ルックアップ テーブルの構成 (Configure Lookup Table) (Location Referencing)

Location Referencing ライセンスで利用可能です。

サマリー

マルチフィールド ルート ID で使用されている 1 つ以上のフィールドに対してルックアップ テーブルを構成します。

このツールは、マルチフィールド ルート ID に対して [既存のデータセットから LRS ネットワークを作成 (Create LRS Network From Existing Dataset)] または [LRS ネットワークの変更 (Modify LRS Network)] を実行した後で実行することができます。

LRS、ネットワーク、およびイベントの作成の詳細

ルックアップ テーブルは、マルチフィールド ルート ID を構成しているフィールドに使用できる値 (たとえば、道路名のリストや地名情報システム (GNIS) コード) が数百または数千ある場合に、コード値ドメインの代わりに使用します。 ルックアップ テーブルは、主にルートを作成する際に使用されます。

使用法

  • ルックアップ テーブルには、[ルックアップ キー] パラメーター フィールドと [ルックアップ ディスプレイ] パラメーター フィールドの両方を構成できるため、ユーザーはディスプレイ値を使用してキー値を検索することができます。

    • Lookup Key フィールドは、マルチフィールド ルート ID のフィールドに保存される値です。
    • Lookup Display フィールドは、マルチフィールド ルート ID のテキスト ボックスに表示される値です。

  • [適用先のフィールド] パラメーターのドロップダウン メニューには、選択された [LRS ネットワーク フィーチャクラス] のマルチフィールド ルート ID の一部となっているフィールドだけが表示されます。

    注意:

    [ルックアップ キー フィールド] パラメーター値は、ジオデータベースに保存され、フィールドとしても、マルチフィールド ルート ID の一部としても使用されます。

    Lookup KeyLookup Display は、ルックアップ テーブル内で同じフィールドにすることも別々のフィールドにすることもできます。

    [ルックアップ キー] パラメーターのドロップダウン メニューには、ルックアップ テーブル内のフィールドのうち、フィールド タイプが同じであり、長さが [適用先のフィールド] パラメーターのドロップダウン メニューで選択されたルート フィールド以下であるフィールドだけが表示されます。

  • [ルックアップ ディスプレイ] パラメーター値は、必要に応じて指定します。 ルックアップ テーブルに存在しない値を許可する場合は、[ルックアップ ディスプレイ] パラメーターを構成することができません。

  • Location Referencing では、ルックアップ テーブルだけが読み取られます。このテーブルにレコードは追加されません。 目的の値が存在しない場合は、このツールを使用してルックアップ テーブルに追加することができます。

  • フィールドにパディングが構成されている場合は、Lookup Key フィールドの値がフィールド長よりも短いと、そのパディングが追加されます。

  • LRS ネットワークごとに 1 つのルックアップ テーブルしか構成できません。

  • ルックアップ テーブルがマルチユーザー ジオデータベース内にある場合は、そのテーブルをバージョン非対応にする必要があります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
LRS ネットワーク フィーチャクラス

ルックアップ テーブルが構成される入力 LRS ネットワーク フィーチャクラス。 ネットワークには、マルチフィールド ルート ID が必要です。

Feature Layer
ルックアップ テーブル

道路名とそれに対応する GNIS コードのリストを含むテーブル。 このテーブルは、スタンドアロン テーブルにすることも、SDE に配置することもできます。

Table View
適用先のフィールド

[ルックアップ テーブル] が構成される LRS ネットワークのルート ID フィールド。

String
ルックアップ キー

[ルックアップ テーブル] 内のキー フィールド。

String
ルックアップ ディスプレイ
(オプション)

[ルックアップ テーブル] の説明フィールド。 このフィールドは、マルチフィールド ルート ID のテキスト ボックスに表示されます。

String
任意のルックアップ値を許可
(オプション)

ルックアップ テーブルに存在しない値を追加できるようにするかどうかを指定します。 このオプションをオンにした場合は、[ルックアップ ディスプレイ] パラメーターを構成できません。

  • オン - テーブルに存在しない値を構成できます。
  • オフ - ルックアップ ディスプレイ値を構成できません。 これがデフォルトです。
Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力ネットワーク フィーチャクラス

[ルックアップ テーブル] が構成された更新済みのルート ネットワーク フィーチャクラス。

Feature Layer

arcpy.locref.ConfigureLookupTable(in_feature_class, lookup_table, field_applied_to, lookup_key, {lookup_display}, {allow_any_lookup_value})
名前説明データ タイプ
in_feature_class

ルックアップ テーブルが構成される入力 LRS ネットワーク フィーチャクラス。 ネットワークには、マルチフィールド ルート ID が必要です。

Feature Layer
lookup_table

道路名とそれに対応する GNIS コードのリストを含むテーブル。 このテーブルは、スタンドアロン テーブルにすることも、SDE に配置することもできます。

Table View
field_applied_to

lookup_table が構成される LRS ネットワークのルート ID フィールド。

String
lookup_key

lookup_table 内のキー フィールド。

String
lookup_display
(オプション)

lookup_table の説明フィールド。 このフィールドは、マルチフィールド ルート ID のテキスト ボックスに表示されます。

String
allow_any_lookup_value
(オプション)

ルックアップ テーブルに存在しない値を追加できるようにするかどうかを指定します。 このオプションをオンにした場合は、lookup_display パラメーターを構成できません。

  • DO_NOT_ALLOW_ANY_VALUEテーブルに存在しない値を構成できます。
  • ALLOW_ANY_VALUEルックアップ ディスプレイ値を構成できません。 これがデフォルトです。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_feature_class

[ルックアップ テーブル] が構成された更新済みのルート ネットワーク フィーチャクラス。

Feature Layer

コードのサンプル

ConfigureLookupTable の例 1 (Python ウィンドウ)

ConfigureLookupTable ツールを Python ウィンドウで使用する方法を示しています。

# Name: Configure_Lookup_Table.py
# Description: Configures a Lookup Table outside of database.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Tool variables
LRS_Network = r"C:\RH_Data.gdb\LRS\StateLog"
Table = r"C:\Data\cityCodeLookup.dbf"

# Execute the tool
arcpy.locref.ConfigureLookupTable(LRS_Network, Table, "CITY_CODE", "CODE", "DESC_LOOKU", "DO_NOT_ALLOW_ANY_VALUE")

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')
ConfigureLookupTable の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

ConfigureLookupTable ツールをスタンドアロン Python スクリプトで使用する方法を示します。

# Name: Configure_Lookup_Table.py
# Description: Configures a Lookup Table present in the same database.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

# Import arcpy module
import arcpy

# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Set LRS network and table
LRS_Network = r"C:\RH_Data.gdb\LRS\StateLog"
Table = r"C:\RH_Data.gdb\cityCodeLookup"

# Execute the tool
arcpy.locref.ConfigureLookupTable(LRS_Network, Table, "CITY_CODE", "CODE", "DESC_LOOKU", "DO_NOT_ALLOW_ANY_VALUE")

print("Table configured successfully")

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)

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