値の収集 (Collect Values) (ModelBuilder)

サマリー

反復子から出力値を収集するか、値のリストから複数の値を含む単一の入力に変換します。

ModelBuilder での値の収集の詳細

使用法

  • このツールはモデルで使用する ModelBuilder からのみ利用できます。 このツールは、[ジオプロセシング] ウィンドウまたは Python からは利用できません。

  • [出力値] パラメーターの値は、[マージ][アペンド][モザイク][セル統計情報] ツールなど、複数値パラメーターを含むツールへの入力として使用できます。 [出力テーブル] パラメーターの値を使用すると、収集された値をテーブルにエクスポートすることができます。

  • 注意:

    ツールを ModelBuilder に初めて追加した場合、必須パラメーターの値がまだ指定されていないため、これらのツールはグレーの実行不能状態になります。 これらのツールとは異なり、[値の収集] ツールは常に黄色の実行可能状態になります。 これは、このツールへの入力を空にすることができる (有効な入力と見なされる) ためです。 [値の収集] ツールと同様に、[値の評価][データの存在][ブランチのマージ] ツールでも空の入力が可能です。

  • モデル パラメーターであるツールの出力は、変数名を使用してマップの表示に追加されます。 モデル内で反復子を使用し、すべての反復処理の出力を、変数名の代わりに一意の出力名を使用してマップの表示に追加する場合は、表示する出力を [値の収集] ツールに接続し、[値の収集] の出力を右クリックして、モデル パラメーターに設定します。

  • [値の収集] ツールを使用すると、[ジオプロセシング] ウィンドウに出力パラメーターを表示しなくても、ツールの出力をマップ表示に追加することができます。 たとえば、[ジオプロセシング] ウィンドウでモデルを実行する場合に、モデルで [バッファー] ツールの出力パラメーターがモデル パラメーターとして使用されていると、そのパラメーターが表示されるので、出力場所を変更できます。

    また、出力場所を変更できないようにする場合は、次の手順を実行します。

    1. [バッファー] ツールの出力パラメーターを [値の収集] ツールに接続します。
    2. [バッファー] ツールの出力パラメーターを右クリックし、[パラメーター] をオフにして、そのモデル パラメーターを削除します。
    3. [値の収集] ツールの [出力値] パラメーターを右クリックし、[パラメーター] をオンにして、そのモデル パラメーターを追加します。

    モデルが [ジオプロセシング] ウィンドウから実行された場合、出力パラメーターは表示されないので、変更することができません。 ツールを実行すると、[値の収集] ツールから出力が取得されるため、出力がまだマップに追加されます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力値

収集される入力値。

Any Value
出力テーブル
(オプション)

収集された値を含む出力テーブル。

Table

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力値

収集された値。

Any Value

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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