Web 標高レイヤーを共有していますが、標高ソースと標高タイル スキーマの鉛直単位が一致しません。 標高ソースと Web レイヤーのタイル スキーマの鉛直座標系の単位を確実に同じにすることをお勧めします。 単位が一致しない場合、Web レイヤーが強調または平坦化されて見える可能性があります。
たとえば、標高ソースの鉛直単位がフィートで、タイル スキーマの鉛直単位がメートルの場合に、この警告が表示される可能性があります。 この場合は、標高ソースの鉛直座標系を使用するタイル スキーマを更新するか、タイル スキーマの鉛直座標系を使用する標高ソースを投影変換します。 単位の一貫性を維持するため、水平座標系と鉛直座標系の単位も揃えてください。
標高ソースまたはタイル スキーマに鉛直座標系が定義されていないと、鉛直座標系の単位として水平座標系の単位が使用されます。
解決策
次のいずれかを実行します。
- [ラスターの投影変換 (Project Raster)] ツールを使用して標高ソースを投影変換し、[ラスター演算 (Raster Calculator)] ツールを使用してピクセル値を変換します。
ベースマップまたは既存のキャッシュ Web レイヤーを使用して Web シーンで標高レイヤーを共有している場合、タイル スキーマはベースマップまたは Web レイヤーによって定義されます。 標高ソースは、ベースマップまたは Web レイヤーの鉛直座標系に投影変換される必要があります。
- タイル キャッシュのタイル スキーマの生成 (Generate Tile Cache Tiling Scheme) ツールを使用して、標高ソースの鉛直座標系でカスタム タイル スキーマを作成します。 [Web レイヤーとして共有] ウィンドウの [構成] タブで、[タイル スキーマ] ドロップダウン矢印をクリックして [タイル スキーマ ファイル] をクリックし、作成した .xml タイル スキーマ ファイルを選択します。
他のキャッシュ Web レイヤーを使用して Web シーンで Web 標高レイヤーを使用する場合は、作成したタイル スキーマをすべてのレイヤーで使用できるようにしてください。
- 標高ソースとシーンの水平座標系が一致し、標高ソースの水平単位および鉛直単位が一致するローカル シーン を使用している場合は、[自動設定] タイルス キーマ オプションを使用します。
[Web レイヤーとして共有] ウィンドウの [構成] タブで、[タイル スキーマ] ドロップダウン矢印をクリックして [自動設定] をクリックします。 自動設定されるタイル スキーマは、水平と鉛直の単位が一致したシーンの水平座標系で生成されます。
- 何もする必要はありません。 Web 標高レイヤーが強調または平坦化されて見える可能性があります。
追加情報
詳細については、「Web 標高レイヤーの構成」、「タイル スキーマの要件」、「GIS リソースの分析」をご参照ください。