Web マップのエクスポート (Export Web Map) (サーバー)

サマリー

Web アプリの状態 (たとえば、含まれるサービス、レイヤーの表示設定、クライアント側のグラフィックス) に基づいて、指定された対象地域の印刷可能なページ レイアウトまたは基本的なマップを返します。

使用法

  • このツールの入力は、Web マップ内のレイヤー、グラフィックス、およびその他の設定を表す JSON 形式のテキストです。 ExportWebMap 仕様に従って JSON を構成する必要があります。

  • このツールは、事前構成済みの PrintingTools サービスなど、印刷用の Web サービスに対応するために ArcGIS Server に含まれています。 ArcGIS API for JavaScript では、PrintingTools サービスを使用して、マップ印刷のための画像を生成します。

  • ローカル ベクター データを収容するサービス レイヤーをスワップしたり、マップ ブックを作成したりするなど、高度な印刷が必要な場合は、このツールの代わりに、Pythonarcpy.mp モジュールに実装されている ConvertWebMapToArcGISProject 関数を使用してください。 Python スクリプトを Web アプリで使用できるようにするには、ArcGIS Server ジオプロセシング サービスを介してスクリプトを公開できます。 詳細については、ArcGIS Server ヘルプの「Web アプリケーションでの印刷」をご参照ください。

  • TIFF エクスポート形式タイプは、アルファ チャンネルで空間対応の 32 ビット .tiff ファイルを生成します。

  • [テンプレート フォルダー] パラメーターで指定されているフォルダーに、同じ名前の 2 つ以上のファイル (.rptt.rptx) を含めることはできません。 これは、印刷ジョブ中に要件を満たさない出力を回避するためのものです。 レイアウト テンプレートとレポート テンプレートはおなじ名前を共有できます。

  • レポート テンプレートが使用または指定されている場合、出力は PDF 形式にする必要があります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
JSON 形式の Web マップ

Web アプリに表示されるとおりにエクスポートされるマップの状態の JSON 表現です。このテキストの形式については、ExportWebMap 仕様をご参照ください。 ArcGIS API for JavaScript を使用すると、この JSON 文字列をマップから取得できます。

String
出力ファイル

出力ファイル名です。 ファイルの拡張子は、[形式] パラメーターの値によって決まります。

File
形式
(オプション)

印刷用に生成されるマップ イメージの形式を指定します。

  • 8 ビット Portable Network Graphics (PNG8)。8 ビット Portable Network Graphics (PNG8) が使用されます。 これがデフォルトです。
  • PDF 形式 (PDF)Portable Document Format (PDF) が使用されます。
  • 32 ビット Portable Network Graphics (PNG32)32 ビット Portable Network Graphics (PNG32) が使用されます。
  • Joint Photographic Experts Group (JPG)Joint Photographic Experts Group (JPG) が使用されます。
  • Graphics Interchange Format (GIF)Graphics Interchange Format (GIF) が使用されます。
  • Encapsulated PostsScript (.eps)Encapsulated PostScript (EPS) が使用されます。
  • SVG (スケーラブル ベクター グラフィックス)SVG (スケーラブル ベクター グラフィックス) が使用されます。
  • SVGZ (圧縮スケーラブル ベクター グラフィックス)SVGZ (圧縮スケーラブル ベクター グラフィックス) が使用されます。
  • Adobe Illustrator Exchange (AIX)Adobe Illustrator Exchange (AIX) が使用されます。
  • Tag Image File Format (TIFF)Tag Image File Format (TIFF) が使用されます。
注意:

出力ファイルの背景は必ず不透明になります。

String
テンプレート フォルダー
(オプション)

テンプレートとして使用するレイアウト ページまたはレポート ページ (.pagx.rptx、および .rptt ファイル) が格納されているフォルダーの絶対パス。 デフォルトの場所は、<install_directory>\Resources\ArcToolBox\Templates\ExportWebMapTemplates です。

Folder
レイアウト テンプレート
(オプション)

