TIN の頂点を単純化 (Decimate TIN Nodes) (3D Analyst)

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サマリー

ソース TIN のノードのサブセットを使用して TIN (Triangulated Irregular Networks) データセットを作成します。

TIN の頂点を単純化 (Decimate TIN Nodes) の図

使用法

  • このツールは、オーバーサンプリングされたデータを間引くのに便利で、後の描画操作を向上させます。以下の間引きオプションが用意されています。

    • [Z 許容値] - 作成される TIN は、指定された Z 許容値内でソース TIN の垂直精度を維持します。Z 許容値は常にソース TIN のネイティブ Z 単位で表されます。出力 TIN の内挿された値と比較して、ソース TIN のノードはいずれも偏差が Z 許容値を超えることはありません。
      注意:

      このメソッドは、オプションのノード制限の適用もサポートします。Z 許容値の設定により、結果の TIN でノード数が最大値を超過したときに、ツールの処理が停止されます。この場合、TIN は生成されますが警告が返されます。

    • [データの個数] - 出力 TIN のノード数を、指定した値に減らします。多くの場合は、ソース TIN のノード数よりも少なくなります。通常は、ソース TIN のサーフェス特性を維持するようにノードが選択されます。
  • [ブレークラインのコピー] オプションが選択されている場合は、ジェネラライズを行わずにソース TIN のブレークラインが出力に保存されます。ブレークラインに関与するノードは、最大ノード数の制限に含まれません。

  • [ブレークラインのコピー] オプションを選択しているかどうかにかかわらず、また入力 TIN データ境界がブレークライン エッジに基づいているかどうかにかかわらず、作成される TIN のデータ境界はブレークライン エッジになります。そのため、出力 TIN のサイズが大きくなり、指定した最大ノード数の制限とは無関係に動作する可能性があります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力 TIN

処理される TIN データセット。

TIN Layer
出力 TIN

生成される TIN データセット。

TIN
単純化方法

入力 TIN からノードのサブセットを選択するための間引き方法を指定します。

  • Z 許容値[Z 許容値] パラメーターで指定した精度で高さ方向を維持する TIN を作成します。これがデフォルトです。
  • 個数[最大ノード数] パラメーターで指定したノード数を超過しない TIN を作成します。
String
ブレークラインのコピー
(オプション)

入力 TIN のブレークラインを出力にコピーするかどうかを示します。

  • オフ - ブレークラインをコピーしません。これがデフォルトです。
  • オン - ブレークラインをコピーします。

Boolean
Z 許容値
(オプション)

出力 TIN で許容されるソース TIN の Z 値からの最大偏差で、Z 範囲の 10 分の 1 または 10 のいずれか小さいほうがデフォルトになります。

Double
最大ノード数
(オプション)

出力 TIN に保存できる最大ノード数で、ソース TIN の合計ノード数から 1 を引いた数がデフォルトになります。Z 許容値の方法を使用する場合、指定した Z 許容値が原因で、生成される TIN が最大ノード数を超過すると、ツールは処理を停止します。

Long

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 3D Analyst
  • Standard: 次のものが必要 3D Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 3D Analyst

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