プロジェクト アイテムは、プロジェクトで不要になったが、コンピューターからは削除しない場合、プロジェクトから削除することができます。 または、アイテムを完全に削除することもできます。
アイテムの削除
アイテム接続を通じて以前に追加または作成したアイテムは、削除することができます。 たとえば、[カタログ] ウィンドウで、[フォルダー] コンテナー のフォルダー、[データベース] コンテナー のデータベース、[スタイル] コンテナー のスタイルを削除できます。
プロジェクトからアイテムを削除すると、プロジェクトではそのアイテムを使用できなくなります。 ファイル システムのファイルは削除されません。 アイテムを削除後、必要であれば、そのアイテムをプロジェクトに再び追加できます。
以下のアイテムは、プロジェクトから削除することはできません。
- プロジェクト ファイル内に格納されたアイテム (マップ、レイアウト、レポートなど)。 これらのアイテムは、プロジェクトから独立しては存在しません。 完全に削除することはできますが、プロジェクトから削除することはできません。
- フォルダー接続のサブフォルダーや、接続されたデータベース内のフィーチャクラスなど、接続されたアイテムに含まれるアイテム。 接続されたアイテムのみ削除できます。
- プロジェクト ホーム フォルダー、デフォルト ジオデータベース、デフォルト ツールボックスなどの必要なアイテム。
以下の手順で、プロジェクトからアイテムを削除します。
- [カタログ] ウィンドウで、[プロジェクト] タブをクリックします。
または、カタログ ビューの [コンテンツ] ウィンドウをアクティブにします。
- [フォルダー] 、[データベース] 、[ツールボックス] などのアイテム コンテナーを展開し、アイテムを選択します。
- 選択したアイテムを右クリックして [プロジェクトから削除] をクリックします。
アイテムが削除されます。
ヒント:
カタログ ビューがアクティブな場合は、リボンのコマンドを使用してアイテムを削除することもできます。 リボンの [カタログ] タブをクリックします。 [整理] グループで [削除] をクリックします。
プロジェクト アイテムの削除
アイテムが削除操作を許可され、ユーザーが該当する権限を持っている場合は、ArcGIS Pro を使用してプロジェクトに追加されたアイテムを削除できます。 削除できるアイテムは、次のカテゴリに分類されます。プロジェクト ファイル内に格納されるアイテム、ローカルまたはネットワーク コンピューターに格納されるアイテム、接続ファイルを通じてアクセスされるアイテム。 以下では、これらのカテゴリについて説明します。
アイテムは通常、アイテム コンテナーから、またはフォルダー接続からアイテムを参照して削除することができます。 たとえば、プロジェクトに追加されたファイル ジオデータベースは、[カタログ] ウィンドウの [データベース] コンテナー から、またはそのジオデータベースを含むフォルダー接続から削除できます。 ただし、現在フォルダー接続であるフォルダーを削除することはできません。
コンポジット アイテムや、依存アイテムを持つアイテムを削除すると、複数のアイテムが削除されます。 たとえば、シェープファイルを削除すると、その構成ファイル (.shp、.dbf、.shx など) が削除されます。 あるリレーションシップ クラスに属しているジオデータベース フィーチャクラスまたはテーブルを削除すると、そのリレーションシップ クラスも削除されます。
場合によっては、アイテムを削除できないことがあります。 たとえば、別のアプリケーションまたは ArcGIS Pro の別のインスタンスで使用中のアイテムは削除できません。 削除操作が失敗すると、説明メッセージが表示されます。
プロジェクト ファイル内に格納されるアイテム
プロジェクト ファイル内に格納されるアイテムには、マップ、シーン、レイアウト、レポート、リンク チャート、プレゼンテーションなどがあります。 プロジェクト ファイル内に格納されているアイテムを削除すると、どこにも存在しなくなります。 アイテムが Web マップや Web シーンなどのポータル アイテムにリンクされている場合、プロジェクト内に存在するアイテムのコピーが削除されます。ポータル アイテム自体は削除されません。
ArcGIS Pro を使用して自分が所有するポータル アイテムを削除できますが、[マイ コンテンツ] から行う必要があります。
ローカル コンピューターまたはネットワーク コンピューターに格納されるアイテム
ローカル コンピューターまたはネットワーク コンピューターに格納されるアイテムには、フォルダー、ファイル ジオデータベースおよびモバイル ジオデータベース、ツールボックス、ノートブック、これらのアイテムのコンテンツなどがあります。 スタイルなどの一部のアイテム タイプは、ArcGIS Pro でプロジェクトから削除できますが、完全に削除することはできません。
アイテムに他のアイテムが含まれている場合、アイテムを削除すると、そのコンテンツも削除されます。 たとえば、ファイル ジオデータベースを削除すると、含まれているフィーチャクラスやその他のアイテムも削除されます。 カタログ データセットやモザイク データセットなどの一部のアイテムは、アイテムが含まれていないファイルを参照しています。 これらのアイテムを削除しても、参照するファイルは削除されません。
接続ファイルを通じてアクセスされるアイテム
