ルート レイヤーとして共有 (Share As Route Layers) (Network Analyst)

ArcGIS Pro 3.4 | | ヘルプのアーカイブ

サマリー

ネットワーク解析の結果をルート レイヤーとしてアクティブなポータルで共有します。 ルート レイヤーには、ルートに割り当てられた訪問先、特定のルートでサービスが提供される訪問先、移動方向などのルートに関するすべての情報が含まれます。

ルート レイヤー アイテムは、モバイル作業者にルート ガイダンスを提供する場合には、ArcGIS Navigator などの各種アプリケーションで使用し、ルート レイヤーに含まれているルートをカスタマイズする場合には、Map Viewer Classicルート案内ウィンドウで使用し、ルート レイヤーからルート解析レイヤーを作成する場合には、ArcGIS Pro で使用することができます。

使用法

  • このツールは、ルート レイヤー アイテムを作成し、アクティブなポータルとして指定されたポータルで共有します。 アクティブなポータルは、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 10.5.1 以降にする必要があります。

  • アクティブなポータルにサイン インしているユーザーには、空間解析とコンテンツ作成を実行する権限が必要です。

  • 同じ名前のルート レイヤー アイテムが指定のフォルダー内に存在する場合は、新しいアイテムが同じ名前で作成されます。 重複するアイテムが作成されないようにするための方法の 1 つは、このツールでルート レイヤーを作成する際に一意の [ルート名の接頭辞] 値を使用することです。

  • このツールを Python スクリプトで実行すると、ArcGIS Pro に最後にアクセスしたアクティブなポータルがルート レイヤーの作成に使用されます。

  • 作成できるルート レイヤーの最大数は 1,000 です。 入力ルート データに 1,000 を超えるルートが含まれている場合、タスクはエラー メッセージを出力して失敗します。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
ネットワーク解析レイヤーまたはルート データの入力

ルート レイヤー アイテムの作成元であるネットワーク解析レイヤー。 ネットワーク解析レイヤーは、解析済みである必要があります。

ルート、最寄り施設、配車ルート、ラスト マイル デリバリーの各ネットワーク解析レイヤーがこのパラメーターへの有効な入力としてサポートされています。

arcpy.nax 解析結果オブジェクトsaveRouteData() メソッドによって作成されたルート データを含む .zip ファイル、または正しいスキーマでルート データの圧縮されたジオデータベースを返す REST API のサービス パラメーターを入力にすることもできます。

File; Network Analyst Layer
サマリー
(オプション)

ルート レイヤー アイテムで使用されるサマリー。 このサマリーは、ルート レイヤー アイテムのアイテム情報の一部として表示されます。 値を指定しないと、デフォルトのサマリー テキスト (<ルート名> のルートおよびルート案内) が使用されます。ここで、<ルート名> は、ルート レイヤーで表されるルートの名前に置き換えられます。

String
タグ
(オプション)

ルート レイヤー アイテムの説明と識別に使用されるタグ。 それぞれのタグはカンマで区切られます。 ルート名は、他の値が指定されていない場合でも、常にタグとして取り込まれます。

String
ルート名の接頭辞
(オプション)

すべてのルート レイヤー アイテムのタイトルに付加される修飾子。 たとえば、ルート名の接頭辞として Monday morning deliveries を使用すると、月曜日の午前中に行われる配達でのルート解析によって作成されたすべてのルート レイヤー アイテムがグループ化されます。 値を指定しないと、ルート名のみを使用してルート レイヤー アイテムのタイトルが作成されます。

String
ポータル フォルダーの名前
(オプション)

ルート レイヤー アイテムが作成されるパーソナル オンライン ワークスペース内のフォルダー。 指定された名前のフォルダーが存在しない場合は、フォルダーが作成されます。 指定された名前のフォルダーが存在する場合は、既存のフォルダー内にアイテムが作成されます。 値を指定しないと、ルート レイヤー アイテムがオンライン ワークスペースのルート フォルダー内に作成されます。

String
共有範囲
(オプション)

ルート レイヤー アイテムにアクセスできるユーザーを指定します。

  • すべての人 (パブリック)ルート レイヤー アイテムがパブリックになり、すべてのユーザーがこのアイテムの URL を使用してアクセスできます。
  • 未共有ルート レイヤー アイテムは、このアイテムの所有者 (このツールの実行時にポータルに接続されているユーザー) とのみ共有されます。 つまり、このアイテムの所有者だけがルート レイヤーにアクセスできます。 これがデフォルトです。
  • 次のグループルート レイヤー アイテムは、接続されているユーザーが所属しているグループおよびそのメンバーと共有されます。 グループの指定には、グループ パラメーターを使用します。
  • 組織ルート レイヤー アイテムは、組織内のすべての認証済みユーザーと共有されます。
String
グループ
(オプション)

ルート レイヤー アイテムの共有先となるグループのリスト。 このパラメーターは、[共有範囲] パラメーターが [次のグループ] に設定されている場合にのみ適用されます。

String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
ルート レイヤー アイテム

ポータルで共有されたルート レイヤー アイテム。

String

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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