ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力マップ | タイルを生成およびパッケージ化するマップ。 | Map |
ArcGIS Online/Bing Maps/Google マップのパッケージ | タイル スキーマを既存のマップ サービスから生成するか、ArcGIS Online、Bing maps、Google マップのマップ タイルを生成するかを指定します。
| Boolean |
出力ファイル | マップ タイル パッケージの出力パスとファイル名。 [複数のパッケージを作成] パラメーターをオンにすると、このパラメーターは、タイル パッケージの生成先を指定する [出力フォルダー] パラメーターと置き換えられます。 | File |
タイル形式 | 生成するタイルに使用する形式を指定します。
| String |
最大詳細レベル | キャッシュ タイル スキーマの定義に使用される縮尺の数に対応する整数表現。 この縮尺値は、タイル パッケージにキャッシュ タイルを生成する最大レベルを定義します。 この値を大きくすると、より大きな縮尺が反映されて、表示される詳細レベルが向上しますが、必要な格納領域が多くなります。 この値を小さくすると、より小さな縮尺が反映されて、表示される詳細レベルが低下しますが、必要な格納領域が少なくなります。 指定できる値は、1 〜 23 です。 デフォルト値は 1 です。 詳細レベルの最大値は詳細レベルの最小値より大きい必要があります。 | Long |
サービス (オプション) | タイル スキーマに使用するマップ サービスまたは .xml ファイルの名前。 このパラメーターは、[ArcGIS Online | Bing Maps | Google マップ] パラメーターがオフの場合のみ必要です。 | Map Server; File |
サマリー (オプション) | パッケージのプロパティに追加されるサマリー情報。 | String |
タグ (オプション) | パッケージのプロパティに追加されるタグ情報。 カンマやセミコロンで区切ることで、複数のタグを追加できます。 | String |
範囲 (オプション) | フィーチャを選択またはクリップするために使用する範囲を指定します。
| Extent |
圧縮品質 (オプション) | JPEG 圧縮品質を得るための値。値の範囲は 1 ~ 100 です。 JPEG タイル フォーマットのデフォルト値は 75 で、他のフォーマットのデフォルト値は 0 (ゼロ) です。 圧縮は JPEG 形式と混在形式のみでサポートされます。 高い値を選択すると、作成されるファイルのサイズは大きくなり、画像の品質は向上します。 低い値を選択すると、作成されるファイルのサイズは小さくなり、画像の品質は低下します。 | Long |
パッケージ タイプ (オプション) | 作成するタイル パッケージのタイプを指定します。
| String |
最小詳細レベル (オプション) | キャッシュ タイル スキーマの定義に使用される縮尺の数に対応する整数表現。 この縮尺値は、キャッシュ タイルが使用可能になりタイル パッケージにキャッシュ タイルが生成される最大レベルを定義します。 指定できる値は、0 〜 23 です。 デフォルト値は 0 です。 詳細レベルの最小値は詳細レベルの最大値以下である必要があります。 | Long |
対象エリア (オプション) | タイルの作成場所を制限するフィーチャ セット。 不規則な形状のエリアまたはマルチパート フィーチャのタイルを作成するには、対象地域を使用します。 対象地域フィーチャの境界四角形の外にあるエリアはキャッシュされません。 このパラメーターに値を指定しない場合、対象地域は入力マップの全範囲になります。 | Feature Set |
複数のパッケージを作成 (オプション) | 単一の大きいタイル パッケージを作成するか複数の小さいタイル パッケージを作成するかを指定します。 並列処理ファクター環境変数が 0 の場合、または [パッケージ タイプ] パラメーターが [tpk] に設定されている場合、このパラメーターは使用できません。
| Boolean |
出力フォルダー | 複数のタイル パッケージを生成する場所。 出力フォルダーが空でない場合は、出力フォルダーにサブフォルダーが作成され、タイルが格納されます。 フォルダー名には、自動生成された GUID が使用されます。 [複数のパッケージを作成] パラメーターをオフにすると、このパラメーターは、生成される単一タイル パッケージの名前を指定する [出力ファイル] パラメーターと置き換えられます。 | Folder |
サマリー
マップからタイルを生成し、そのタイルを単一のタイル パッケージまたはサイズのより小さい複数のタイル パッケージとしてパッケージ化します。
使用法
このツールは、並列処理ファクター環境変数を優先します。 [複数のパッケージを作成] パラメーターがオンの場合、並列処理により、空いている CPU を使用する複数のプロセスでキャッシュ コンテンツが生成され、デフォルト閾値 (1 GB のサイズ制限) に達したときにタイル パッケージが生成されます。