接続ファイルを通じてアクセスされるアイテムには、サーバー、エンタープライズ ジオデータベース、クラウド ストア、マルチファイル フィーチャ コネクション、STAC コネクション、BIM クラウド コネクションなどがあります。 これらのアイテムを削除すると、コンピューターまたはネットワーク ドライブに格納されているコネクション ファイルのみが削除され、アイテム自体は削除されません。 適切な権限がある場合は、エンタープライズ ジオデータベース内のフィーチャクラスなど、アイテムのコンテンツを削除できることがあります。
プロジェクト アイテムの削除
プロジェクト アイテムを削除するには、次の手順に従います。
- [カタログ] ウィンドウで、[プロジェクト] タブをクリックします。
または、カタログ ビューの [コンテンツ] ウィンドウをアクティブにします。
- アイテム コンテナーを展開し、アイテムを参照して、クリックして選択します。
- キーボードの Delete キーを押すか、アイテムを右クリックして [削除] をクリックします。
Delete キーが機能しないか [削除] コマンドがショートカット メニューに表示されない (または無効化されている) 場合、ArcGIS Pro でアイテムを削除することはできません。
- [削除] プロンプトで、[はい] をクリックします。
注意:
削除したプロジェクト アイテムを復元することはできません。 それらはオペレーティング システムのゴミ箱に送信されず、[元に戻す] コマンド で復元できません。
ポータル アイテムの削除
アクティブなポータルにサイン インしていて、必要な権限を持っている場合、[カタログ] ウィンドウまたはカタログ ビューの [マイ コンテンツ] ポータル コレクションから自分が所有するアイテムを削除できます。 削除されないよう保護されているか、他のポータル アイテムのサポートに必要なアイテムは削除できません。 このような場合、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise ポータルでアイテムを管理および削除する必要があります。 ArcGIS Online の削除操作とレイヤーの依存関係または ArcGIS Enterprise ヘルプの対応するトピックの詳細。
ポータル アイテムを削除するには、次の手順に従います。
- [カタログ] ウィンドウで [ポータル] タブをクリックし、[マイ コンテンツ] をクリックします。
または、カタログ ビューの [コンテンツ] ウィンドウの [ポータル] で、[マイ コンテンツ] をクリックします。
- [カタログ] ウィンドウまたはカタログ ビューで、アイテムを参照して選択します。 必要に応じて、Shift キーまたは Ctrl キーを押しながら、複数のアイテムを選択します。
- 次のいずれかの方法で、アイテムを削除します。
[カタログ] ウィンドウ
- Delete キーを押します。
- 選択したアイテムを右クリックして [削除] をクリックします。
カタログ ビュー
- Delete キーを押します。
- 選択したアイテムを右クリックして [削除] をクリックします。
- リボンの [カタログ] タブをクリックします。 [整理] グループで [削除] をクリックします。
注意:
ArcGIS Pro でポータル アイテムを削除する場合は、削除を確認するプロンプトが表示されます。 削除後、ArcGIS Online 組織がゴミ箱の使用を許可している場合 (デフォルト)、削除されたアイテムは 14 日間以内であれば復元できます。 14 日後、アイテムは完全に削除されます。 削除したアイテムは、ポータル アプリケーションを使用して復元する必要があります。 ArcGIS Online 組織がゴミ箱の使用を許可していない場合、アイテムは即時かつ完全に削除されます。 ArcGIS Enterprise 組織では、ゴミ箱を使用できません。
- [削除] プロンプトで、[はい] をクリックします。
アイテムが削除されます。
ヒント:
[削除 (Delete)] ジオプロセシング ツールを使用すると、上記の方法では削除できないアイテムを削除できます。
お気に入りコレクション内のアイテムの削除
お気に入りのアイテムを [お気に入り] コレクションから削除することはできません。 お気に入りのアイテムに他のアイテムが含まれている場合、含まれているアイテムは削除することができます。 ただし、アイテムは [カタログ] ウィンドウまたはカタログ ビューで削除することをお勧めします。
[お気に入り] コレクションからお気に入りのアイテムを削除するには、そのアイテムのショートカット メニューにある [お気に入りから削除] コマンド を使用します。
プロジェクトの削除
ArcGIS Pro では、プロジェクト ファイル (.aprx) を直接削除できません。 プロジェクトが開かれていない限り、そのプロジェクト ファイルは Microsoft File Explorer で削除できます。 プロジェクトに関連付けられている他のアイテムやデータは、他のプロジェクトで使用されていないことが確実で不要になった場合は削除できます。
デフォルトのプロジェクトの場所は、ユーザー プロファイルの \Documents\ArcGIS\Projects フォルダーです。 開いているプロジェクトのファイル パスを表示するには、ArcGIS Pro 上部にあるプロジェクト名の横のドロップダウン矢印をクリックします。 または、リボンの [プロジェクト] タブをクリックし、サイド タブのリストで [情報] をクリックします。
最近使用したプロジェクトのパスを表示するには、リボンの [プロジェクト] タブをクリックし、サイド タブのリストで [開く] をクリックして、最近使用したプロジェクトのリストを表示します。