Location Referencing ライセンスで利用可能です。
ArcGIS Pipeline Referencing は、ArcGIS Pro の LRS ジオデータベースのステーショニング フィールドがあるポイント イベントの登録をサポートしています。
ステーショニングは、ルートのレイアウトと構築に使用する計測システムです。 ステーションは、ルート中心線の水平方向の計測に沿って、一定間隔で配置されるリファレンス ポイントです。
ステーショニング イベントを登録すると、LRS でのイベントの作成と編集の方法としてステーショニングを使用する場合に便利です。
ヒント:
[ポイント イベントの追加] ツールまたは ArcGIS Pro 編集ツールを使用してステーショニング イベントを作成および編集できます。
ステーショニングの基本
一般的に、ルートに沿って隣接する 2 つのステーション間の距離は 100 フィートです。
たとえば、ステーション番号 10+34.05 は、開始ステーションから 1034.05 フィート (10*100 + 34.05) 離れた位置を表します。
ステーション番号は、ルート全体の基本方向に基づいて、西から東、または南から北へ向かうにつれて増加します。 まず開始参照ステーションが設定され、ルートの中心線に沿ったすべての距離がそのポイント位置から計測されます。
ステーショニング イベントの構成
ステーショニング イベントは、まず必要なステーショニング フィールドをポイント イベント フィーチャ レイヤーに追加することで構成されます。 ステーショニング フィールドがポイント イベント フィーチャ レイヤーに追加したら、[ステーショニング フィールドの有効化] ツールを使用してそのレイヤーでステーショニングを有効化します。
フィールド | 説明 |
---|---|
Station Field | このフィールドでは、開始参照ステーションが設定され、前方ステーションまたは後方ステーションとしてルートの中心線に沿ったすべての距離がそのステーション ポイントから計測されます。 |
Back Station Field | ステーション位置にステーション均衡ポイントがある場合、このフィールドは設定される必要があります。 ソース データに後方ステーションが含まれない場合でも、このフィールドは必須です。 ステーション均衡は、あるシステムのステーション番号が別のシステムのステーション番号に変わる中心線上のポイントです。 ステーション均衡は、組織内にある 2 つのプロジェクト間の接続で使用できます。 均衡ポイントには、前方ステーション メジャーと後方ステーション メジャーとして表される両プロジェクトの値があります。 たとえば、ステーション均衡ポイント 139+55 Ahd and 140+55 Bck には、前方ステーション メジャーと後方ステーション メジャーがあります。 |
Station Value Direction Field | このフィールドは、ステーションの増加方向、つまりステーション値がルートのキャリブレーション方向に増加しているかどうかを示します。 このフィールドの値は、ステーション値がルートのキャリブレーション方向に減少していることを示しています。 空白値または値なしは、ステーション値がルートのキャリブレーション方向に増加していることを示しています。 注意:[ステーショニング フィールドの有効化] ツールで [ステーション値が減少しています] パラメーターを使用してデータの減少を表す値を指定できます。 |