データベース シーケンスの作成 (Create Database Sequence) (データ管理)

サマリー

ジオデータベース内にデータベース シーケンスを作成します。 カスタム アプリケーション内で、ジオデータベースにアクセスするシーケンスを使用できます。

使用法

• このツールは、IBM Db2、Microsoft SQL Server、Oracle、PostgreSQL、SAP HANA のファイル ジオデータベース、モバイル ジオデータベース、エンタープライズ ジオデータベースで使用できます。

• ListDatabaseSequences 関数を使用して、ファイル ジオデータベース内のデータベース シーケンスのリストを取得できます。 シーケンス名は一意である必要がありますので、新しいシーケンスを作成する前に既存のシーケンスのリストを取得することにより、すでに使用中のシーケンス名を指定することを回避できます。

• エンタープライズ ジオデータベースでは、データベース シーケンス ストレージはデータベース プラットフォームによって処理されます。 詳細については、個別の RDBMS プラットフォーム ドキュメントをご確認ください。 統合環境を使用し、シーケンスを表示できます。

パラメーター

ダイアログ

ラベル	説明	データ タイプ
入力ワークスペース	シーケンスが作成されるファイル ジオデータベース、モバイル ジオデータベース、またはエンタープライズ ジオデータベース。 エンタープライズ ジオデータベースの場合、ワークスペースはシーケンスを作成するエンタープライズ ジオデータベースに接続するためのデータベース コネクション ファイル (.sde)、またはファイル ジオデータベースのパス (ファイル ジオデータベース名を含む)。 データベース接続の場合、このデータベース接続で指定されたユーザーはシーケンスの所有者で、データベース内で次の権限を持つ必要があります。 Db2 - スキーマに対する CREATEIN 権限 Oracle - CREATE SEQUENCE システム権限 PostgreSQL - スキーマに対する権限 SAP HANA - standard ユーザーであること SQL Server - スキーマに対する CREATE SEQUENCE 権限と ALTER OR CONTROL 権限	Workspace
シーケンス名	データベース シーケンスに割り当てられる名前。 エンタープライズ ジオデータベースの場合、この名前は、使用しているデータベース プラットフォームのシーケンス名の要件を満たし、データベース内で一意である必要があります。 ファイル ジオデータベースの場合、この名前はファイル ジオデータベースで一意である必要があります。 この名前はカスタム アプリケーションや条件式でシーケンスを呼び出すために使用するものなので、忘れないようにしてください。	String
シーケンス開始 ID (オプション)	シーケンスの開始番号。 開始番号を指定しない場合、シーケンスは 1 から開始されます。 開始番号を指定する場合、0 より大きい値を指定する必要があります。	Long
シーケンスの増分値 (オプション)	シーケンス番号の増分方法を指定します。 たとえば、シーケンスが 10 から始まり増分値が 5 の場合、シーケンスの次の値は 15、その次の値は 20 になります。 増分値を指定しない場合、シーケンスの値は 1 ずつ増えていきます。	Long

派生した出力

ラベル	説明	データ タイプ
ジオデータベース内で作成されたシーケンス	更新された入力ワークスペース。	Workspace

Python

arcpy.management.CreateDatabaseSequence(in_workspace, seq_name, {seq_start_id}, {seq_inc_value})

名前	説明	データ タイプ
in_workspace	シーケンスが作成されるファイル ジオデータベース、モバイル ジオデータベース、またはエンタープライズ ジオデータベース。 エンタープライズ ジオデータベースの場合、ワークスペースはシーケンスを作成するエンタープライズ ジオデータベースに接続するためのデータベース コネクション ファイル (.sde)、またはファイル ジオデータベースのパス (ファイル ジオデータベース名を含む)。 データベース接続の場合、このデータベース接続で指定されたユーザーはシーケンスの所有者で、データベース内で次の権限を持つ必要があります。 Db2 - スキーマに対する CREATEIN 権限 Oracle - CREATE SEQUENCE システム権限 PostgreSQL - スキーマに対する権限 SAP HANA - standard ユーザーであること SQL Server - スキーマに対する CREATE SEQUENCE 権限と ALTER OR CONTROL 権限	Workspace
seq_name	データベース シーケンスに割り当てられる名前。 エンタープライズ ジオデータベースの場合、この名前は、使用しているデータベース プラットフォームのシーケンス名の要件を満たし、データベース内で一意である必要があります。 ファイル ジオデータベースの場合、この名前はファイル ジオデータベースで一意である必要があります。 この名前はカスタム アプリケーションや条件式でシーケンスを呼び出すために使用するものなので、忘れないようにしてください。	String
seq_start_id (オプション)	シーケンスの開始番号。 開始番号を指定しない場合、シーケンスは 1 から開始されます。 開始番号を指定する場合、0 より大きい値を指定する必要があります。	Long
seq_inc_value (オプション)	シーケンス番号の増分方法を指定します。 たとえば、シーケンスが 10 から始まり増分値が 5 の場合、シーケンスの次の値は 15、その次の値は 20 になります。 増分値を指定しない場合、シーケンスの値は 1 ずつ増えていきます。	Long

派生した出力

名前	説明	データ タイプ
out_workspace	更新された入力ワークスペース。	Workspace

コードのサンプル

CreateDatabaseSequence の例 (Python ウィンドウ)

custom_sequence という名前で、1 から始まり 1 ずつ増えていくデータベース シーケンスを作成します。

import arcpy
arcpy.management.CreateDatabaseSequence(r"C:/myconnections/mygdb.sde", 
                                        "custom_sequence", 1, 1)

CreateDatabaseSequence の例 (Python ウィンドウ)

myfilegdb という名前のファイル ジオデータベース内に、1 から開始して 1 ずつ増える my_ids という名前のデータベース シーケンスを作成します。

import arcpy
arcpy.management.CreateDatabaseSequence(r"C:/geodatabases/myfilegdb.gdb", 
                                        "my_ids", 1, 1)

環境

現在のワークスペース

ライセンス情報

• Basic: No
• Standard: Yes
• Advanced: Yes