 のメジャー値が 20 のスパニング イベントをスプリットしています。
次の図は、ルートとイベントを示しています。
次の表は、スプリット前のイベントの詳細を示しています。
イベント | 始点ルート ID | 終点ルート ID | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー | ロケーション エラー | DOT クラス |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | Route1 | Route3 | 1/1/2000 | <NULL> | 5 | 35 | エラーなし | クラス 3 |
- ArcGIS Pro でマップを開き、ライン イベントをスプリットする位置にズームします。
- [Location Referencing] タブの [イベント] グループで [スプリット] をクリックします。
[イベントのスプリット] ウィンドウが表示されます。
- [イベント レイヤー] ドロップダウン リストから、スプリットするイベントを含むイベント レイヤーを選択します。
フィーチャ サービスのすべてのライン イベント レイヤーが [イベント レイヤー] ドロップダウン リストに表示されます。 イベント レイヤーが変更されると、[Event1 の属性] および [Event2 の属性] のオプションと値が更新されます。
- [マップからルートを選択] ボタン をクリックしてルートを選択し、ライン イベントをスプリットするルートのメジャーをマップ上でクリックします。
[イベントのスプリット] ウィンドウの [ルート名] オプションと [メジャー] オプションに値が入力されます。
イベントは、2 つのイベントにスプリットされてポイントの両側に配置されます。 テキスト ボックスにメジャー値を指定することもできます。
選択したイベントのイベント オブジェクト ID が [EventOID] エリアに表示されます。
注意:
[マップからルートを選択] ボタン をクリック後、ルートにポインターを合わせると、ポインターの位置のルートおよびメジャー値を確認できます。
[オプション] ダイアログ ボックスの [Location Referencing] タブで、「ルートおよびメジャーの情報を表示するためのマップ縮尺オプションを設定」できます。
注意:
ロックの取得やリコンサイルに関するメッセージが表示された場合、競合の防止が有効になっています。
- [開始日] および [終了日] のカレンダーをクリックして、イベントのスプリットの開始日と終了日を選択します。
イベントの開始日のデフォルト値は現在の日付、終了日のデフォルト値は NULL です。
- 必要に応じて、[Event1 の属性] および [Event2 の属性] の値を編集します。
- [実行] をクリックし、入力された値を使用してイベント レコードを 2 つのイベントに分割します。
スプリット イベントが保存されると、確認メッセージが表示されます。
次の表は、スプリット適用後のイベントの詳細を示しています。 シナリオ例では、Event1 は Route1 のメジャー 5 から Route2 のメジャー 20、Event2 は Route2 のメジャー 20 から Route3 のメジャー 35 です。
イベント | 始点ルート ID | 終点ルート ID | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー | ロケーション エラー | DOT クラス |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | Route1 | Route2 | 1/1/2000 | <NULL> | 5 | 20 | エラーなし | クラス 3 |
Event2 | Route2 | Route3 | 1/1/2000 | <NULL> | 20 | 35 | エラーなし | クラス 2 |
次の図は、スプリット後のルートおよび関連イベントを示しています。