ティーセン ポリゴンの作成 (Create Thiessen Polygons) (解析)

Advanced のライセンスで利用可能。

サマリー

ポイント フィーチャからティーセン ポリゴンを作成します。

各ティーセン ポリゴンは、単一のポイント入力フィーチャのみを含みます。 ティーセン ポリゴン内のすべての位置は、他のどのポイント入力フィーチャよりも、関連するポイントの近くにあります。

ティーセン ツールの図

使用法

  • このツールを使用して、入力ポイント フィーチャで覆われたエリアをティーセンまたは近接ゾーンに分割することができます。 これらのゾーンは、ゾーン内のすべての位置が、他のどの入力ポイントよりも関連する入力ポイントの近くにあるようなエリア全体を表します。

  • 詳細:

    ティーセン ポリゴンを作成することの理論的背景は、次のとおりです。

    • S が座標空間またはユークリッド空間 (x,y) 内のポイントのセットである場合、この空間内のすべてのポイント p について、ポイント pS の 2 つ以上のポイントから等距離の位置にある場合を除き、p に最も近い S の 1 つのポイントが存在します。
    • 単一の近接ポリゴン (ボロノイ セル) は、S 内の単一のポイントに最も近いすべてのポイント p (すなわち、すべてのポイント p が、S 内の他のどのポイントよりも S 内の特定のポイントに近くなるようなエリア全体) によって定義されます。
  • ティーセン近接ポリゴンは、次のように構築されます。

    • すべてのポイントが、ドローネ基準を満たす TIN (不規則三角形網) に分割されます。
    • 三角形の辺ごとに垂直二等分線が生成され、ティーセン ポリゴンのエッジを形成します。 二等分線が交差する位置は、ティーセン ポリゴンの頂点の位置を決定します。
  • 出力ティーセン ポリゴン フィーチャクラスの外側境界は、ポイント入力フィーチャの範囲を 10% 拡大した位置にあります。 [範囲] 環境が特定の制限範囲に設定されている場合、このツールは、この環境設定を使用して外側境界を設定します。

  • 注意:

    このツールで地理座標系のデータを使用すると、予期しない結果が生じることがあります。このツールで使用されているボロノイ三角形分割方法が、投影座標系のデータを使用する場合に最適に機能するためです。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ

ティーセン ポリゴンが生成される元になるポイント入力フィーチャ。

Feature Layer
出力フィーチャクラス

ポイント入力フィーチャから生成されたティーセン ポリゴンを含んでいる出力フィーチャクラス。

Feature Class
出力フィールド
(オプション)

入力フィーチャのどのフィールドを出力フィーチャクラスへ渡すかを指定します。

  • フィーチャ ID のみ入力フィーチャの FID フィールドのみを出力フィーチャクラスへ渡します。 これがデフォルトです。
  • すべてのフィールド入力フィーチャのすべてのフィールドを出力フィーチャクラスへ渡します。
String

arcpy.analysis.CreateThiessenPolygons(in_features, out_feature_class, {fields_to_copy})
名前説明データ タイプ
in_features

ティーセン ポリゴンが生成される元になるポイント入力フィーチャ。

Feature Layer
out_feature_class

ポイント入力フィーチャから生成されたティーセン ポリゴンを含んでいる出力フィーチャクラス。

Feature Class
fields_to_copy
(オプション)

入力フィーチャのどのフィールドを出力フィーチャクラスへ渡すかを指定します。

  • ONLY_FID入力フィーチャの FID フィールドのみを出力フィーチャクラスへ渡します。 これがデフォルトです。
  • ALL入力フィーチャのすべてのフィールドを出力フィーチャクラスへ渡します。
String

コードのサンプル

CreateThiessenPolygons の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで CreateThiessenPolygons 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/data.gdb"
arcpy.analysis.CreateThiessenPolygons("schools", "c:/output/output.gdb/thiessen1", "ALL")
CreateThiessenPolygons の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトで、CreateThiessenPolygons 関数を使用する方法を示します。


# Name: CreateThiessenPolygons_Example2.py
# Description: Creates Thiessen polygons
 
# Import system modules
import arcpy
 
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data/data.gdb"
 
# Set local variables
inFeatures = "schools"
outFeatureClass = "c:/output/output.gdb/thiessen1"
outFields = "ALL"
 
# Run CreateThiessenPolygons
arcpy.analysis.CreateThiessenPolygons(inFeatures, outFeatureClass, outFields)

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: No
  • Advanced: Yes

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