移動ウィンドウ クリギング (Moving Window Kriging) (Geostatistical Analyst)

Geostatistical Analyst のライセンスで利用可能。

サマリー

レンジ、ナゲット、および部分シル セミバリオグラム パラメーターを、すべての位置ポイントを移動し、より小さな近傍に基づいて再計算します。

移動ウィンドウ クリギングの詳細

使用法

  • 地球統計モデル ソースは、地球統計レイヤーまたは経験ベイズ クリギング以外のクリギング モデルを表す地球統計モデル (XML) のいずれかです。

  • ツールを実行するには、入力データセットに 10 個以上のポイントが含まれている必要があります。 このツールは、非定常なトレンドが存在する大規模なデータセットに最も効果的です。

  • Python スクリプトで、GeostatisticalDatasets ArcPy クラスは [入力データセット] パラメーターを設定するのに有効です。

  • NULL 値をサポートするデータ形式 (ファイル ジオデータベース フィーチャクラスなど) で、NULL 値を入力として使用する場合、その位置の推定を実行できなかったか、値を無視する必要があることを示します。 シェープファイルなどの NULL 値をサポートしないデータ形式の場合、値 -1.7976931348623158e+308 (C++ で定義された定数 DBL_MAX のマイナス値) を使用して、その位置に対する推定が実行できなかったことを示します。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力地球統計モデル ソース

解析する地球統計モデル ソース。

File; Geostatistical Layer
入力データセット

出力レイヤーの作成に使用される入力データセット名とフィールド名。

Geostatistical Value Table
入力ポイント観測位置

推定が実行されるポイント位置。

Feature Layer
含める最大近傍

移動ウィンドウで使用する近傍の数。

Long
出力フィーチャクラス

結果を格納するフィーチャクラス。

Feature Class
出力セル サイズ
(オプション)

作成する出力ラスターのセル サイズ。

この値は、[環境][セル サイズ] パラメーターで明示的に設定できます。

設定されていない場合、入力空間参照において、入力ポイント フィーチャの範囲の幅または高さ (どちらか短い方) を 250 で割った値になります。

Analysis Cell Size
出力サーフェス ラスター
(オプション)

出力フィーチャクラスの推定値は、ローカル多項式内挿法を使用してラスターに内挿されます。

Raster Dataset

arcpy.ga.GAMovingWindowKriging(in_ga_model_source, in_datasets, in_locations, neighbors_max, out_featureclass, {cell_size}, {out_surface_grid})
名前説明データ タイプ
in_ga_model_source

解析する地球統計モデル ソース。

File; Geostatistical Layer
in_datasets

GeostatisticalDatasets オブジェクト。

あるいは、エレメントを表すセミコロン区切りの文字列を指定できます。 各エレメントは、以下のコンポーネントで構成されます。

  • データセットのカタログ パスおよび名前、または現在のコンテンツ ウィンドウ内のレイヤー名 (末尾に 1 つのスペースを入力します)。
  • 一連のフィールド名 (各フィールド名はスペースで区切ります)。 ラスターの場合、セル値が使用されます。
Geostatistical Value Table
in_locations

推定が実行されるポイント位置。

Feature Layer
neighbors_max

移動ウィンドウで使用する近傍の数。

Long
out_featureclass

結果を格納するフィーチャクラス。

Feature Class
cell_size
(オプション)

作成する出力ラスターのセル サイズ。

この値は、[環境][セル サイズ] パラメーターで明示的に設定できます。

設定されていない場合、入力空間参照において、入力ポイント フィーチャの範囲の幅または高さ (どちらか短い方) を 250 で割った値になります。

Analysis Cell Size
out_surface_grid
(オプション)

出力フィーチャクラスの推定値は、ローカル多項式内挿法を使用してラスターに内挿されます。

Raster Dataset

コードのサンプル

MovingWindowKriging の例 1 (Python ウィンドウ)

選択したポイント位置の値を推定します。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/gapyexamples/data"
arcpy.GAMovingWindowKriging_ga(
    "C:/gapyexamples/data/kriging.lyr", "C:/gapyexamples/data/ca_ozone_pts.shp OZONE",
    "C:/gapyexamples/data/obs_pts.shp", "10", "C:/gapyexamples/output/outMWK", "", "")
MovingWindowKriging の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

選択したポイント位置の値を推定します。

# Name: MovingWindowKriging_Example_02.py
# Description: The kriging model is automatically estimated for each neighborhood
#              as the kriging interpolation moves through all the location points.
# Requirements: Geostatistical Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy

# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/gapyexamples/data"

# Set local variables
inLayer = "C:/gapyexamples/data/kriging.lyr"
inPoints = "C:/gapyexamples/data/ca_ozone_pts.shp OZONE"
obsPoints = "C:/gapyexamples/data/obs_pts.shp"
maxNeighbors = 10
outPoints = "C:/gapyexamples/output/outMWK"

# Execute MovingWindowKriging
arcpy.GAMovingWindowKriging_ga(inLayer, inPoints, obsPoints, maxNeighbors,
                               outPoints)

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 Geostatistical Analyst
  • Standard: 次のものが必要 Geostatistical Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 Geostatistical Analyst

関連トピック