| ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力マップ | タイルを生成およびパッケージ化する際の実行元となるマップ。 入力マップは、メタデータの説明とタグを含む必要があります。 | Map |
出力ファイル | 出力ベクター タイル パッケージ。 このパッケージのファイル拡張子は .vtpk です。 | File |
ArcGIS Online/Bing Maps/Google マップのパッケージ | タイル スキーマを既存のマップ サービスから生成するか、または ArcGIS Online/Bing Maps/Google Maps 向けにマップ タイルを生成するかを指定します。
| Boolean |
タイル スキーマ (オプション) | [ArcGIS Online | Bing Maps | Google マップ] パラメーターがオフの場合に使用されるベクター タイル サービスまたはタイル スキーマ ファイル。 タイル スキーマのタイル サイズは 512 x 512 である必要があり、2 倍の比率で連続する縮尺を持つ必要があります。 | Map Server; File |
タイル形式 (オプション) | タイル生成構造がインデックス構造で最適化されるか、すべての詳細レベルですべてのタイルのフラット配列となるかを指定します。 最適化されたインデックス構築済み構造がデフォルトで設定されています。この場合は、サイズの小さいキャッシュが生成されます。
| String |
最小キャッシュ縮尺 (オプション) | タイルが生成される最小縮尺。 タイル スキーマ内で最も小さい縮尺でなくてもかまいません。 最小キャッシュ縮尺により、キャッシュの生成に使用される縮尺が決定されます。 | Double |
最大キャッシュ縮尺 (オプション) |
タイルが生成される最大縮尺。 タイル スキーマ内で最も大きい縮尺でなくてもかまいません。 最大キャッシュ縮尺により、キャッシュの生成に使用される縮尺が決定されます。 | Double |
インデックス ポリゴン (オプション) | フィーチャ密度に基づいた、タイルの事前生成済みインデックス。[タイル形式] パラメーターが [インデックス構築済み] に設定されている場合にのみ使用できます。 [ベクター タイル インデックスの作成 (Create Vector Tile Index)] ツールを使用して、インデックス ポリゴンを作成します。 このパラメーターにインデックス ポリゴンを指定しないと、最適化されたインデックス ポリゴン (タイルの作成に役立つ) が処理中に生成されますが、これらのポリゴンの保存と出力はできません。 インデックス ポリゴンは [タイル スキーマ] パラメーター値と同じ座標系を使用する必要があります。 | Feature Layer |
サマリー (オプション) | 出力ベクター タイル パッケージのプロパティに追加されるサマリー情報。 | String |
タグ (オプション) | 出力ベクター タイル パッケージのプロパティに追加されるタグ情報。 タグが複数存在する場合は、カンマまたはセミコロンで区切ります。 | String |
サマリー
マップまたはベースマップからベクター タイルを生成し、これらのタイルをパッケージ化して 1 つの .vtpk ファイルにします。
使用法
このツールを実行するには、入力マップに説明とタグを含める必要があります。 説明とタグを追加するには、[コンテンツ] ウィンドウでマップ名を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。 [メタデータ] タブで、そのマップの説明とタグを入力します。
一部のシンボルは、タイル作成プロセスで解決できません。 ハッチまたはグラデーション塗りつぶしやラインまたはポリゴン アウトライン沿いのマーカーを含むレイヤーをシンボル化しないでください。また、ほとんどの場合、シンボル効果を含むレイヤーも同様です。 出力タイルで適用されるシンボル効果は、移動効果 (多くの場合、建物フィーチャでドロップ シャドウ効果を模倣するために使用)、オフセット効果、および破線効果のみです。 破線効果による複雑な破線パターンは、出力タイルで単純な破線 (オン/オフ) に置き換わります。
生成されたタイル パッケージが 500 GB 未満の場合は、ブラウザーを使用して ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise に直接アップロードするか、[パッケージの共有 (Share Package)] ツールを使用して ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise にアップロードできます。 詳細については、「キャッシュ データセットからのベクター タイル レイヤーの公開」をご参照ください。
ベクター タイルの作成とシンボル化の詳細については、「ベクター タイル作成用のマップの作成」と「ベクター タイルのシンボル化」をご参照ください。
パラメーター
arcpy.management.CreateVectorTilePackage(in_map, output_file, service_type, {tiling_scheme}, {tile_structure}, {min_cached_scale}, {max_cached_scale}, {index_polygons}, {summary}, {tags})| 名前 | 説明 | データ タイプ |
