ArcGIS Pro を使用すると、スタンドアロン ビデオをビデオ レイヤー
として ArcGIS Enterprise 12.0 以降に共有できます。 ビデオ レイヤーを使用すると、地理コンテキスト内で動画コンテンツを扱うことができ、遠隔地の監視に特に役立ちます。 ビデオ レイヤーは、ArcGIS Pro 内でマップまたはシーンに追加するか、ArcGIS Excalibur で開くことができます。
ビデオ レイヤーを共有するには、以下が必要です。
- コンテンツを作成する権限を持つ ArcGIS 組織に属しているアカウント
- ビデオ レイヤーを公開する権限を持つアカウント
- フェデレートされた ArcGIS Video Server サイトを持つポータル
共有ジョブの処理中にそのまま ArcGIS Pro での作業を続けることができます。 ArcGIS Pro を閉じてもかまいません。 [ジョブ ステータス] ウィンドウで共有ジョブのステータスを監視できます。
デフォルト構成を使用したビデオ レイヤーの共有
マップやシーンから、.mpg や .ts などのファイル形式でスタンドアロン ビデオを共有するには、以下の手順を実行します。 デフォルト構成を変更する方法については、「ビデオ レイヤーの構成」をご参照ください。
- [コンテンツ] ウィンドウでビデオを選択します。 選択したビデオを右クリックして、[共有] をポイントし、[Web レイヤーとして共有]
をクリックします。[Web レイヤーとして共有] ウィンドウが表示されます。
- Web レイヤーの名前を入力します。
- 必要に応じて、[サマリー] フィールドと [タグ] フィールドを完成させます。
[タグ] ドロップダウン メニューを使用すると、既存のタグを選択できます。 最大 128 個のタグを入力できます。
- [カテゴリ] ドロップダウン メニューを使用して、コンテンツ カテゴリを割り当てることもできます。
最大 20 のカテゴリを割り当てできます。
- [場所] で、[ポータル フォルダー] メニューを使用して、Web レイヤーを保存するポータル コンテンツのフォルダーを選択します。 必要に応じて、フォルダーを作成します。
デフォルトでは、Web レイヤーはポータル コンテンツのルート レベルに格納されます。
ヒント:
[参照] ボタン
をクリックし、ポータル コンテンツのフォルダーを参照します。 テキスト ボックスに、フォルダー名を入力することもできます。 - [共有レベル] で、Web レイヤーを共有する方法を指定します。
- [所有者] - そのアイテムにアクセスできるのは、所有者 (および他のメンバーが所有しているコンテンツを表示する権限のある組織のメンバー) だけです。 これがデフォルトのオプションです。
- [組織] - コンテンツを組織内のすべての認証済みユーザーと共有します。 このオプションは、組織アカウントでサイン インした場合に使用できます。
- [すべてのユーザー (パブリック)] - コンテンツが一般公開されます。 誰もがコンテンツにアクセスして、表示することができます。
- 必要に応じて、[グループ] で自分が所属するグループを選択して、そのメンバーとコンテンツを共有します。
- 必要に応じて、[コンテンツ] タブをクリックして、フォルダーおよび新しい Web レイヤーを表示します。
- [共有の完了] で [分析]
をクリックして潜在的な問題がないか確認します。 エラーと警告は、[メッセージ] タブにリストされます。 メッセージを右クリックして、ヘルプ トピックを開くか、ソフトウェアで処置を行います。 GIS リソースを共有するには、エラー
を解決する必要があります。 警告
の解決は推奨されますが、必須ではありません。 - エラーを解決し、必要に応じて警告を修正したら、[公開]
をクリックして、Web レイヤーを共有します。 - 必要に応じて、[ジョブ]
をクリックし、ジョブ ステータスを監視します。 - Web レイヤーが正常に公開されたら、ウィンドウの下部にある [Web レイヤーの管理] リンクをクリックし、ポータル内の Web レイヤーにアクセスします。