リストから選択したテンプレートの名前、または MAP_ONLY キーワード。 MAP_ONLY を使用した場合または空の文字列を渡した場合は、出力マップにページ レイアウト要素 (タイトル、凡例、縮尺記号など) が含まれません。

String
レイアウト アイテム ID
(オプション)

テンプレートに使用されるレイアウト アイテムのポータル ID (JSON 形式)。 形式 {"id": "<portal-id>"} を使用します。 値が指定されている場合、このパラメーターが [レイアウト テンプレート] パラメーターより優先されます。

String
レポート テンプレート:
(オプション)

レポート テンプレートの名前。

このパラメーター値が指定されている場合、[形式] パラメーターを [PDF (Portable Document Format)] に設定する必要があります。 このパラメーターが指定されていない場合、出力ファイルにレポートは含まれません。

String
レポート アイテム ID
(オプション)

テンプレートに使用されるレポート アイテムのポータル ID (JSON 形式)。 形式 {"id": "<portal-id>"} を使用します。 値が指定されている場合、このパラメーターが [レポート テンプレート] パラメーターより優先されます。

String

arcpy.server.ExportWebMap(Web_Map_as_JSON, Output_File, {Format}, {Layout_Templates_Folder}, {Layout_Template}, {Layout_Item_ID}, {Report_Template}, {Report_Item_ID})
名前説明データ タイプ
Web_Map_as_JSON

Web アプリに表示されるとおりにエクスポートされるマップの状態の JSON 表現です。このテキストの形式については、ExportWebMap 仕様をご参照ください。 ArcGIS API for JavaScript を使用すると、この JSON 文字列をマップから取得できます。

String
Output_File

出力ファイル名です。 ファイルの拡張子は、Format パラメーターの値によって決まります。

File
Format
(オプション)

印刷用に生成されるマップ イメージの形式を指定します。

  • PNG88 ビット Portable Network Graphics (PNG8) が使用されます。 これがデフォルトです。
  • PDFPortable Document Format (PDF) が使用されます。
  • PNG3232 ビット Portable Network Graphics (PNG32) が使用されます。
  • JPGJoint Photographic Experts Group (JPG) が使用されます。
  • GIFGraphics Interchange Format (GIF) が使用されます。
  • EPSEncapsulated PostScript (EPS) が使用されます。
  • SVGSVG (スケーラブル ベクター グラフィックス) が使用されます。
  • SVGZSVGZ (圧縮スケーラブル ベクター グラフィックス) が使用されます。
  • AIXAdobe Illustrator Exchange (AIX) が使用されます。
  • TIFFTag Image File Format (TIFF) が使用されます。
注意:

出力ファイルの背景は必ず不透明になります。

String
Layout_Templates_Folder
(オプション)

テンプレートとして使用するレイアウト ページまたはレポート ページ (.pagx.rptx、および .rptt ファイル) が格納されているフォルダーの絶対パス。 デフォルトの場所は、<install_directory>\Resources\ArcToolBox\Templates\ExportWebMapTemplates です。

Folder
Layout_Template
(オプション)

リストから選択したテンプレートの名前、または MAP_ONLY キーワード。 MAP_ONLY を使用した場合または空の文字列を渡した場合は、出力マップにページ レイアウト要素 (タイトル、凡例、縮尺記号など) が含まれません。

String
Layout_Item_ID
(オプション)

テンプレートに使用されるレイアウト アイテムのポータル ID (JSON 形式)。 形式 {"id": "<portal-id>"} を使用します。 値が指定されている場合、このパラメーターが Layout_Template パラメーターより優先されます。

String
Report_Template
(オプション)

レポート テンプレートの名前。

このパラメーターが指定されている場合、Format パラメーターを PDF に設定する必要があります。 このパラメーターが指定されていない場合、出力ファイルにレポートは含まれません。

String
Report_Item_ID
(オプション)

テンプレートに使用されるレポート アイテムのポータル ID (JSON 形式)。 形式 {"id": "<portal-id>"} を使用します。 値が指定されている場合、このパラメーターが Report_Template パラメーターより優先されます。

String

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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