より大きなデータを処理する場合は、[複数のパッケージを作成] パラメーターを使用します。 このパラメーターをオンにすると、単一の大きいタイル パッケージではなく複数の小さいパッケージが作成されます。 これにより、単一ジョブで 500 GB を超えるタイル コンテンツを生成し、共有したり、ホスト タイル レイヤーとして ArcGIS Online にアップロードして公開したりできます。 この方法で、キャッシュの範囲とレベルを複数ジョブに分割することなく、大きいタイル コンテンツから共有用の小さいタイル パッケージを生成できます。
このパラメーターがオンの場合は、出力パッケージを保存するため、ファイル システムの空のフォルダーのパスを [出力フォルダー] パラメーターに入力する必要があります。 [パッケージ タイプ] パラメーターが [tpkx] に設定され、並列処理ファクター環境変数が 0 でない場合に限り、複数のパッケージを作成できます。
[タイル形式] パラメーターに [PNG] が設定されると、ツールは [詳細レベルの最大値] パラメーターに指定された値に基づき、正しい形式 (PNG8、PNG24、または PNG32) を自動的に使用します。
このツールを実行するには、入力マップに説明とタグを含める必要があります。 説明とタグを追加するには、[コンテンツ] ウィンドウでマップ名を右クリックして、[プロパティ] を選択します。 [マップ プロパティ] ダイアログ ボックスの [メタデータ] タブで、[タグ] および [説明] テキスト ボックスに情報を入力します。
パラメーター
arcpy.management.CreateMapTilePackage(in_map, service_type, output_file, format_type, level_of_detail, {service_file}, {summary}, {tags}, {extent}, {compression_quality}, {package_type}, {min_level_of_detail}, {area_of_interest}, {create_multiple_packages}, output_folder)
名前 | 説明 | データ タイプ |
in_map | タイルを生成およびパッケージ化するマップ。 | Map |
service_type | タイル スキーマを既存のマップ サービスから生成するか、ArcGIS Online、Bing maps、Google マップのマップ タイルを生成するかを指定します。
| Boolean |
output_file | マップ タイル パッケージの出力パスとファイル名。 | File |
format_type | 生成するタイルに使用する形式を指定します。
| String |
level_of_detail | キャッシュ タイル スキーマの定義に使用される縮尺の数に対応する整数表現。 この縮尺値は、タイル パッケージにキャッシュ タイルを生成する最大レベルを定義します。 この値を大きくすると、より大きな縮尺が反映されて、表示される詳細レベルが向上しますが、必要な格納領域が多くなります。 この値を小さくすると、より小さな縮尺が反映されて、表示される詳細レベルが低下しますが、必要な格納領域が少なくなります。 指定できる値は、1 〜 23 です。 デフォルト値は 1 です。 詳細レベルの最大値は詳細レベルの最小値より大きい必要があります。 | Long |
service_file (オプション) | タイル スキーマに使用するマップ サービスまたは .xml ファイルの名前。 このパラメーターは、service_type パラメーターを EXISTING に設定する場合のみ必要です。 | Map Server; File |
summary (オプション) | パッケージのプロパティに追加されるサマリー情報。 | String |
tags (オプション) | パッケージのプロパティに追加されるタグ情報。 カンマやセミコロンで区切ることで、複数のタグを追加できます。 | String |
extent (オプション) | フィーチャを選択またはクリップするために使用する範囲を指定します。
| Extent |
compression_quality (オプション) | JPEG 圧縮品質を得るための値。値の範囲は 1 ~ 100 です。 JPEG タイル フォーマットのデフォルト値は 75 で、他のフォーマットのデフォルト値は 0 (ゼロ) です。 圧縮は JPEG 形式と混在形式のみでサポートされます。 高い値を選択すると、作成されるファイルのサイズは大きくなり、画像の品質は向上します。 低い値を選択すると、作成されるファイルのサイズは小さくなり、画像の品質は低下します。 | Long |
package_type (オプション) | 作成するタイル パッケージのタイプを指定します。
| String |
min_level_of_detail (オプション) | キャッシュ タイル スキーマの定義に使用される縮尺の数に対応する整数表現。 この縮尺値は、キャッシュ タイルが使用可能になりタイル パッケージにキャッシュ タイルが生成される最大レベルを定義します。 指定できる値は、0 〜 23 です。 デフォルト値は 0 です。 詳細レベルの最小値は詳細レベルの最大値以下である必要があります。 | Long |
