SAR 単位の変換 (Convert SAR Units) (Image Analyst)

Image Analyst ライセンスで利用できます。

サマリー

振幅と強度、リニアとデシベル (dB)、および複素数と強度間で入力 SAR (合成開口レーダー) データのスケーリングを変換します。

使用法

  • このツールは、dB 値への変換によって振幅または強度の値の範囲を減少させることで、SAR プロダクトの解釈を簡略化し、画像表示の品質を向上させます。

  • さらに、データを振幅から強度に、またはその逆に変換することもできます。

  • 複素数データを強度データに変換することはできますが、位相情報が使用できなくなるため、強度データを複素数データに再び変換することはできません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力レーダー データ

入力レーダー データ。

Raster Dataset; Raster Layer
出力レーダー データ

変換されたレーダー データセットです。

Raster Dataset
変換タイプ
(オプション)

適用される後方散乱変換のタイプを指定します。

  • リニアから dB への変換単位のない値が dB 値に変換されます。 これがデフォルトです。
  • dB からリニアへの変換dB 値が単位のない値に変換されます。
  • 振幅から強度への変換振幅値が、振幅を二乗した強度の値に変換されます。
  • 強度から振幅への変換強度の値が、強度に平方根を適用した振幅値に変換されます。
  • 複素数から強度への変換複素数の値が、実数成分と虚数成分の二乗を加算することで強度の値に変換されます。
String

ConvertSARUnits(in_radar_data, out_radar_data, {conversion_type})
名前説明データ タイプ
in_radar_data

入力レーダー データ。

Raster Dataset; Raster Layer
out_radar_data

変換されたレーダー データセットです。

Raster Dataset
conversion_type
(オプション)

適用される後方散乱変換のタイプを指定します。

  • LINEAR_TO_DB単位のない値が dB 値に変換されます。 これがデフォルトです。
  • DB_TO_LINEARdB 値が単位のない値に変換されます。
  • AMPLITUDE_TO_INTENSITY振幅値が、振幅を二乗した強度の値に変換されます。
  • INTENSITY_TO_AMPLITUDE強度の値が、強度に平方根を適用した振幅値に変換されます。
  • COMPLEX_TO_INTENSITY複素数の値が、実数成分と虚数成分の二乗を加算することで強度の値に変換されます。
String

コードのサンプル

ConvertSARUnits の例 1 (Python ウィンドウ)

この例では、単位のない値をデシベルに変換します。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "D:\Data\SAR\S1\20181014"
outRadar = arcpy.ia.ConvertSARUnits(
     "IW_manifest_TNR_CalB0_Dspk_RTFG0_GTC.crf", "LINEAR_TO_DB")
outRadar.save("IW_manifest_TNR_CalB0_Dspk_RTFG0_GTC_dB.crf")
ConvertSARUnits の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

この例では、単位のない値をデシベルに変換します。

# Import system modules and check out ArcGIS Image Analyst extension license
import arcpy
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")
from arcpy.ia import *

# Set local variables
in_radar = "D:\Data\SAR\S1\20181014\IW_manifest_TNR_CalB0_Dspk_RTFG0_GTC.crf"
out_radar = "D:\Data\SAR\S1\20181014\IW_manifest_TNR_CalB0_Dspk_RTFG0_GTC_dB.crf"
conversion_type = "LINEAR_TO_DB"

# Execute 
outRadar = arcpy.ia.ConvertSARUnits(in_radar, conversion_type)
outRadar.save(out_radar)

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 Image Analyst
  • Standard: 次のものが必要 Image Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 Image Analyst

関連トピック