in_map | タイルを生成およびパッケージ化する際の実行元となるマップ。 入力マップは、メタデータの説明とタグを含む必要があります。 | Map |
output_file | 出力ベクター タイル パッケージ。 このパッケージのファイル拡張子は .vtpk です。 | File |
service_type | タイル スキーマを既存のマップ サービスから生成するか、または ArcGIS Online/Bing Maps/Google Maps 向けにマップ タイルを生成するかを指定します。
| Boolean |
tiling_scheme (オプション) | service_type パラメーターが EXISTING に設定されている場合は、ベクター タイル サービスまたはタイル スキーマ ファイルが使用されます。 タイル スキーマのタイル サイズは 512 x 512 である必要があり、2 倍の比率で連続する縮尺を持つ必要があります。 | Map Server; File |
tile_structure (オプション) | タイル生成構造がインデックス構造で最適化されるか、すべての詳細レベルですべてのタイルのフラット配列となるかを指定します。 最適化されたインデックス構築済み構造がデフォルトで設定されています。この場合は、サイズの小さいキャッシュが生成されます。
| String |
min_cached_scale (オプション) | タイルが生成される最小縮尺。 タイル スキーマ内で最も小さい縮尺でなくてもかまいません。 最小キャッシュ縮尺により、キャッシュの生成に使用される縮尺が決定されます。 | Double |
max_cached_scale (オプション) |
タイルが生成される最大縮尺。 タイル スキーマ内で最も大きい縮尺でなくてもかまいません。 最大キャッシュ縮尺により、キャッシュの生成に使用される縮尺が決定されます。 | Double |
index_polygons (オプション) | フィーチャの密度に基づいた、タイルの事前生成済みインデックス。tile_structure パラメーターが INDEXED に設定されている場合にのみ使用できます。 [ベクター タイル インデックスの作成 (Create Vector Tile Index)] ツールを使用して、インデックス ポリゴンを作成します。 このパラメーターにインデックス ポリゴンを指定しないと、最適化されたインデックス ポリゴン (タイルの作成に役立つ) が処理中に生成されますが、これらのポリゴンの保存と出力はできません。 インデックス ポリゴンは tiling_scheme パラメーター値と同じ座標系を使用する必要があります。 | Feature Layer |
summary (オプション) | 出力ベクター タイル パッケージのプロパティに追加されるサマリー情報。 | String |
tags (オプション) | 出力ベクター タイル パッケージのプロパティに追加されるタグ情報。 タグが複数存在する場合は、カンマまたはセミコロンで区切ります。 | String |
コードのサンプル
次のスクリプトは、CreateVectorTilePackage ウィンドウの Python 関数を使用して、プロジェクト内の最初のマップのベクター タイル パッケージを作成する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/TilePackageExample"
aprx = arcpy.mp.ArcGISProject("CURRENT")
map = aprx.listMaps()[0]
arcpy.management.CreateVectorTilePackage(map, 'Example.vtpk', "ONLINE", "", "INDEXED", 295828763.795777, 564.248588)このスタンドアロン スクリプトは CreateVectorTilePackage 関数を示しています。
# Name: CreateVectorTilePackage.py
# Description: Find all the maps in the project and
# create a vector tile package for each map
# import system modules
import os
import arcpy
#set environment settings
arcpy.env.overwriteOutput = True
outputPath = "C://Tilepackages//"
# Loop through the project, find all the maps, and
# create a vector tile package for each map,
# using the same name as the map
p = arcpy.mp.ArcGISProject("c:\\temp\\myproject.aprx")
for m in p.listMaps():
print("Packaging " + m.name)
arcpy.CreateVectorTilePackage_management(m, outputPath + m.name + '.vtpk', "ONLINE", "", "INDEXED", 295828763.795777, 564.248588)ライセンス情報
- Basic: Yes
- Standard: Yes
- Advanced: Yes