area_of_interest (オプション) | タイルの作成場所を制限するフィーチャ セット。 不規則な形状のエリアまたはマルチパート フィーチャのタイルを作成するには、対象地域を使用します。 対象地域フィーチャの境界四角形の外にあるエリアはキャッシュされません。 このパラメーターに値を指定しない場合、対象地域は入力マップの全範囲になります。 | Feature Set |
create_multiple_packages (オプション) | 単一の大きいタイル パッケージを作成するか複数の小さいタイル パッケージを作成するかを指定します。 parallelProcessingFactor環境変数が 0 の場合、または package_type パラメーターが tpk に設定されている場合、このパラメーターは使用できません。
| Boolean |
output_folder | 複数のタイル パッケージを生成する出力フォルダー。 出力フォルダーが空でない場合は、出力フォルダーにサブフォルダーが作成され、タイルが格納されます。 フォルダー名には、自動生成された GUID が使用されます。 | Folder |
コードのサンプル
次の Python スクリプトで、CreateMapTilePackage 関数を Python ウィンドウから使用する方法を示します。
import arcpy
arcpy.env.workspace = r"C:\Data\MinMaxLOD\states73K"
aprx = arcpy.mp.ArcGISProject(r"C:\Data\MinMaxLOD\states73K\states73K_1.aprx")
map1 = aprx.listMaps()[0]
arcpy.management.CreateMapTilePackage(map1, "ONLINE", "Example.tpkx", "PNG", "5")
プロジェクト内のすべてのマップを検索して、マップごとに単一のマップ タイル パッケージを作成します。
# Name: CreateMapTilePackage.py
# Description: Find all the maps in the project and
# create a single map tile package for each map
# import system modules
import os
import arcpy
# Set environment settings
arcpy.env.overwriteOutput = True
arcpy.env.workspace = r"C:\Data\MinMaxLOD\states73K"
# Loop through the project, find all the maps, and
# create a single map tile package for each map,
# using the same name as the map
p = arcpy.mp.ArcGISProject("c:\\temp\\myproject.aprx")
extent = ""
aoi = ""
for m in p.listMaps():
print("Packaging " + m.name)
arcpy.management.CreateMapTilePackage(m, "ONLINE", "{}.tpkx".format(m.name),
"PNG", 9, None, "MapSummary", "MapTag", extent, "", "tpkx", 5, aoi)
指定されたマップに、複数のマップ タイル パッケージを作成します。
# Name: CreateMapTilePackage.py
# Description: Create multiple map tile packages for a given map
# import system modules
import os
import arcpy
# Set environment settings
arcpy.env.overwriteOutput = True
arcpy.env.workspace = r"C:\Data\MinMaxLOD\states73K"
# Create multiple map tile packages for given map,
aprx = arcpy.mp.ArcGISProject("c:\\temp\\myproject.aprx")
map1 = aprx.listMaps()[0]
extent = ""
aoi = ""
createMultiplePackages = "create_multiple_packages"
outputFolder = r"C:\11\multi"
arcpy.management.CreateMapTilePackage(map1, "ONLINE", "", "PNG", 9, None, "MapSummary", "MapTag",
extent, "", "tpkx", 5, aoi,createMultiplePackages, outputFolder )
ライセンス情報
- Basic: Yes
- Standard: Yes
- Advanced: Yes