セル サイズ環境を反映するツールは、操作で使用する出力ラスター セル サイズ、または解像度を設定します。 デフォルトの出力解像度は、ツールによって指定されない限り、入力ラスター データセットの最も粗い解像度で決まります。
使用上の注意
- 特定の数値のセル サイズを使用するには、テキスト ボックスに数値を直接入力します。
- フィーチャ データセットをツールへの唯一の入力として使用した場合のデフォルトのセル サイズは、フィーチャ データセットの範囲の幅または高さ (どちらか短いほう) を 250 で割った値になります。
- 数値のセル サイズ値を指定したときに、出力の空間参照が入力データの空間参照と異なる場合には、投影は行われません。 それ以外の場合は、入力データセットが投影され、新しいセル サイズが使用されます。
- 入力ラスター データセットよりも小さいセル サイズを指定する場合は注意が必要です。 新しいデータは作成されず、セルは最近隣リサンプリングに基づいて内挿されます。 結果の精度は、最も粗い入力ラスターと同じ程度になります。
- 解析中にデータセットを投影すると、出力ラスター セル サイズはセル サイズ投影法環境設定で指定された方法を使用します (ツールがこの環境設定を考慮する場合)。
ダイアログの構文
- 空 - 値がない場合、ジオプロセシング ツールは優先設定と解釈します。 これがデフォルトです。
- [入力データの最大セルサイズ] - すべての入力データセットの中から最大のセル サイズを使用します。
- [入力データの最小セルサイズ] - すべての入力データセットの中から最小のセル サイズを使用します。
- [レイヤー <名前> と同じ] - 指定したレイヤーまたはラスター データセットのセル サイズを使用します。
スクリプトの構文
arcpy.env.cellSize = cellsize_option
cellsize_option | 説明 |
---|---|
MAXOF | すべての入力データセットの中から最大のセル サイズが使用されます。 ツールによって指定されない限り、これがデフォルトです。 |
MINOF | すべての入力データセットの中から最小のセル サイズが使用されます。 |
number | 指定したセル サイズ値がそのまま使用されます。 |
レイヤー名 | 指定したレイヤーまたはラスター データセットのセル サイズが使用されます。 |
スクリプトの例
import arcpy
# Set the cell size environment using a keyword.
arcpy.env.cellSize = "MINOF"
# Set the cell size environment using a number.
arcpy.env.cellSize = 20
# Set the cell size environment using a raster dataset.
arcpy.env.cellSize = "C:/sapyexamples/data/myraster"