LRS ネットワーク プロパティの表示

Location Referencing ライセンスで利用可能です。

LRS ネットワークのプロパティを、マップ レイヤーまたはフィーチャクラスとして表示できます。

既存の LRS ネットワーク プロパティを変更するには、[LRS ネットワークの変更 (Modify LRS Network)] ジオプロセシング ツールを使用します。

LRS ネットワークの作成と変更の詳細

LRS ネットワーク プロパティ

次の表に、LRS ネットワーク プロパティを示します。

名前とフィーチャクラス

名前およびフィーチャクラス プロパティは、[Location Referencing] タブの上部に表示されます。

プロパティ	説明
名前	選択した LRS ネットワークの名前
ネットワーク フィーチャクラス	LRS ネットワークが作成されたフィーチャクラス。

許容値と座標精度

次の [許容値と座標精度] プロパティを表示できます。

LRS ネットワークの許容値と座標精度の設定の詳細

プロパティ	説明
メジャーの精度	メジャーに含まれる指定した小数点以下表示桁数
XY 許容値	ネットワーク フィーチャクラスに設定された X、Y 許容値。
M 許容値	ネットワーク フィーチャクラスに設定された M 許容値。
Z 許容値	ネットワーク フィーチャクラスに設定された Z 許容値。
XY 座標精度	ネットワーク フィーチャクラスに設定された X、Y 座標精度。
M 座標精度	ネットワーク フィーチャクラスに設定された M 座標精度。
Z 座標精度	イベント フィーチャクラスに設定された Z 座標精度。

フィールドとネットワーク プロパティ

次の [フィールドとネットワーク プロパティ] フィールドおよびプロパティを表示できます。

プロパティ	説明
ルート ID	ルートの一意な ID。
開始日	ネットワークがアクティブになった日付。
終了日	ネットワークが廃止された日付。
ルート ID 構成	選択したネットワークに構成されたルート ID タイプ (シングルフィールドまたはマルチフィールド)。 注意: マルチフィールド ルート ID が構成されている場合、その識別子を構成するフィールドが表示されます。
ギャップ キャリブレーション方法	このネットワークに構成されているギャップ キャリブレーション方法。 増分値のステッピング、増分値の追加、またはユークリッドを設定できます。
増分値	このネットワークのギャップ キャリブレーション方法に構成されている増分値またはメジャー値。
カートグラフィックの再配置中のルート メジャーの更新	カートグラフィックの再配置時に、長さの変更に基づいてルートのメジャーが再キャリブレーションされるかどうかを指定します。 この設定はデフォルトでは使用できません。 [ネットワーク キャリブレーション ルールの変更 (Modify Network Calibration Rules)] ツールを実行して、LRS ネットワークでこの設定を有効にします。

ルートの優位性プロパティ

[ルートの優位性プロパティ] セクションを表示するには、少なくとも 1 つの構成されたルールが必要です。 構成された各ルールには、そのノードを展開して表示できるプロパティが含まれています。

構成されたルールごとに、次の [ルートの優位性プロパティ] を表示できます。

プロパティ	説明
ソース テーブル名	構成されたルールで使用されるソース イベント テーブルまたはフィーチャクラス。
フィールド	ルートの優位性の決定に使用されるソース テーブルの属性フィールド。 複数のフィールドが構成されている場合は、それらのフィールドが表示されます。
順位付けの方法	ルートの優位性の順序を指定する方法。[より小さい] または [より大きい] 値を設定できます。
順序タイプ	文字列を評価する際に使用する順序タイプ ([数値] または [英数字])。
優先的な例外	ユーザーが指定した例外のカンマ区切りリスト。 複数のフィールドから取得した値は、[フィールド] を使用して定義された連結順序と一致する必要があります。 たとえば、「SR18」が RouteType 属性と RouteNumber 属性で構成されるマルチフィールド ルート ID である場合、そのルートはその連結名 SR18 を使用して例外としてリストすることができます。

ネットワーク プロパティをマップ レイヤー別に表示

LRS ネットワーク マップ レイヤーのプロパティを [コンテンツ] ウィンドウから表示できます。

1. ArcGIS Pro で [コンテンツ] ウィンドウを開きます。
2. 確認したいプロパティを持つネットワーク レイヤーを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

   [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスが開き、タイトル バーに選択したネットワーク レイヤー名が表示されます。

   注意:

   ダイアログ ボックスに表示されるダイアログ ボックス タブは、選択したレイヤー タイプによって異なります。

3. [Location Referencing] タブをクリックします。

   タブがリストに表示されていない場合は、下にスクロールします。

   [Location Referencing] タブの上部に、選択データの一般的なプロパティが表示され、その下に追加のノードが表示されます。

4. ノードの矢印をクリックすると、そのプロパティを展開または折りたたむことができます。

   値またはフィールド名がフィールドよりも長い場合は、プロパティの上にポインターを合わせて詳細を表示するか、ダイアログ ボックスのサイズを変更して追加情報を表示します。

   ヒント:

   読み取り専用プロパティをクリップボードにコピーすることができます。

5. [OK] をクリックして [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

ネットワーク プロパティをフィーチャクラス別に表示

LRS ネットワーク フィーチャクラスのプロパティを [カタログ] ウィンドウから表示できます。

1. ArcGIS Pro で [カタログ] ウィンドウを開きます。
2. ジオデータベース コネクションと関連するサブフォルダーを展開して、フィーチャクラスを参照します。
3. 確認したいプロパティを持つネットワーク フィーチャクラスを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

   [フィーチャクラス プロパティ] ダイアログ ボックスが開き、タイトル バーに選択したフィーチャクラス名が表示されます。

   注意:

   ダイアログ ボックスに表示されるダイアログ ボックス タブは、選択したレイヤー タイプによって異なります。

4. [Location Referencing] タブをクリックします。

   タブがリストに表示されていない場合は、下にスクロールします。

   [Location Referencing] タブの上部に、選択データの一般的なプロパティが表示され、その下に追加のノードが表示されます。

5. ノードの矢印をクリックすると、そのプロパティを展開または折りたたむことができます。

   値またはフィールド名がフィールドよりも長い場合は、プロパティの上にポインターを合わせて詳細を表示するか、ダイアログ ボックスのサイズを変更して追加情報を表示します。

   ヒント:

   読み取り専用プロパティをクリップボードにコピーすることができます。